風邪に学ぶ

おはようございます。@ukara91です。
4月11日(土)の職場の教養は「風邪に学ぶ」です。

風邪に学ぶ

 日頃から体調管理に気を使っていても、時には季節はずれの風邪を引いてしまうことがあるものです。
 体調が悪ければ仕事にも支障が出てきます。<一日も早く良くなりたい>と思うのは当然でしょう。しかし、無理をして悪化すれば長引く可能性もあります。
 治療に努める一方で、病気との向き合い方はどうでしょうか。ただ嫌なもの、苦しいものとして捉えるか、自分を見つめ直す機会として受け止めるかで、その後の生活に違いが出てきます。
 例えば、なぜ風邪を引いたのか、そのきっかけとなる要因を思い返してみましょう。暴飲暴食や夜更しで体調管理を怠ったなど、発見ができるものです。
 病気は生活の赤信号といいます。体が不調を訴えている時は、心や生活の不自然さを見直す良い機会でもあるのです。
 万全な体制で仕事に取り組めるよう、生活環境を整え、心身の変化に気をつけて過ごしましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月11日(土)「風邪に学ぶ」より

<今日の心がけ>
心と体の健康に留意しましょう

風邪に学ぶ 感想

 風邪に特効薬はありません。風邪薬は様々な種類がありますが、風邪を引いたときにでる諸症状を緩和する効果があるだけで、風邪そのものは体内の免疫に委ねるほかないようです。
 免疫にしっかりと活躍してもらうために一番大切な事は、満腹にならない事です。満腹になると、食べたものを消化するために免疫も忙しくなります。免疫の数は限られているので、とっちで忙しくなると、風邪の解決する暇ががなくなってしまいます。

 ですので、風邪の時でも「しっかりと食事をしなさい」というのは間違いで、「食べない」「飲まない」「寝る」というのが免疫に活躍してもらう秘訣といえるでしょう。

 自分の身体は自分で管理するしかないのですが、自分の事は考えないものですよね。だから自分の身体をペットだと思って他人事のように管理するとよいと思います。

 自分の身体も、しっかり可愛がってあげましょう。

失って気づく

おはようございます。@ukara91です。
4月9日(木)の職場の教養は「失って気づく」です。

失って気づく

 大事にしていた物が、気づくとなくなっていたり、いざ使おうと思ったら、なかなか見つからなかったという経験をした人はいるでしょう。
 N子さんは仕事が忙しくなってくると、不満がたまったりイライラしたり、体が疲れて何もしたくなくなります。
 そのようなある日のことです。会社から帰宅すると、熱があるようでした。病院に行こうと、保険証と診察券が入ったポーチを探しましたが見つかりません。
 しばらくすると夫が帰宅し、一緒に探してくれました。夫が鏡台の下のゴミ箱を探しているのを見て<そんな所に、入っているはずはない>と思ったN子さんでしたが、その中からポーチが出てきたのです。
 無事に発見できた喜びと共に、忙しさのあまり何もしたくなくなり、使用したものをすぐに片づけない状況であったことを反省したのでした。
 大切なものは、失って初めて気づくといわれますが、それは物にも当てはまります。家庭や職場で、改めて物への感謝を深めていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月9日(木)「失って気づく」より

<今日の心がけ>
物を労り大切に使いましょう

失って気づく 感想

 無くした物を探しても見つからない時って、「ここだけはぜったいにあるはずがない」という所を確認せずに、そこにあったりすることが多いですよね。これは先入観があるからです。
 先入観があるときは、そっちに意識が集中してしまうので、他を見過ごしがちです。そういう時はちょっと息抜きしてみるといいですね。

 コロナの昨今もそうです。コロナを意識しなければいけませんが、バランスよく意識して、工夫して息抜きもしていきましょう。

支払う時の心持ち

おはようございます。@ukara91です。
4月10日(金)の職場の教養は「支払う時の心持ち」です。

支払う時の心持ち

 A氏は、実家を離れて大学に通う息子から、仕送りの追加を要求されることがあります。毎月の一定額の仕送りでは足りないことがあるようで、息子から連絡がある度に小言を言いながら送金していました。
 しかしある時から、<子供が一人前になるためには必要な投資だ>と気持ちを切り替えて、小言を辞めすぐに送金するようにしたのです。それから数カ月後、息子からの要求がないことに気づいたA氏は、その理由を聞いてみました。
 息子は、「以前は電話で文句ばかり言われていたけれど、ある時期から励ましに代わり、何となく申し訳ない気持ちが湧いてきた」と言います。以来、アルバイトと両立しながら、勉学に勤めていることを知ったのです。
 誰でも金銭は稼ぐ喜びはありますが、支払う時は渋ってしまうものです。しかし、喜んで支払うことで、結果は変わってきます。
 払うべきではない金銭を拒否するのは勿論ですが、払わなければならない状況であると見極めたならば、気持ちよく支払いたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月10日(金)「支払う時の心持ち」より

<今日の心がけ>
支払うべき金銭は喜んで支払いましょう

支払う時の気持ち 感想

 苦しい所にお金を支払う行為は、血液の足りない身体に輸血するようなものかもしれません。
 今は新コロの影響で日本中に血液が足りませんね。政府や日銀から輸血してほしいものです。

目標を掲げる

おはようございます。@ukara91です。
4月8日(水)の職場の教養は「目標を掲げる」です。

目標を掲げる

 希望を成就するには、具体的な目標を示すことが大切です。
 Kさんは、数年前から、仕事を始める時に、その日の目標を口に出して言うように心がけています。
 「快い返事」「明るい言葉かけ」「一歩一歩確実に」「躊躇しない」など、目標はその日によって変わります。それは、自分に足りないものであったり、その日の心構えであったりします。
 目標とは、その人が進んで身につけたい内容にあたるものです。Kさんの日々の目標は、Kさんのこれからを具体的に表わしているといえます。
 目標とは、自分はこれをやるのだという自覚であり、それに向かって進むという、はっきりとした認識でもあります。
 Kさんは、「目標を明確にして一日のスタートを切るようになって、心が明るくなり、積極的に仕事に取り組めるようになった」と言います。
 日に一つ、目標を掲げ行動することで、向上していく自分を実感できるでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月8日(水)「目標を掲げる」より

<今日の心がけ>
一日の目標を持ちましょう

目標を掲げる 感想

 目標を掲げることは重要ですが、もっとも重要な事は目標を達成することだと思います。逆に考えると、達成しやすい目標を掲げるという事でもあります。

 Kさんの目標は「快い返事」「明るい言葉かけ」「一歩一歩確実に」「躊躇しない」でしたね。これは結構達成しやすいですよね。そして、これら目標をこなしていると、一年後の自分はとても積極的で、明るい人になっているような気がしませんか?

この目標を毎日達成していれば、暗くなることはなさそうですよね。しかも、毎日達成することで、満足感も得られます。

反面、目標を高く掲げると、なかなか達成できずに焦りが芽生えて来ます。

達成しやすい目標を掲げ、その目標を達成し続け満足感を得る。そして、その目標を少しづつレベルアップしていく事で、心は大きく成長していきそうです。

はじめの一歩

おはようございます。@ukara91です。
4月7日(火)の職場の教養は「はじめの一歩」です。

はじめの一歩

 操業20年のJ社は、資源の節約や業務の効率化を図るために、紙媒体の資料のデータベース化に取り組み始めました。
 各部門より横断的なプロジェクトチームを結成し、その一員に任じられたPさん。受け持ちは、各部署で保存されている資料の集約と整理でした。
 創業以来、各部署がそれぞれに保管していた多種多様な資料は、ダンボール箱で70以上になりました。その膨大な量に、Eさんは途方に暮れました。
 <何から手をつけよう><どのように作業を進めようか>と頭の中で構想を巡らせますが、なかなか良い案が浮かばず作業に着手できません。そのような中、自宅でテレビを見ていた時に流れた、ある登山家の話に耳を奪われたのです。
 「どんなに高い山でも、はじめの一歩を踏み出さなければ、頂上には辿り着かない。その一歩は、山からすれば小さな一歩です」との言葉でした。
 膨大な資料の山を前に、はじめの一歩を踏み出せずにいたEさん。登山家の言葉に勇気づけられ、まず段ボール箱を開き、資料と向き合ったのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月7日(火)「はじめの一歩」より

<今日の心がけ>
小さな事から動き出しましょう

 はじめの一歩 感想

 仕事を山に例えると多くの事が客観的に見えてきますよね。

富士山の頂上に辿り着こうと思い、頂上に向かって直線で登っていく方はいません。道も無いし、道があったとしても直線だと斜面が急すぎて登れないと思います。

頂上は頂上で最終目標として据えながら、くねくねした道を右へいったり左へいったり、時には頂上が遠くなるような道を進んだり、しっかり休憩したりしながら、歩みを続ける事が、頂上へたどり着く唯一の方法です。

 ということは「はじめの一歩」と「歩きつづけること」が頂上へたどり着く唯一の方法。この2つだけを考えると、「はじめの一歩」は簡単に踏み出せるけど、「あるき続けること」ができるかな?と感じる方が多いと思います。体力に自信の無い方は特にそうでしょう。
 早朝から夕方まで、ひたすらあるき続けると考えると、体力の無い方は自信なくしますよね。でも、一時間あるいて一時間休憩というスケジュールならどうでしょうか?

これなら歩けますよね。

実際には富士山を登るわけではないのですから、「歩き続ける」ことができるように、やり方を工夫すればいいのだと思います。1時間あるくのがキツイ方は30分にしたらどうでしょう。到着は遅くなりますが、確実に毎日頂上に近づいていけますよ。

これで、「はじめの一歩」と「歩きつづけること」が難しくないということに気づきます。

はじめの一歩を踏み出してしまえば、必ずゴールできるということですね。

働く人の心意気

おはようございます。@ukara91です。
4月6日(月)の職場の教養は「働く人の心意気」です。

働く人の心意気

 2018年、働き方改革を推進するための関係法律が成立しました。これにより、働き方そのものを見直した職場もあるでしょう。
 一方で、仕事が誰かの役に立ち、それゆえに報酬を受けていることには変わりがないでしょう。
 建設会社に勤めるAさんは、先輩から「自分たちは技術屋だ」と言われました。建築士に憧れて入社したため、当初はその意味がわかりませんでした。
 その後、設計と建築の経験を積む中で、建物の主役はいつでもお客様だとわかってきました。お客様の思いを描く幸せの形を具体的に「家」にするのが、自分の仕事であると理解した時、与えられた仕事の素晴らしさを実感したのです。
 誰の役に立っているのかを自覚し一所懸命に働く時、自然に湧き上がってくる楽しさがあります。さらに、仕事の成果として人が喜ぶ姿を知る喜びもあります。
 その時々に即した働き方が求められていますが、働く人の心のあるべき姿は、いつの時代でも変わらないのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月6日(月)「働く人の心意気」より

<今日の心がけ>
自分の仕事の尊さを知りましょう

働く人の心意気 感想

 どんな仕事も必ず誰かの役にたっていますよね。でも、目の前の事だけに集中うしていると、自分の仕事が「誰の」「何に」役立っているのか意識を向けづらいものかもしれません。

 若い頃は特に、目の前の仕事に慣れるのが精一杯です。ですので、まずは慣れて、目の前の仕事や人間関係づくりをしながら、一般的な働き方のスキルを身につけることは大切かもしれません。

 でもその後は、自分や自分たちの仕事が、誰のためのどんな欲求や悩みを解決してやれる仕事なのか?を明確に意識して、感覚を研ぎ澄ませて行く必要があります。世の中は変化していくので、これを意識できないと、自分たちの仕事が誰にも必要とされていない時代になっても、気づくことができなくなってしまいます。

 Aさんは建築屋さん。金持ちになっていいクルマに乗りたいという若者が少ない時代です。今の時代は「家族」や「家庭」が活動のベースになっていますが、これからはますます「個」の世の中になるかもしれませんよね。

 ひょっとしたr、住環境の「家」ももっと「個」を意識した新しいものがでてくるかも知れませんね。

 僕なんかは小さいころから、木の上で、枝と枝の隙間にあるような部屋に住むのが夢でした。でも、トイレはどうするんだろう?とか、大人になると考えて躊躇してしまいます。こういった要望もAにさんが解決してくれるような時代になるのかな。 なんて考えてしまいます。

 未来は楽しそうですね。

これでよかった

おはようございます。@ukara91です。
4月5日(日)の職場の教養は「これでよかった」です。

これでよかった

 仕事や人生で、岐路に立たされることは誰しもあるものです。
 その際、後の自分が<これでよかった>と思える正しい選択をしたいものです。
しかし、選んだ瞬間は、それが「正解」なのかどうかはわかりません。
 とはいえ、自己が選択したものを、<これでよかった>と正解にしていくことが、仕事をする上でも人生においても重要なこととなってくるのです。
 出版社に勤めるYさんは、編集の仕事に携わることを希望して入社しました。
しかし、最初の配属先は、書店や取次店に自社の本の魅力を伝える営業課でした。
 当初は、畑違いの仕事だと思っていたYさん。営業先で、自社の本を多く発注してもらえるように、その良さを伝えた交渉を重ねたことが、その後に携わることとなった編集業務に活かされているといいます。
 いつ、何が、将来の自分の糧になるかはわかりません。どのような選択をしても、その道に進んでも、未来の自分が<これでよかった>と言い切れるよう、今できることに、最善を尽くしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月5日(日)「これでよかった」より

<今日の心がけ>
前向きに捉えて進みましょう

これでよかった 感想

 人生は思うように行かないことも多々あります。でも、この思うように行かない時こそ思考を深めるチャンスとも言えます。

「なぜうまくいかないのか?」「今やっている事の何がいやなのか?」この時期に自身でしっかり考える事で人生の波を乗り越える思考力を深める事ができます。

 どんなにつらい時でも、それがその後の人生の肥やしになるのですから、逃げずにしっかり乗り越えて自身の力にしていきたいですね。

すがすがしさ

おはようございます。@ukara91です。
4月4日(土)の職場の教養は「すがすがしさ」です。

すがすがしさ

 本日は、二十四節気の一つ「清明(せいめい)」です。この時期は、桜をはじめとして多くの花が咲き誇ります。万物がすがすがしく明るい様子を意味します。
 「すがすがしい」は「清々しい」と表記しますが、「清」の文字には「澄み切っている」や「けがれがない」という意味があります。動物や植物の命が、誕生を経て成長に至るこの季節の躍動感には、一種のけがれのなさを感じるものです。
 「澄みきっていてけがれがない」状態は、春先だけの代名詞ではありません。
空気が澄んでいるという点では、早朝も清々しく、澄んだ水が流れる渓谷なども、清々しい場所といえます。
 また「清」の文字には「きれいに整理された様」や「簡素でけじめがある様」という意味もあります。整理整頓と清掃の行き届いた職場や、整然と建つ神社や寺院だどでも、清々しい空気を感じとることができます。
 大自然が作り出す「清々しさ」だけではなく、人が作り出す「清々しさ」にも着目し、意識的にきれいに整理した空間を生み出してみてはいかがでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月4日(土)「すがすがしさ」より

<今日の心がけ>
さわやかな環境作りを意識しましょう

すがすがしさ 感想

新しい家でも、掃除が行き届いていないとキタナく感じます。
反面、100年経過してるような古い建物でも、きちんと掃除をしていると清々しく気分がよくなりますよね。

これは、ゴミがあるとかないとかも原因の一つかもしれませんが、「キレイにしよう!」という意識が建物に練り込まれているからなんだと思います。

常にその意識を持ちながら生活していると、その建物はきっとキレイになり、建物がキレイになると、澄んでる住人の心はもっとキレイになり、心がキレイになると、身体もキレイになるという好循環が生まれるんだと思います。

花疲れ

おはようございます。@ukara91です。
4月3日(金)の職場の教養は「花疲れ」です。

花疲れ

 日本人にとって桜は、特別な存在です。桜にまつわる美しい言葉には、日本人の桜に寄せる並々ならぬ想いが込められています。
 気象情報でもよく使われる「花冷え」の意味とは、桜が咲く頃に冷え込むことです。この時期の薄くぼんやりと曇った空模様を「花曇り」、桜が咲く頃の冷たい雨を「花時雨(はなしぐれ)」と呼びます。
 桜の散る様子を表わす言葉にも、味わい深いものが沢山あります。散る桜を「零れ桜(こぼれざくら)」、花びらを散らす雨を「桜流し」、花びらが乱れ散る様を「桜吹雪」、桜の花の盛りの頃に吹く強い風を「花嵐」と呼びます。
 さらに、散ったあとの花が散り敷く様を表わす「花筵(はなむしろ)」、散った花びらが水面に浮かんで漂う様を表わす「花筏(はないかだ)」は、物をたとえた美しい言葉です。
 含蓄(がんちく)の深い言葉として、「花疲れ」があります。人出の多い花見にでかけた後の疲れを意味します。これは、花の美しさに酔いしれたあとの心地よい疲れ、と味わうほうが、桜の花に似つかわしいかもしれません。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月3日(金)「花疲れ」より

<今日の心がけ>
桜にまつわる美しい日本語に親しみましょう

花疲れ 感想

 今年は新コロの影響で各地の花見イベントが中止になり、残念ですね。
でも、桜はそんな事とは関係なく、美しく咲いています。歩いたり車で通り過ぎながらしっかり見ておきたいですね。

 桜の花は散っても美しく、また咲いてる期間も短いので様々な表現方法が生まれたのでしょう。咲いていない期間にはまったく見向きもされない木ですが、1年に1回だけ春に輝くという特別な木。

散ったあとの花が散り敷く状態を「花筵(はなむしろ)」と表現するそうです。こういう表現方法があることを知ると、「花筵」を見に行くなんていう楽しみもみつけられるかもしれません。

今年は花筵の上を自転車で走ってみたいと思います。

屋久杉から学ぶ

おはようございます。@ukara91です。
4月2日(木)の職場の教養は「屋久杉から学ぶ」です。

屋久杉から学ぶ

 Kさんは仕事が増える中、ミスが重なり、自信を持てずにいました。次第に<自分が成長できないのは、職場の環境のせいだ>と思うようになったのです。
 そのような時、鹿児島県の屋久島に行く機会がありました。圧巻の屋久杉を見ながら、ガイドの話を聞いていたKさんは、心を打たれました。
 杉の平均寿命は5百年余りといわれています。屋久杉は、環境が悪い中でも樹齢2千年を超える巨木があります。花崗岩(かこうがん)で栄養分の少ない山地に自生するため、成長が遅くなります。その分、年輪の幅が緻密になり、材は硬くなります。
 また、樹脂の量が多いという特徴を持っています。樹脂には防腐効果があるため、長い年月でも腐らず、幹が硬いため折れずに生き続けられるのです。
 Kさんは、厳しい環境の中でも屋久杉が成長するたくましさを知り、自分の考えの甘さを反省しました。そして、<これからは環境のせいにするのではなく、コツコツ努力し、時間をかけて成長していこう>という気持ちになったのです。
 Kさんの人生の幹は、これからきっと、硬くて丈夫になっていくでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月2日(木)「屋久杉から学ぶ」より

<今日の心がけ>
今できることをコツコツ続けていきましょう

屋久杉から学ぶ 感想

 高い山を登ろうとして、頂上を見据えて一気に直線で登ろうとするとバテてしまいます。頂上を目指しながら、できるだけ歩きやすい道を探しながら、少しづつ進むと、気づいた頃にはいつのまにか結構登っているものですよね。

 頂上をみて、そこに向かって近づいていないと絶望するよりも、あそこの角を先ず目指そう!と眼の前に目標を定めて、小さな達成感を積み重ねる事で自身の気持ちをキープしていくことが肝心なのかもしれません。

 どんな環境でも、今できることをすべてやったか?今のやり方が合っているのか?常に見返してみましょう。