おはようございます。@ukara91です。
3月24日(火)の職場の教養は「父が着ていたコート」です。
父が着ていたコート
気温が少しずつ上ってくるこの時期、毎年、Mさんは冬物の衣類を整理します。その中には、十四年前に亡くなった父のコートがあります。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月24日(火)「父が着ていたコート」より
そのコートは、会社員だった父が昇進した際に、母がプレゼントしたものです。
生地はカシミヤで、当時、数十万円もする高級品でした。父亡き後はそれを着る人がいなかったため、長い間タンスにしまわれていました。
Mさんが社会人になった時、母から「お父さんの形見だから」と譲り受けました。古いコートで流行のデザインではありませんが、良質の生地で擦れているところもなく、支障なく着用できそうでした。
冬になり、それを着て会社に行くと、上司から「いいコートだね。自分で買ったの?」と尋ねられました。それまでの経緯を話すと、「亡きお父さんが、いつも傍で見守ってくれていると思って大切にしなさい」と言われました。
<父もこのコートを着て仕事に行っていたのだ>と思うと、心強くなり仕事への気概が高まったMさん。春には、感謝を込めてそれを丁寧にしまいます。
<今日の心がけ>
思い出の品を大切にしましょう
父が着ていたコート 感想
物にも魂が籠もっているとか、念が入っているとかは僕にはわかりませんが、形見のような物を身に着けていると、その人が自分を応援してくれているような気持ちになる事があります。
孤独に陥った時などには、過去の人でも自分の味方になってくれるパワーをいただけるのはありがたい事です。
どんな状況でも、自分の事を一人でも気遣ってくれるからには、その人の為にもしっかりと生きていかなければならないと思います。