手土産への思い 職場の教養2019.9.1(日)の感想

「手土産への思い」あらまし・・・

大阪の友人に会うため東京駅から大阪まで新幹線で向かう予定のMさんは、東京駅でどうしても友人の為に買いたいお土産があります。

その土産店は人気店で、その日もすでに20人ぐらい行列になっていました。

自分の為なら並んでまで買わないと思ったMさんですが、友人の喜ぶ姿を想像していると自然と嬉しい気持ちが湧き上がってきました。

昔、友人が関西のお土産をMさんに買ってきてくれたことがあり、友人も自分と同じような気持ちで買ってきてくれたんだなと思いを馳せるMさん。

お土産を友人に渡すと、関西では入手できないため大変喜ばれ、友人の嬉しそうな顔をみて、並んでも買ってよかったと思ったMさんでした。

<今日のこころがけ>
相手の喜びを想像しましょう

「手土産への思い」職場の教養 感想

世の人々はMさんと同じ思いでお土産を買っているのでしょうか。混んでる駅の土産店などは、常にレジ待ちが多く、待っているお客様の表情を見ると皆疲労感がにじみ出ているように見えるので、義理で買ってる方が多いのではないかと思っていましたが、中にはMさんのような方も多数いらっしゃるのでしょうね。

お土産は相手とのコニュニケーションツール。相手がどう感じるか?考えながらお土産を選ぶ事って楽しそうだし、そうやって買ったお土産を渡す時の言葉の掛け合いも盛り上がりそうですね。

最近では、渡す相手のご家族にアレルギー持ちの方がいないか?など、買い物にもより一層気遣いが必要になってきていますが、それも含めて商品選びを楽しんでしまいましょう。

治験モニター募集【シスモール】

●●●●●
この記事は職場の教養の感想です。
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
朝礼の一言等の参考にしていただければ幸いです。

少しの気の緩み 職場の教養2019.8.30(土)の感想

「少しの気の緩み」 8月31日(土)職場の教養 あらまし・・・

Kさんが働いてるイベントホールは、夏の繁忙期には全国から千名を越えるお客様が集います。

週替りで開催されるイベントの準備はスピードも慎重さも要求され、当日になると時間に追われ判断を欠いてしまう場面が多く、この日Kさんは物を移動する際に前方不注意で机を壁にぶつけてしまい、壁が少し剥がれてしまいました。しかし、「これぐらいは大丈夫だろう」と報告を後回しにしてしまいました。

その後も目まぐるしく動く中でその事故の事は忘れてしまい、異変に築いた上司から壁の件を聞かれ叱責を受けました。

ぶつけただけならまだしも、「これくらいなら」という安易な考えで、失敗を更に酷くしてしまったKさん。これを教訓に普段の働きを見直し慎重に取り組む姿勢を身に着けていったKさんでした。

<今日のこころがけ>
気を引き締めて仕事と向き合いましょう

「少しの気の緩み」感想

どんな仕事にも、忙しい時、暇な時など波があります。

ずっといそがしい!という方でも、超絶忙しい時と、まあまあ忙しい時はあるので、少しでもその強弱を平準化できるかを冷静に考える事が必要だと思います。

気を引き締めて仕事に向かうだけでは、きっとKさんはまたミスをしてしまうでしょう。

現状の問題点をしっかりと洗い出し、あるべき姿を考える事が、ミスを防ぎ、より魅力的な仕事を行う為に必要な行動だと思います。

●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

心の整理 職場の教養2019.8.30(金)の感想

「心の整理」8月30日 職場の教養 あらまし・・・

会社に努めて約10年になる中堅社員のAさんは、バリバリ仕事をこなし上司からも部下からも慕われる存在。

そんなAさんがC社と進めている企画を電話のかけ間違えでB社の営業マンに連絡するというミスを犯してしまいました。

なんとかその場と取り繕い大事にならずに済みましたが、危うく今まで築き上げた信頼を失うところだったと反省し、電話のかけ間違えの原因となった携帯電話のアドレスの整理整頓を行いました。
「目に見えない机の引き出しの中や自身の心の中の整理し、後始末名人を目指したいものです」と職場の教養は締めくくっています。

<今日のこころがけ>
見えない部分も整理整頓をしましょう

整理整頓のコツは不要なものを捨てることだと思います。
不要なものが見つからないと感じるときは、自分の行動の優先順位が決まっていない時。
例えば仕事に例えると、何を目的に事業を行うのか?が定まっている時は、その事業を効率的に行う為、「やらないこと」を決めることが整理整頓にあたります。

部屋の掃除するときも、ものを捨てることができないと整理整頓できませんよね。過ごしやすい部屋にするために、自分の生活に必要なものにランキングをつけて、◯位以下は処分すると決めてしまわないとなかなか片付きません。

事業においても、人生においても価値観は変わっていきますが、その時に必要な事の優先順位をつけ、不要なものを捨てることが整理整頓のコツだと思います。

●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

日本古来の歌 職場の教養2019.8.19(木)感想

「日本古来の歌」8月29日 職場の教養 あらまし・・・

明治26年8月2日に文部省が儀式唱歌として「君が代」は告示されました。
「君が代」の元は、平安時代の「古今和歌集」に載る詠み人知らずの和歌です。

「我が君は千代にやちよにさざれ石の巌となりて苔のむすまで」(巻7、343)
これがその後、藤原公任が編んだ「和漢朗詠集」に収められ、「我が君」は「君が代」と歌われるようになりました。

その後さらに室町時代の謡曲「老松」で長寿を祝す曲として歌われたり、オペラ「蝶々夫人」では「さくらさくら」等とともに日本の文化を表す曲として劇中で使用されたりしています。

海外の国家と比較しても「君が代」は荘厳(そうごん)で厳粛な曲調です。

令和の御代を迎えて、あらためて「君が代」に込められた思いに目を向けて先人の思いを感じ取ってみてはいかがでしょうか。

<今日のこころがけ>
和歌に親しみましょう

日本古来の歌 職場の教養 感想

日本古来の歌として本日の職場の教養は「君が代」が取り上げられています。
日本人であれば、国歌である「君が代」を知らない人はいないとおもいますが、小学・中学・高校と行事がある際には「君が代」を斉唱します。

大人になってからは「君が代」を斉唱する機会は少ないですが、オリンピック等の国別競技を行う際や相撲等、スポーツの世界で演奏されたのをみる機会は多いですね。ほんと、対戦相手の外国人選手の母国国歌に比べると、「君が代」は荘厳で身の引き締まる感じがします。

「君が代」をネットで調べると以下のように説明されています。
⇣⇣⇣⇣⇣

10世紀初頭における最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』の「読人知らず」の和歌を初出としている。当初は「祝福を受ける人の寿命」を歌ったものだが、転じて「天皇の治世」を奉祝する歌となった。1869年明治2年)に薩摩藩の砲兵隊長・大山弥助(大山巌)が薩摩琵琶の『蓬莱山』にある「君が代」を歌詞として選び、その後1880年明治13年)に宮内省雅楽課が旋律を改めて付け直し、それをドイツ人の音楽教師フランツ・エッケルト西洋和声により編曲したものが、1893年明治26年)の文部省文部大臣井上毅の告示以降儀式に使用され、1930年には国歌とされ、定着した。1999年平成11年)に「国旗及び国歌に関する法律」で正式に日本の国歌として法制化された[4]。世界で最も短い国歌である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

古今和歌集が源流だったのですね。

その後の説明に、「大山巌」や「井上馨」など教科書にも載っている江戸後期〜明治初期に活躍した人の名が記載されていて、まったく掴みどころのなかった「君が代」が、先輩たちによって形作られていったのだと感じることができます。

一番ビックリなのは、1999年(平成11年)に正式に日本の国歌として法制化されたとある事。「つい最近やんけ!」と思いませんか?(笑)

「令和」という元号も、古代日本の和歌が源流なので、なんとなく「君が代」と「令和」の成り立ちは似ていますね♪

詠み人知らずなら解釈も自由

「君が代」の源流が詠み人知らずの和歌なら解釈は人それぞれでOK。
という事で、僕なりに都合よく解釈してみました。

「君が代」
君が代は。 ちよにやちよに。
さざれいしの。巌となりて。
こけのむすまで。

<要訳 : 僕訳>

成熟した人たちが、永遠に、生まれ変わってからも
協力し、団結して
固い絆で生きていこう
また、そういう人間の循環を目指していこう

という感じでしょうか。
ちょっと仏教的ですかね(笑)


●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

よどみ 職場の教養2019.8.28(水)の感想

「よどみ」 8月28日 職場の教養 あらまし・・・

「よどみ」とは
①水がながれないでたまっていること
②事がすらすらとすすまないこと
という意味があります。

自動車の販売会社で車両の整備をしているKさんが営業部へ移動になった事から今日のエピソードは始まります。

営業経験の無いKさんは「車の販売なんてできない」「自分の正確には営業は合わない」「人よりも機械に向き合っていたい」と思っていて、なかなか販売台数も伸びなくて苦しい状況でした。

そこで、同じ整備から営業に配属された先輩に相談してみると、「営業が苦手だとおもっても本気でやってみないとわからないもの。今の仕事に心を向けて取りかかってみなさい」とアドバイスを受けました。

Kさんは先輩のアドバイスをもとに、心のわだかまりを捨て、仕事にとりくみました。
そうすると、整備の経験も活きて車のアフターフォローまで提案できるセールスマンへと成長したのです。
心の風通しをよくした事で「よどみ」の状態から抜け出せたというエピソードでした。

<今日のこころがけ>
わだかまりを捨てましょう

わだかまりを捨てましょう 職場の教養 感想

「よどみ」について
①水がながれないでたまっていること
②事がすらすらと進まないこと

と紹介されていますが、
③底に沈んでたまること

という意味もありますよね。

要するに、「動かない水は腐る」という意味の言葉だと思います。
今日の職場の教養みたいに、先輩の助言どおり素直に頑張れる人はなかなかいないのではないでしょうか?
やっぱり「車の販売なんてできない」「自分の性格には合わない」と考えてしまいますよね。

そんな時は「自分は今よどんでいる」と自覚するとよいと思います。
よどむという表現をしているのは、人間のこころが水の性質に似ているからだと思います。

「動かない水は腐る」のですから、よどみから抜け出すにはとにかく動く事です。
ある意味、転職する事だってよどみから抜け出す選択肢の一つです。
「動いていれば腐らない(よどまない)」と考え、前向きに動き続けていたいものです。

人の心は水の性質に似ている?という過去記事はこちら
⇣⇣⇣⇣⇣⇣
https://ukara-yakara.net/2019/07/utuwa/


●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

                            acworksさんによるイラストACからのイラスト                            

誰にでもできる仕事 職場の教養2019.8.27(火)の感想

誰にでもできる仕事 8月27日 職場の教養 あらまし・・・


阪急電鉄の創設者 小林一三氏の「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」という言葉をピックアップし、僕たちが毎日行う仕事も、内容によってやる気が常に変化していないか?と問いかけるところから今日の職場の教養は始まっています。

誰にでもできる単純な仕事を任されて、慣れていくと自分が評価されていないように錯覚してしまい、腐ってしまいがちです。けれど、そこで腐らず、この単純作業をどうやって短時間で美しく仕上げてやろうか?と成果を追求してみようと問いかけています。
周囲はよく見ているもの。心がけと積み重ねが将来実を結んでいくことでしょう。

<今日のこころがけ>
与えられた仕事こそ飛躍のチャンスにしましょう

誰にでもできる仕事 職場の教養 8月28日(火)感想

下足番を命じられて、信長の靴を温めたことで評価を浴びたという木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の話は有名ですね。
この話は本当かどうかはさておき、単純作業を創意工夫することで評価を浴びるエピソードはとっても気持ちいいですね!

部屋を掃除するにしても、なんとなく掃除するよりも、掃除の段取りを決め道具を準備し、段取りどおりにテキパキと行うと仕上がりは全然違うと思います。掃除してる人も、見ている人も気持ちよくさせてくれますよね。

単純作業の中に、幸せが沢山埋もれているのかもしれません。
皆で発掘したいですね♪

治験モニター募集【シスモール】

●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

漢字を見直す 職場の教養2019.8.26(月)の感想

「漢字を見直す」・・・あらまし

たまご料理が大好きなTさんはある時ふと「卵」と「玉子」はどう違うのだろうか?と思い立ちました。

調べところ諸説ある事がわかりましたが概ね

卵•••調理前のそのままの状態

玉子•••調理後

となる事がわかりました。

ですので、生たまごは生卵、たまご焼きは玉子焼きという表記になります。

これを機に漢字表記に興味を持ったTさん。

他にも

しょうゆ•••醤油 正油のように「醤」の字が難しい為に「正」で表記する代用表記があることや、

「的を射る(まとをいる)」を(まとをえる)と間違えたり

「時期尚早(じきしょうそう)を(じきそうしょう)と誤って発していた事に気付きました。

漢字の由来を調べ事で、正しく美しい言葉を使おうとTさんは決意したようです。

<今日のこころがけ>
正しい言葉を遣いましょう

「漢字の見直し」 職場の教養8月26日(月)感想

最近は紙に字を書く機会も減っているので、一度PCでたまごを「玉子」と入力すると、次回以降も玉子と変換されやすくなり、紙に書くよりも違いを認識しないと間違いを継続してしまいがちな時代です。

また、的を射るや時期尚早のような読み方の違いの他にも

「早急に(さっきゅうに)」を(そうきゅうに)

「重複(ちょうふく)を(じゅうふく)など、ビジネスで多様する言葉も間違える人の方が多いです。
*PCでは「じゅうふく」と入力しても重複がでてきます

せっかく服装やマナーがしっかりしていても言葉が間違えていては「中味のない人だ」と思われてしまうかもしれません。

外見の身だしなみとともに内面の身だしなみとして正確で美しい漢字・言葉を選択したいですね。

●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

街のオアシス 職場の教養2019.8.25(日)

<街のオアシス> あらまし

地球温暖化や都市部のヒードアイランド減少によって都市周辺の生活者が夏に感じる暑さは厳しさを増しています。
異常な気候変動による気温の上昇は今後もある程度進むと言われています。
環境省では街中の暑さ対策ガイドラインが発表され微細ミストや冷却ルーバー、日除けや藤棚などが紹介され街中での取り組みは進んでいるようですが、最終的には個々人が熱中症対策を施しながら、少しでも快適な空間を選択し、夏の暑さを少しでも楽しみましょうと締めくくっています。

<今日のこころがけ>
暑さ対策を万全にしましょう

<街のオアシス> 感想

近年の夏は、体温よりも高い気温があたりまえになりつつあります。
そんな中ビジネスマンで、ネクタイを着用しジャケットまで来ている方もいて、頭がさがるばかりですが、見ているこちらまで暑くなってきます笑

ビジネスマナーは「TPOをわきまえて」なんて言われますが、気温を考慮した服装でも失礼にあたらない「気温が30度を越えたらノーネクタイでも失礼にあたらない」というような文化になると嬉しいですね。

ちなみに僕は夏はノーネクタイ。でも、合う相手が年配の方で「服装や礼儀を気にされる方」と想定される場合はやはりネクタイ着用します。話してる最中に汗が吹き出してくるので、ネクタイしたくないんですけどね(笑)

半袖のYシャツに、ネクタイに見えるアップリケかなんかが縫い付けてあるようなYシャツを開発して欲しいものです。

●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。

自分を振り返る 職場の教養2019.8.24(土)

<自分を振り返る> あらまし

Kさんは両親や先祖の眠るお墓のお参りと、いつも墓を掃除してくれている兄弟や親類に感謝の言葉を伝えるのを目的に3年ぶりに帰省しました。

お墓に刻まれている先祖の名前を見ていると今までと違う感覚になり、何代もつづく祖先からの命の流れの中の1つが自分の今の命であるという感謝の気持ちが湧いたKさん。

故郷を後にしてからも命のリレーを継続している自分の命をもっと大切にし、輝かして行こうと自覚したKさん。お墓参りが自分のあり方を省みるよい機会となりました。

<今日のこころがけ>
授かった命に感謝して働きましょう

感想

今の自分が存在するのは、間違いなくご先祖からの命のリレーのおかげ。
そうやって考えると、どんなにつらい時でもご先祖が味方してくれていると思え勇気が湧いてきます。
僕は、無くなった方がお盆になるとこの世にかえってくるとか、そういう事はわかりませんが、ご先祖たちからの命を受け継いでいる事を自覚するためのイベントがお盆であり、お墓参りなのではないかと思います。

日々、感謝感謝ですね。

息子の言い分 <職場の教養2019.8.22(金)>

息子の言い分 職場の教養8月23日(金)あらまし

一家の大黒柱であるSさんが帰宅した直後、奥さんから「またM(息子)が学校で問題を起こしたの!」と聞かされました。
すぐにMを呼び出し、頭ごなしに説教したSさんに対して「父さんはいつもそうだ!自分の話を何も聞かずに、一方的に怒ってばかり。何も知らないくせにっ!」と言われてしまいました。
息子の言葉に驚き「確かに息子の話を聞いていなかった」と気付かされたSさん。反省し息子の話を聞いてみると、息子だけが悪いわけではなく、他に問題がありそうな事がわかりました。

息子のMに侘びたSさん。
息子だけではなく、職場でも部下や後輩の話を聞いていただろうか?一方的に自分の意見を押し通していたのではないか?と反省。自分本位の姿勢を改めて行こうと決意したSさんのエピソードでした。

<今日のこころがけ>
相手の話をよく聞きましょう

「息子の言い分」 感想

「息子や部下は自分より立場が下」と考えてしまうと一方的に自分の意見を押し通すのがあたりまえ。相手の意見は聞く必要が無いと勘違いしがちです。

軍隊的というか、拡大していく世界でのマネージメントの手法で、とても古いやり方だと感じます。


もちろん上下関係はハッキリさせないと、仕事の流れや決済など不具合発生する場面が多くなるので、上下関係や役割分担はしっかり定める必要ありますが、あくまでも仕事の目的を遂行するための役割分担という認識が必要です。

舞台演劇のように、主役・脇役・裏方などがそれぞれ協力することで立派な舞台が成立するのと同じ。裏方は主役と同じ仕事はできないけど、主役も裏方ができない。それぞれが自分の役割をこなすことで、舞台が成立すると自覚すれば、一方的に自分の意見を押し通すこともなくなっていくのではないでしょうか。
そして、「感動する演劇にするために自分は裏方として◯◯な仕事をする!」という自覚が大切なのですから、演劇がどんなメッセージを発するのか、それをどのうような進行で訴えかけていくのかが明確になっていないと、それぞれの立場でどうやって演劇に貢献するのかもわからなくなり、一体感のない舞台となるのでしょう。

企業の場合は経営の目標やミッションが演劇内容になります。

そう考えると、経営の目標がハッキリしていなければ、組織もバラバラになるという事です。

Sさんの息子Mさんのように、指摘してくれる人がいるのは幸せな事です。一方的な上司に対して部下は指摘せずに辞めていきます。管理者は部下を管理するより前に、自分を管理するという姿勢が大切なのでしょうね。

●●●●●
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子で、一日毎に示唆に富んだ内容が記されています。
この記事はその冊子を読んで自分なりに解釈し、感想を述べています。