職場の教養 9月11日(金)「睡眠負債」

おはようございます。@ukara91です。
9月11日(金)の職場の教養は「睡眠負債」です。

睡眠負債

 職場で自分の能力を発揮するには、質の高い睡眠を確保することが大切です。
 ここ数年、睡眠負債という言葉を耳にするようになりました。毎日の睡眠不足が積み重なり、心身に悪影響を及ぼしかねない状態をいいます。
 睡眠中は、全身の細胞の修復や再生といったメンテナンスが行われています。
また、脳においては老廃物を排出してリフレッシュしながら、記憶の定着などの作業が進みます。睡眠中に分泌されるメラトニンは心の安定にも役立っています。
 そのような機能が発揮されるには、6時間から8時間の睡眠時間が必要です。
それは、長すぎても短すぎてもよくないとされています。
 睡眠の質を高めるには、就寝の1時間前までには入浴をすませて、就寝前には、テレビやスマートホンなどを見ないことが肝要です。また、心配ごとなどは、極力なくし、リラックスして床に就きましょう。
 より良い睡眠がより質の高い仕事につながり、より充実した日常をもたらすと受け止めて、できることから工夫を重ねていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月11日(金)「睡眠負債」より

<今日の心がけ>
より良い睡眠のための工夫をしましょう

睡眠負債 感想

小さい頃は、なかなか睡眠不足になることは無いのですが、大人になってから睡眠不足になりがちなのは何故でしょう。

夜ふかしをして、お酒を飲みすぎたりする事で睡眠不足に陥る人が多いと思いますが、その中で、夜ふかししなければならないほど集中できる趣味を持っている人や、お酒が好きで好きでたまらない人は少なく、実際には、日中の職場での不安や不満の残像を消すために夜ふかしやお酒に頼っている人がとても多いと感じます。

そう考えると、入浴を早く済ませたりする「型」から入る対応と平行して、不安や不満の原因を追求し、解決する事がなによりも大切だと思います。

こういう事から逃げずに、正面から解決を試みないと、結局、睡眠は負債超過となり多くの利子を払っていくことにもなりかねません。

勇気を出して、根本原因を解決していきましょう。

職場の教養 9月10日(木)「日本サッカーの父」

おはようございます。@ukara91です。
9月10日(木)の職場の教養は「日本サッカーの父」です。

日本サッカーの父

 日本サッカー協会は、1921年9月10日、大日本蹴球協会(しゅうきゅうきょうかい)として誕生しました。「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の発達と社会の発展に貢献すること」を目的に活動しています。
 日本のサッカーチームは、今でこそ男女共にワールドカップに出場していますが、創立当初はアジアの国々に連敗していました。
 そこで、1960年に4年後の東京オリンピックに向けて、ドイツからデットマール・クラマー氏がコーチとして招聘(しょうへい)されました。
 クレマー氏は選手と一緒に合宿所で生活し、「私の箸と君たちのボール、どちらが早く上達するか競争だ!」と選手を鼓舞し、基礎練習に明け暮れたのです。
 加えて、戦術や技術を持ち込み、東京オリンピックではベスト8に入りました。
後にクラマー氏は、「日本サッカーの父」とその功績を称えられました。
 チームも組織も団体も、一人ひとりの地道な行動の積み重ねによって強靭な基盤が築かれていくのでしょう。高みを目指して自己成長に努めたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月10日(木)「日本サッカーの父」より

<今日の心がけ>
行動に磨きをかけましょう

日本サッカーの父 感想

個人のプレー技術向上をチームの共有意識にどうやって活かしていくかを、個人でもチームでも理解しているところは強いですよね。

個人プレーが卓越すると、自分よりレベルの低い人を足手まといに感じてしまい、チームの和を乱してしまいがち。ピッチに出場している人は、ひとり残らず必要な選手なのだから、出場している選手の良いところを、お互いがどうやって活かしていくか考えることが大切だと思います。

職場の教養 9月9日(水)「日々の積み重ね」

おはようございます。@ukara91です。
9月9日(水)の職場の教養は「日々の積み重ね」です。

日々の積み重ね

 「生まれながらの長老なし」ということわざがあります。
 「生まれた時から経験豊富で、人格や学問にすぐれた人などいるはずはない。みんな長い間の修養や経験を経て立派な人間になるのだ」という意味です。
 これは、仕事においても同じです。仕事も常に上手くいくとは限りません。時には無理難題に直面し、思うように進まないことがあるでしょう。
 大切なのは、それをどのように受け止めるかということです。自分には無理だと投げてしまっては、状況は変わりません。壁に突き当たった時こそ、自身の思考や行動を振り返り努力することが必要です。
 初めは上手くいかなくても、対処の方法を模索することはできます。その積み重ねが、自身の成長にもつながります。壁を乗り越える過程において、試行錯誤することで、自身の能力は磨かれていきます。
 すぐに成果を感じられなくても、継続していけば大きな違いが現われます。まずは、目の前の仕事に、しっかり取り組んでいきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月9日(水)「日々の積み重ね」より

<今日の心がけ>
諦めずに試行錯誤を重ねましょう

ああ正負の法則

日々の積み重ね 感想

人は何の為に生まれて生きていくのでしょうか?
その考え方に一定の基準を与えたのが「仏教」です。

浄土真宗意外の仏教では、人生を修業の場と捉えるようです。

という事は、何の問題も起きない平凡な人生では、あまり生きる意味もなくなります。
問題が多く起きる人生は、その問題を解決することで、人として成長しなさいという未来の自分からのメッセージなのかもしれません。

自分ばかりに問題が起きると嘆いているうちは、そこから抜け出せなくなります。「この問題は、自分をどれだけ成長させてくれるんだろう?」と問題を前向きに捉えることで、問題の見え方がプラス思考になり、解決の糸口は見つけやすくなるものです。

限りある人生。問題も楽しむ心構えで一歩一歩進んでいきましょう。

職場の教養 9月8日(火)「文字が書けるのは」

おはようございます。@ukara91です。
9月8日(火)の職場の教養は「文字が書けるのは」より

文字が書けるのは

 本日は国際識字デーです。識字とは、文字の読み書きができることを指します。
 日本ユネスコ協会連盟によると、世界で読み書きのできない成人は、約7億5千万人に及ぶとされています。
 なぜ、私たちは文字を読んだり書いたりできるのでしょうか。日本においては、義務教育の恩恵が大きいようですが、そのほかにも理由はあるでしょう。
 Yさんは、引っ越しの準備をしていた際、幼い頃に文字を練習していたノートを見つけました。懐かしい思いで開いてみると、マスから大きくはみ出た文字や、本来の形とは異なる文字が書いてありました。
 その文字の横には、読み書きができるようにと手を尽くしてくれたことが窺い(うかがい)知れる、親の添削の跡を見ることができました。古いノートを通してYさんは、自分に注がれた親の愛情を実感することができたのです。
 日常生活で何気なくこなしている読み書きですが、なぜ自分が読み書きできるようになったのか、改めて考える日としたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月8日(火)「文字が書けるのは」より

<今日の心がけ>
読み書きができることに感謝しましょう

文字が書けるのは 感想

日本は、江戸時代でも識字率はかなり高かったようで、知的探究心の高い国民性が現われています。しっかりと読み書きを習得することで、豊かなコミュニケーションの中で人生や生活の幅が広がる事を昔から日本人は知っていたのかもしれません。

日本最古の書として「古事記」が有名ですが、それは西暦712年と言われています。
日本の歴史が始まって随分経過して、ようやく書物が書き記されるようになったということになりますが、それまで日本人は獣のように言葉が無かったわけではなく、会話は成り立っていたようです。

文書として記す技術がなかったようですが、歴史や重要な事柄については、すべて口伝(くでん)で伝承されていったと思われます。

今でも、天皇家などは最重要事項を「口伝」で伝承している可能性が高いですが、文書で残すことによって、細かい「記録」を残すことができるので、とても便利になったと言えます。

さらに最近では、動画でメッセージを残せるので、ひょっとしたらこれからは、歴史的な記録もYou Tubeに残すという時代になるのかもしれません。

職場の教養 9月7日(月)「努力が自信を培う」

おはようございます。@ukara91です。
9月7日(月)の職場の教養は「努力が自信を培う(つちかう)」です。

努力が自信を培う

新商品の開発プロジェクトを初めて任されたTさん。社内において、新商品のプレゼンテーションを行うことになりました。
 Tさんはプレッシャーと緊張で不安になり、「言葉に詰まって、話が飛んだらどうしよう」と周囲に話していました。それを聞いていた上司が、「心配を口にするとその通りになるよ。自信を持ってやりなさい」と告げたのです。
 さらに、「資料の準備を万全にすること。資料を見なくても説明できるように練習を繰り返すことが肝心だ」と、具体的にアドバイスしてくれました。
 Tさんは何度も資料を読み込み、話し方を工夫して、練習を重ねました。また、補足の資料も整えて、どのような質問にも対応できるよう準備しました。
 すると、<きっとできる>という自信が湧いてきて、不安よりも<早く発表をしたい>と、気持ちが切り替わっていったのです。
 プレゼンテーションは高評価を得て終了し、自信を持つ大切さを実感しました。社長からも、「良い内容だったよ」と言われ、達成感を味わったのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月7日(月)「努力が自信を培う」より

<今日の心がけ>
自信を持って仕事にあたりましょう

努力が自信を培う 感想

人に初めて商品や企画、プロジェクト等の説明を行う時には緊張しない人はいないでしょう。
最初は余裕だと思っていても、プレゼンの日が近づいてくるにつれ不安になってくるものです。不安を消すには、練習あるのみです。
練習相手がイナイ時は、プレゼンの台本を徹底的に整えて見ましょう。

セリフの台本を読み直して、客観的にみて理解できる内容になっているかどうか?
読み上げる文章に対して、この画像は解りやすいか?
今よりも、もっと簡潔で解りやすい伝え方は他にないのか?

これらを徹底的に考えていくうちに、緊張は少しずつ消えていきます。

今は、PCやタブレットを片手にプレゼンする人も多いので、記憶する必要性は薄くなりました。伝えたい事を全て伝えようとせず、一番伝えたい要点をいくつかにまとめて、一文字でも少なく伝える方法を追求しましょう。

この作業になれてくると、商品や企画の要点を掴む力が増し、次回以降の台本作成能力は格段に上がってきます。その頃には自信になっていると思いますよ。

職場の教養 9月6日(日)「カラーテレビの普及」

おはようございます。@ukara91です。
9月6日(日)の職場の教養は「カラーテレビの普及」です。

カラーテレビの普及

 今週の9月10日は「カラーテレビ放送記念日」です。
 制定の由来は1960年のこの日に、日本の5つのテレビ局でカラーテレビ放送が開始されたことによります。
 放送開始は世界で2番目の早さでしたが、カラーテレビ自体が高価だったため、なかなか普及にはつながりませんでした。
 ところが4年後の1964年に、アジアで初となる東京オリンピックが開かれることとなり、カラーテレビが普及していったのです。
 60年の月日が経ち、テレビを取り巻く環境も大きく変わってきました。一家に1台だったテレビですが、複数台持つ家庭もあるでしょう。
 一方、若い世代はテレビ番組の視聴よりも、インターネットなどの動画配信を好んで見る傾向があるようです。
 様々な情報を、私たちにもたらしてくれたテレビに感謝の思いを捧げつつ、有効に活用していきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月6日(日)「カラーテレビの普及」より

<今日の心がけ>
物の歴史を振り返りましょう

カラーテレビの普及 感想

カラーテレビが普及したお陰で、行けない土地の風景や音をテレビで見たり、情報量が一気に増えて、世の中のことを国民隅々まで見ることができるようになり、すごい発明品だと思います。

田舎に住んでいると、スポーツもなかなか生では観戦できませんが、テレビのお陰で生と同じ時間に見て感動することができるようになりました。

でも、そういう時代にも慣れてきた現代、テレビの役割は終わったんだなと感じます。
僕はもともとあまりテレビを見ない方でしたが、コロナの影響で、テレビを見る機会が少し増えました。
世の中には、一つの事実に対して様々な考え方があってよいと思うのですが、テレビを見ていると、一つの見方だけが放送されているように感じます。
本来は、事実をしっかりと放送し、様々な考え方のコメンテーターを配置し、最後は視聴者が自分でなにが本当なのか?を判断することが、テレビの役割のハズなのに。

ネット動画では、様々な意見を見ることができるので、テレビの役割の大部分は終了したんだろうなと感じてしまうのです。

日本は高齢化社会。高齢者の多くがテレビからの情報に頼っています。
この状態で選挙を行うんですから、とても心配です。

職場の教養 9月5日(土)「似たもの親子」

おはようございます。@ukara91です。
9月5日(土)の職場の教養は「似たもの親子」です。

似たもの親子

 Aさんの小学生の長男が、学校の掃除の時間に友だちと箒(ほうき)を振り回し、相手に怪我を負わせてしまいました。
 幸いにも軽い怪我ですんだものの、Aさんと妻からの叱責を聞いているのか聞いていないのか、長男は反省する気持ちが薄いようです。
 Aさんは、<どうしたらよいものか>と両親に相談しました。すると父親から「お前もその年頃に、友だちとチャンバラごっこをして、相手に怪我を負わせ、俺がかったんだと得意になっていたじゃないか」と昔話を聞かされました。
 すっかり忘れていた小学生の頃の記憶が、Aさんの脳裏に蘇りました。そして、<子供は、親の容姿や性格だけではなく、親がその年頃にしたことを再現しているのかもしれない>と気づかされたのです。
 <してはいけないことを、きちんと教えてこなかった>と反省したAさん。<子供を頭ごなしに叱るのではなく、良いことと悪いことを判断する力、過ちに対しては素直に謝る心を育んでいこう>と決意したのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月5日(土)「似たもの親子」より

<今日の心がけ>
自分の言動を振り返りましょう

似たもの親子 感想

子供の体は親のDNAを染色体で遺伝することによって似ていくのでしょうが、心は、そうやって遺伝していくものではないと思います。

生まれでてからずっと親を見ているので、見て、真似ていく事で似ていくのではないかと思います。波動や波長というようなもので、心の遺伝が行われるという説もあるそうですが、そうだとしたらロマンがあって素敵ですね。

似た価値観で暮らしてる家族を見ることで、自身を客観的に見える事があります。
なんだか、似たような魂が、同じ学校で人生の勉強をしているように感じませんか?

職場の教養 9月4日(金)「健康は財産」

おはようございます。@ukara91です。
9月4日(金)の職場の教養は「健康は財産」です。

健康は財産

 アメリカの思想家のラルフ・ウォルドー・エマソンは、「健康は第一の富である」と説きました。
 病気やケガをして健康のありがたさを実感するように、仕事をする上で大切な要素の一つに健康の保持があります。
 健康は仕事面のみならず、プライベートを充実させるためにも欠かせません。
健康を保持する秘訣として、栄養バランスの良い食事を摂る、腹八分目を守る、適度な運動を続ける、早寝早起きなどが挙げられるでしょう。
 時に、病を患ったり、体に不調があったりした場合は、適切な治療を受けた上で、それまでの生活の仕方をしっかりと振り返ってみることが大切でしょう。その気づきが健康を保つ上で、自分の財産となっていくのです。
 財産といえば、預貯金や不動産などを思い浮かべることが多いかもしれませんが、健康は金銭にかえられない価値があります。
 体からのサインを見逃さず、自らの心身の状態を見つめていきたいものです。

<今日の心がけ>
健康管理に留意しましょう

健康は財産 感想

健康を失なうことは怖いですよね。でも、健康な時に、健康を失う事を考えて、予防対策を打つのもなかなか難しいかもしれません。

また、日々の生活に関わることですから、食事や運動に関しては「習慣化」しなければ健康の維持はできないでしょう。

習慣化は、無理なことをしないのが「秘訣」と言えます。

肉が大好きな人が、明日から急に肉を辞めるなんてことができるでしょうか。
数日はできたとしても、なんだかストレスで、表情は険しく変化していきそうですよね。

「ガンにならないために○○を食べないようにしよう」とか考えすぎるまえに、まずは「満腹の一歩手前で食べるのを辞める」ことに集中してみてはいかがでしょう。

それも、「1週間の中で、4日は満腹になっても許す」ぐらいのところから実践して習慣化してみる工夫が大切だと思います。

「習慣」が人生に彩りを与えていくのかもしれません。

職場の教養9月3日(木)「ハレの日に」

おはようございます。@ukara91です。
9月3日(木)の職場の教養は「「ハレ」の日に」です。

「ハレ」の日に

 民俗学では、七五三、入学式、成人式、結婚式など、特別な意味を持つ場を「ハレ」と称しています。また、年中行事においては、お正月やお盆なども「ハレ」にあたります。
 企業では、入社式や新築した建物の上棟祭や落成式などにあたります。また、創業10年、20年・・・という節目の際にも、創業の目的や理念を再確認し、事業の継続を祝う場が設けられることが多いようです。
 企業における「ハレ」の行事では、社員や関係者が一堂に会し、これまでの即席を辿りながら、新たな決意を固め、さらなる発展を誓います。
 「ハレ」の日には、創業から労を尽くしてくれた人たちの恩を振り返ることが大切でしょう。こうした人たちのお陰で今日の発展があります。なぜならば、誰もが上司や先輩に仕事を教えてもらい、一人前になってきたからです。
 常日頃から、お世話になっている人々に対して感謝の念を持ち、その恩に報いる働きをしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月3日(木)「ハレ」の日に より

<今日の心がけ>
人とのつながりを大切にしましょう

「ハレ」の日に 感想

ハレの日に創業の目的に思いを馳せたり、今まで失敗したこと、良かったことを思い出し仲間と感謝の気持ちを分かち合う会社は多いと思います。

その際に思い出すことは、「○○年に機会を投入した」ということではなく、○○さんは○○だったですよね〜。あの頃の厳しい指導があったからこそ今の僕があるんです。というような、「人」に関することでしょう。

節目節目でお世話になった人を思い出したり感謝する事で、青竹のように丈夫で高く伸びていくのかもしれません。

職場の教養 9月2日「心の整理」

おはようございます。@ukara91です。
9月2日(水)の職場の教養は「心の整理」です。

心の整理

 製造会社に勤務するFさんは、整理整頓を習慣にしています。仕事が終わると、作業場で使用した道具を元に戻し、きっちり後始末をして帰ります。
 きれいに片づけられた空間を心地よく感じるFさんですが、妻は多少散らかっていても気にしません。例えば、靴が散乱している玄関を見て、Fさんが片付けるようにと注意しても、反発するのです。
 そのような妻に苛立つ日々を過ごしていたある日、Fさんはある一文を目にし、ハッとしました。自分の考えを妻に押しつけていたからです。
 それは、「にこにこして話しかけると、相手は笑みをかけて答える。大声でどなれば、むっとしてにらみかえす」というものでした。
 <何がなんでも後始末をするべきだ>と決めつけていたことを反省したFさん。
考えを改め、Fさん自らが靴を揃え始めました。
 以来、妻の反論も不機嫌な表情も消え去り、玄関の靴が揃えられるようになりました。Fさんの考えが変わったことが妻の心に作用したのでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月2日(水)「心の準備」より

<今日の心がけ>
決めつけずに考え方を変えてみましょう

心の整理 感想

夫婦といえども他人。自分がどんなに強い思いをもっていても、変えることができるのは自分だけですよね。

不思議と、自分が変わると周囲にも影響がでるものですよね。

他人の態度は自分の鏡と心得たいですね。