職場の教養 感想「梅干し」

おはようございます。@ukara91です。
6月15日(月)の職場の教養は「梅干し」です。

梅干し

 6月は、梅の実がみのる季節です。採れたばかりの新鮮な梅の実は、ジャムやシロップ、梅酒など、様々なものに加工されていきます。
 広い用途がある梅の実ですが、その代表ともいえる加工食品の一つに、「梅干し」があります。酸味と塩気が強く、白米にもお茶にも合う梅干しは、日本では馴染み深い伝統食の一つとなっています。
 古来、携行食、保存食、傷の消毒などに重宝されていた梅干しは、江戸時代になると町民や農民も作るようになり、身近な食べ物となりました。
 今では梅干しを作る家庭も少なくなってきましたが、様々な効能や保存食としての有用性は、昔も今も変わりがありません。
 科学的に証明されていなかった頃でも、私たちの祖先はそれらを知っていたのでしょう。そうした知恵を子に孫に代々受け継いで、今に伝えてきたのです。
 現在、量販店などで容易に手に入る梅干しですが、遥か昔の人々の知恵が込められていると思うと、より味わいが深くなることでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月15日(月)「梅干し」より

<今日の心がけ>
食を通じて伝統を学びましょう

「梅干し」感想

 最近はおいしい梅干しが少なくなってきましたね。
梅干しはしょっぱくて酸っぱいからおいしいのですが、お店で売っている梅干しは甘くて塩分控えめなものが多いです。僕はしょっぱいのが好みなんですよね。

 梅干しは赤い色ですが、梅はそもそも緑色です。植物は自分の身を守るために毒(生物毒)を身にまとう事が多いですが、青梅の毒も有名です。

木になったばかりの若い青梅を生で食べると、めまいや嘔吐を起こすなんて聞いたことありますが、大量に食べない限り害はないのでしょう。

青梅に限らず、植物には毒性のあるものが多いですが、煮たり焼いたり塩漬けしたりと、一定の工程を減ることで無毒化される料理も多いようです。これは先人たちが食べた時の体調変化に敏感で、多くの方の経験値がビッグデータとなり、やがて伝統食へと定着していったものと思います。

最近の梅干しが塩分控えめなのは、保存料や糖分を豊富に含むことで日持ちさせる事ができるからです。昔は保存料や砂糖がありませんでしたので、日持ちを向上させるには塩を大量に使うしかありません。

また、昔は農業しか産業がなかったので、みんな仕事で汗をかいていたので、今よりも塩分が必要で、梅干しもしょっぱいと感じなかったとも考えられます。

いづれにしても、人が食べることができるように加工する方法を見つけた先人たちには頭が下がります。

投稿者: ukara9

食品系会社の一見やる気のない社員です。若い頃から管理職になり「考え方の違う方」との人間関係づくりに悩み、自分に不足してるものを自費で研修や講習や読書でインプットしまくりました。主に職場の教養の感想をUPします。

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