職場の教養 感想「夏至の日に」

おはようございます。@ukara91です。
6月20日(土)の職場の教養は「夏至の日に」です。

夏至の日に

 毎年6月21日頃に、北半球では夏至を迎えます。
 夏至は、1年で最も昼の時間が長くなる日です。この時期は「夏至祭」が催されます。日照時間の少ない国では、太陽の恵みを存分に楽しむ時です。
 北欧では、樹木の葉や花で飾った柱を野外に立ててその周りで踊ったり、焚き火を焚いて祝います。縁起をかつぐためであったり、大切な人と自然の中で過ごす時であったり、豊作を願うためであるなど、様々な意味があります。
 この頃日本では梅雨の時期に当たります。田植えをする頃で、「中田植え(ちゅうだうえ)」という五穀豊穣を願う田植え祭りなどが行われます。
 国や地域によって風土は異なり、時節の捉え方は様々ですが、その土地の伝統には、自然と生活の結びつきがあります。
 普段、忙しく働く私たちの身体の資本となる食を含め、生活をするためのすべてのものは、自然によって生かされ存在しているのです。
 夏至という節目に、私たちを取り巻く自然に意識を向けてはいかがでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月20日(土)「夏至の日に」

<今日の心がけ>
土地の伝統と自然に目を向けましょう

 「夏至」は夏に至ると書きます。もう夏なんですね。

 昨年秋の長野市の洪水、降雪不足、コロナウィルスとバタバタしてる間に夏を迎えてしまいました。今年の夏はマスク着用に伴い、ますます過ごしづらい夏になりそうです。
また、飲食店のテイクアウトが文化となりつつありますが、今夏は食中毒の件数も増えていくのでしょうね。

 という今の流れですが、これも自然なのでしょうね。
下を向いてうつ向いているだけでは何の解決にもなりません。自然現象だと思えば「しかたない」と割り切れます。

これも何かの節目です。
乗り切っていきましょう!

職場の教養 感想「父親の姿勢」

おはようございます。@ukara91です。
6月19日(金)の職場の教養は「父親の姿勢」です。

父親の姿勢

 親子間には、一般的に20年以上の世代間ギャップがあり、同じ仕事に携わる場合は、意見の相違や衝突が起きることもあります。
 創業者である父が亡き後、代表権を引き継いだM氏。以前、父と仕事をしていた際には、考え方の隔たりから衝突を繰り返していました。父親の言葉に耳を貸さず、<自分が引き継いだら好きなようにやる>と思い続けていたのです。
 ところが、いざトップになると、自分の思い通りどころか、父親が当たり前にやっていたことさえもまともにできず、業績は悪化していったのです。
 ある時、経営者向けのセミナーに参加したM氏は、「創業者である親の思いを大切にする」ことが企業を伸展させる一つの要件であることを知りました。
 いつも、黙々と働き家族を養ってくれた父親の姿勢を思い返した時、その有難さと申し訳なさに涙が流れました。その後、父親の教えを謙虚に実行し続けていると、業績が好転していったのです。
 間もなく父の日です。両親への恩を深める日としたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月19日(金)「父親の姿勢」より

<今日の心がけ>
親への思いを深める時間を持ちましょう

 親子でありながら創業者と事業継承者の関係でいることの複雑さは僕にはよくわかりません。でも、親が事業を創業したということに対して、「すごいな」と思い、その気持ちを創業者に伝えるだけで、良い関係が築けるのではないかと思います。
親子というのは、〇〇家という同じ学校に配属された先輩後輩という感じが致します。親は大先輩です。同じ学校で学び、衣食住をともにしているので価値観は近くなりますが、あくまでも同じ学校で学ぶ人間というだけです。
先輩(親)が経験した事を継承しても、現代で活かせるかどうかは不透明です。でも、過去に先輩がその時代の波と捉え、事業を生み出したのはやはり凄いことだと思います。

父をしっかりと見つめ、感謝し、それを伝えることで、最強の助っ人になってくれると思います。

職場の教養 感想「脳の健康のために」

おはようござます。@ukara91です。
6月18日(木)の職場の教養は「脳の健康のために」です。

脳の健康のために

 大脳の中に「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という部分があります。
 前頭前野は額の後ろに位置し、思考力や記憶力などにかかわっています。この部分が活性化すると、感情をコントロールすることや積極性を養うこと、さらに物忘れや認知症の予防などにも効果が期待できるといわれています。
 <最近、物忘れをすることが多くなってきたなあ>と悩んでいたTさんは、インターネットで前頭前野に関する記事を見つけました。
 そして、活性化させる方法の一つが「楽しく会話をすること」だと知ったのです。さっそくTさんは、記事に載っていたことを実践し始めました。
 それは、楽しく会話をするために、相手の話をしっかりと聞いて、応えるということです。
 始めてから数カ月後、物忘れが少なくなっただけでなく、「積極的になりましたね」と仲間から言われるまでにTさんは変わりました。
 脳の健康を保つためにも、「会話を楽しくする工夫」を意識したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月18日(木)「脳の健康のために」より

<今日の心がけ>
楽しく会話をしましょう

「脳の健康のために」感想

 楽しく過ごす事が健康の秘訣というのは誰もが納得するところでしょう。

楽しく過ごす秘訣は、人と適度に交わることだと思います。会話が盛り上がると、もっと盛り上がりたくなり、会話の糸口をさがしますよね。もっと楽しく過ごしたいという欲求を刺激しながら周囲の人と会話を重ねることが、身体の健康にも良いし、脳の健康にもつながるんだと思います。

職場の教養 感想「紳士然とした心意気」

おはようございます。@ukara91です。
6月17日(水)の職場の教養は「紳士然(しんしぜん)とした心意気」です。

紳士然とした心意気

 例年6月はゴルフのメジャー大会の1つ、全米オープン選手権が開催されます。
 40年前の第80回大会は「ゴールデン・ベア」の愛称で親しまれたアメリカのジャック・ニクラウス選手と、「東洋の魔術師」と呼ばれた青木功選手との一騎打ちとなり、コース名から「バルタスロールの死闘」と呼ばれました。
 飛距離では圧倒的にニクラウス選手が、「百ヤード以内は世界一」と言われた青木選手の小技が冴え、3日目を終えて同スコアとなり、決着は最終日にもつれ込みました。
 一進一退だった戦いは、最終ホールでニクラウス選手がバーディパットを沈めて決着し、2年振りのメジャー制覇を成し遂げ、ギャラリーは大興奮となりました。
 しかし、青木選手のパットがまだ残っており、熱狂するギャラリーをニクラウス選手は「静かにするように!」と制したのでした。
 ライバルをも思いやる紳士的な行動は、今日まで語り継がれています。どんな場合であっても相手に配慮し、その人の立場に立って考えたいものです。

一般財団法人倫理研究所 職場の教養6月17日(水)「紳士然とした心意気」より

<今日の心がけ>
相手を思いやりましょう

 「紳士」とは「品格があり礼儀正しい」という意味です。
Jニクラウスは正に紳士です。すでに自分が勝っている状況でも相手を尊重し気遣う行為は、「自分をかっこよく演出するため」ではなく、単純にルールを守ろうよということだと思います。そういう姿勢がギャラリーや視聴者に伝わり、紳士の称号を確実のものにしていったのでしょう。

自分が負けている時は、ルールにすがりたくなるものですが、勝っている時に感情を抑え、ルールを最上位に考えることができるのは、やはり紳士ですよね。

かっこいいと思います。

職場の教養 感想「復命の大切さ」

おはようございます。@ukara91です。
6月16日(火)の職場の教養は「復命(ふくめい)の大切さ」です。

復命の大切さ

 仕事を進めていく上では、指示された業務の進捗状況や結果を報告する「復命」が大事だといわれています。
 Aさんは、先輩のBさんと一緒にU社から依頼された仕事を進めています。Bさんから業務を指示されると、まず、やるべきことの優先順位をつけていきます。そして、仕事を終えるごとに、すぐに報告することを心がけていました。
 ある日、AさんはU社の担当者から「君の会社には安心して仕事を頼めるよ!」と言われました。U社さんからAさんに依頼したことが、毎回正確にBさんにも伝達され、答えが返ってくることを評価されたのでした。
 仕事の状況を報告することは基本的なことです。それを厳守していくことが信頼につながります。Aさんにとっても、指示された仕事の結果を逐一、上司に報告することで、業務が円滑に遂行されているかどうかを確認できるのです。
 「復命」の複は往復の複でもあります。一方通行の仕事ではなく、相手の要望を受け止めて、それに応える働きをしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月16日(火)「復命の大切さ」より

<今日の心がけ>
仕事の進捗状況を伝えましょう

 自分がお願いした仕事がどんな風に進んでいるか。お願いした側は進捗が気になるものですよね。お願いしたのに進捗がわからないと、「何か問題でもあったかな?」と心配になります。

会社対会社の場合は、進捗状況を逐一報告することで、発注者と受注者の関係から、同じ目的を達成するための仲間という位置づけになるかもしれません。

上司と部下の場合は、逐一報告することで信頼関係は強固なものになりますよね。

日本には、いちいち報告しない美学というものがあるのかも知れませんが、それは、報告の頻度が多すぎて、実況中継になってはいけないという戒めです。要所要所はキチンと伝えて、多くの人が関わらなければ成し遂げられない仕事を完遂していきましょう。

また、自分が上司な場合は、要所での進捗報告が来ない場合は何か問題が潜んでいるものです。部下が報告しやすいような環境づくりにも目を向けていきましょう。

職場の教養 感想「梅干し」

おはようございます。@ukara91です。
6月15日(月)の職場の教養は「梅干し」です。

梅干し

 6月は、梅の実がみのる季節です。採れたばかりの新鮮な梅の実は、ジャムやシロップ、梅酒など、様々なものに加工されていきます。
 広い用途がある梅の実ですが、その代表ともいえる加工食品の一つに、「梅干し」があります。酸味と塩気が強く、白米にもお茶にも合う梅干しは、日本では馴染み深い伝統食の一つとなっています。
 古来、携行食、保存食、傷の消毒などに重宝されていた梅干しは、江戸時代になると町民や農民も作るようになり、身近な食べ物となりました。
 今では梅干しを作る家庭も少なくなってきましたが、様々な効能や保存食としての有用性は、昔も今も変わりがありません。
 科学的に証明されていなかった頃でも、私たちの祖先はそれらを知っていたのでしょう。そうした知恵を子に孫に代々受け継いで、今に伝えてきたのです。
 現在、量販店などで容易に手に入る梅干しですが、遥か昔の人々の知恵が込められていると思うと、より味わいが深くなることでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月15日(月)「梅干し」より

<今日の心がけ>
食を通じて伝統を学びましょう

「梅干し」感想

 最近はおいしい梅干しが少なくなってきましたね。
梅干しはしょっぱくて酸っぱいからおいしいのですが、お店で売っている梅干しは甘くて塩分控えめなものが多いです。僕はしょっぱいのが好みなんですよね。

 梅干しは赤い色ですが、梅はそもそも緑色です。植物は自分の身を守るために毒(生物毒)を身にまとう事が多いですが、青梅の毒も有名です。

木になったばかりの若い青梅を生で食べると、めまいや嘔吐を起こすなんて聞いたことありますが、大量に食べない限り害はないのでしょう。

青梅に限らず、植物には毒性のあるものが多いですが、煮たり焼いたり塩漬けしたりと、一定の工程を減ることで無毒化される料理も多いようです。これは先人たちが食べた時の体調変化に敏感で、多くの方の経験値がビッグデータとなり、やがて伝統食へと定着していったものと思います。

最近の梅干しが塩分控えめなのは、保存料や糖分を豊富に含むことで日持ちさせる事ができるからです。昔は保存料や砂糖がありませんでしたので、日持ちを向上させるには塩を大量に使うしかありません。

また、昔は農業しか産業がなかったので、みんな仕事で汗をかいていたので、今よりも塩分が必要で、梅干しもしょっぱいと感じなかったとも考えられます。

いづれにしても、人が食べることができるように加工する方法を見つけた先人たちには頭が下がります。

職場の教養 感想「新入社員に学ぶ」

おはようございます。@ukara91です。
6月14日(日)の職場の教養は「新入社員に学ぶ」です。

新入社員に学ぶ

 入社して2ヶ月になる新入社員のKさんが、「おはようございます」と今朝も明るく、元気よく、大きな声で出社してきました。
 その姿を見ながら、入社10年目のSさんは、Kさんに「今日も元気があっていいね」と声をかけました。すると、Kさんがまた大きな声で「ありがとうございます」と言葉を返したのです。
 そのような2人のやり取りを見ていた上司から「Kくんの姿は、昔のSくんを見ているみたいだね」と言われ、Sさんは驚きました。
 Sさんは上司に、「私は新入社員の頃、あのように元気でしたか?」と聞き直しました。上司は笑いながら「そっくりだよ」と言います。
 入社当時の自分を振り返ったSさんは、<確かに、誰にも負けないぐらい大きな声で返事をしていたな>と思い出しました。そして、最近、挨拶がおざなりになっていた自分を省みたのです。
 Sさんは後輩の姿勢から、初心の大切さを学んだのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月14日(日)「新入社員に学ぶ」より

<今日の心がけ>
初心に返り自分の姿勢を見直しましょう

「新入社員に学ぶ」感想

 新入社員の頃は、会社の業務経験が無いので元気な挨拶や素直な態度で先輩たちの注目や評価を集めていくという日本のサラリーマンの文化があります。

経験を重ねていくと、やがて素直さや元気なあいさつが無くなっていくのも、同様の文化かもしれません。

新人の元気なあいさつを10ポイントとすると、2の経験をすると、挨拶ポイントが8に減り、合計ポイントの10は変わらないまま。という感じが致します。

これって、元気のいい挨拶を継続していたら、12ポイントになりますよね。

頭で考えると、12ポイントは決して難しいことではありません。
難しくないことは、すぐに実行し、継続することで習慣化していきます。

ですから、すぐに実行してしまいましょう。

職場の教養 感想「相手の立場で考える」

おはようございます。@ukara91です。
6月13日(土)の職場の教養は「相手の立場で考える」です。

相手の立場で考える

 職場で、円滑な人間関係を作るには、どうしたらよいのでしょうか。
 それには、自分の都合を優先する前に、相手の立場になって考えてみることです。そして、自分がされて不快に感じる言動は、相手にもしないことです。
 例えば、上司から指示を受けた業務を遂行する際には、「上司が自分に要求していることは何か」を考えて取りかかることが大切です。わからなければ相談し、仕事が終わったならば、報告することを忘れてはなりません。
 仕事を指示する側は、相手が理解しやすい言葉を用いましょう。また、言動が一方的になっていないかにも注意をしましょう。
 このように、お互いが相手を思いやる気持ちが大切です。心遣いが双方向から働き始めると、職場内にチームワークが生じ、より良い職場環境が築き上げられてくるものです。
 しかし、相手のことを考えすぎて、動けなくなってしまう場合があるかもしれません。その場合は、相手の気持ちが明るくなるような言動を心がけましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月13日(土)「相手の立場で考える」より

<今日の心がけ>
互いに相手を思いやりましょう

相手の立場で考える 感想

相手の立場で考えることは当たり前だと誰もが思っているのですが、出来ていないのが現状かもしれません。

相手が言いたい事は何か?と考える前に感情的な思考モードに入ってしまい、自分本位の思考から逃れられなくなるから、相手の立場で考えるところに至らないのでしょう。

この社会は様々な異なる思考の「人」で成り立っています。「同じ人間なのに、なんであの人ああいう風に考えるのだろう?」ではなく、「みんな考え方違うのに、同じ社会で暮らしているなんですごいことだな」と、一人ひとりが違う生き物なんだと捉えることが、相手の立場で考えるというマインドを醸成していくのだとおもいます。

でもこれ、人類永遠の課題かもしれませんね。

職場の教養 感想「五ヶ瀬ぶどうカンパチ」

おはようございます。@ukara91です。6月12日(金)の職場の教養は「五ヶ瀬(ごかせ)ぶどうカンパチ」です。

五ヶ瀬ぶどうカンパチ

 宮崎県延岡市の飲食店では、ぶどうの皮を餌に混ぜて養殖した「五ヶ瀬ぶどうカンパチ桜舞(おうぶ)」が人気を集めています。
 養殖に取り組むのは、地元の水産会社です。カンパチのブランド化を模索していた2015年の夏、五ヶ瀬ワイナリーの支配人から、「ぶどうの皮をカンパチの餌に混ぜてみてはどうか」と提案されました。
 ぶどうの皮には抗酸化作用があり、ポリフェノールなどの健康成分を多く含んでいます。その皮を粉末にして餌に混ぜ、与える時期などを試行錯誤して約1年半後、適度に脂がのり、さっぱりした味のぶどうカンパチが誕生しました。
 これまでと同じ商品や手法にこだわると、消費者のニーズに応えられない場合もあります。その時は、色々なことを見直して見るチャンスではないでしょうか。
 今あるものと別のものを組み合わせたり、改善改良したりすると、新たな商品の誕生へとつながるものです。
 ヒントは無数にあり、打つ手は無限にあると心得て仕事に励みたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月12日(金)「五ヶ瀬ぶどうカンパチ」

<今日の心がけ>
仕事に創意工夫をしてみましょう

 コロナの影響で生活のニーズは様変わりしました。
売り上げ減の止まらない企業もあれば、売り上げが伸びすぎた企業もあると思います。以前と全く同じ世界にはもうもどらないかもしれません。

こういう変化の時期は予想がつかず、怖いですよね。

でも、こんな時期こそ創意工夫して変化していくチャンスです。

創意工夫のコツは、今までやってきた商品やサービスに何かをかけ合わせて、あたらしいニーズやウォンツに対応していく事です。今までやってきたものやサービスには買ってくれていた人たちがいる筈です。その人たちも、変化した時代を生きています。今までのものに何かを掛け合わせ、変化した時代に対応した商品やサービスにバーションアップさせていきましょう。

職場の教養 感想「病膏肓(やまいこうこう)に入る」

おはようございます。@ukara91です。
6月11日(木)の職場の教養は「病膏肓に入る」です。

病膏肓(やまいこうこう)に入る

 日々の仕事に追われながらも、好きなことをやるために、しっかりと時間を確保する人は多いでしょう。
 しかし、好きなことの度が過ぎて睡眠不足に陥ったり、疲れが溜まったりすると、仕事や生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
 それを戒める「病膏肓に入る」という中国の故事があります。「膏(こう)」とは心臓の下あたりで、「肓(こう)」は横隔膜の上の隠れた部分です。
 内臓の奥深くのこの部位が病むと、針も灸もその力が及ばず、病気が重くなって治療ができなくなることを指します。
 転じて、ある物事に熱中しすぎて、手のつけられないほどになる状況を意味しています。
 職場においては仕事が主(しゅ)であり、好きなことや趣味は従(じゅう)であり、優先させるものに重きを置かなければならないでしょう。
 仕事を充実させるため、節度を保ちつつ好きなことを楽しみたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月11日(木)「病膏肓に入る(やまいこうこうにはいる)」より

<今日の心がけ>
メリハリをつけて仕事を進めましょう

 「仕事が主であり、好きなことや趣味は従であり、優先させるものに重きを置かなければならない」と今日の職場の教養で示唆されていて、好きなことよりも仕事を優先した方がよいですよ?と示唆しているのかもしれません。

 お金を稼がなければ生活ができないので、我慢してでも上司や会社の指示に従うというのは昭和の美徳でしたが、現代や未来では、我慢して行う仕事が他社との競争力に勝つ原動力にならないことが明らかです。

 だって、我慢しながら行った仕事と、好きで好きでしょうがないと思い行った仕事では後者が勝ってしまうのは誰でも想像できますよね。

 今の時代は、好きなことを仕事にしていく事が重要です。
 仕事が主で、趣味は従という考え方は捨てて、むしろ従を主に変えていくことが、幸せになるための唯一の方法なのかも知れません。