うちの会社は何をする会社 あらまし・・・
最近はスピーカーに話しかけると家電を操作できたり、自動車の自動運転がまもなく実現される等、AI化の波が押し寄せています。
一般社団法人倫理研究所発行 「職場の教養」より
こうした時間の流れは生活環境にも変化をもたらし、それと共に業種や業態にも影響を及ぼしていきます。
会社も時代の変化に乗り遅れると存続問題にもつながります。自身のアンテナを伸ばし、変化していく情報をキャッチしていくことが不可欠です。
変化が激しい時代には、会社が何のために社会に存在するのか?誰の為に必要な会社なのかを明確化することが大切です。
<今日のこころがけ>
わが社の目的と方向性に意識を向けましょう
うちの会社は何をする会社 感想
すでに会社として存在していて、顧客と取引している場合は「何をする会社」か答えられるハズですが、「誰の為に必要な会社なのか?」となると答えに苦しむ会社が多いと思います。
人口が増えている時は、そんな事を考えなくても充分会社として存在できたのだと思いますが、すでに人口はシュリンクしていて、会社は消費者に買ってもらうための商品やサービスづくりに必死です。買ってもらう為には目立たないといけないし、それが必要なものでないといけません。
例えば醤油を製造する会社の場合。「何をする会社か?」と質問された場合は「醤油を製造販売する会社」と答えられると思いますが、「誰の為に必要な会社なのか?」と質問された場合、明確に答えられる会社と、「消費者」というような広い意味の答えになる会社と分かれます。
「消費者」と答える会社の場合、消費者の何に照準を合わせて商品を作ればいいのでしょうか?それが明確に定まっていないと「誰にでも買いやすい醤油」という事になり、それは結局「安い醤油」になりかねません。
スーパーの店頭に並んでる同じ色、同じような容器に入った醤油の中で、消費者が選ぶ基準は「価格」になりかねません。
だからこそ、誰のために必要な会社なのか?どんな価値観の人に買ってもらう醤油を作る会社なのか?を決めていく必要があります。
その上で、その価値観の人に買ってもらう為にはスーパーの店頭が良いのか?ネットでの販売がよいのか?口コミがよいのか?一番目立つところで販売するべきだと思います。
「消費者の為に」から「誰かの為に」へ目的と進路の変更はできているでしょうか?
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この記事は職場の教養の感想です。
「職場の教養」とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子です。