おはようございます。@ukara91です。
6月24日(水)の職場の教養は「ゴミは語る」です。
ゴミは語る
A社の営業担当のEさんは、取引先から急に「他社製品に切り替えたいので御社との取引を停止したい」と言われたのです。突然の言葉に、営業社員は<この会社とは取引が終わってしまうのかな>と半ばあきらめていました。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月24日(水)「ゴミは語る」より
数日後、取引先の担当者が偶然A社の前を通りかかりました。すると、雨の降りしきる中、A社の社長が道端に捨てられた粗大ゴミと格闘し、濡れながら処分している姿を見かけたのです。
後日、取引先の担当者から「社長がずぶ濡れになってゴミを拾う姿に感服しました。取引を続行させてほしい」と言われたのです。驚いたのは営業社員です。
社長に事の顛末を報告したところ「ゴミが何度も『拾ってくれ』と語り始め、最後には『お前には拾えないだろう』と挑発してきた気がした。だから処分しただけなのだが・・・」と述懐しました。
予想外の展開になり、<ゴミは捨てるものではなく拾うもの>と確信したA社の社員一同。現在、その取引先は一番の応援者となり共に支え合っています。
<今日の心がけ>
人が見ていないところでも真心を尽くしましょう
ゴミは拾うものではなく、捨てるものです。でも、だからこそ捨て方にその人柄が現れます。誰も見てないからという理由で、雑な捨て方をする人は、「自分に利益のない仕事の後始末ができない人」という事になります。
最後まで仕事を完結しましょうという意味を込めて、「ゴミは捨てるものではなく拾うもの」と意識づけていきましょう的なのが、今日の職場の教養の示唆するところだと思います。
他人の目線を気にしながら仕事をしている人は多いので、表面だけで人を見極めることは難しいです。でも、ゴミの捨て方は、その人の深層を現す行為です。
まさに、「ゴミは語る」ですね。