おはようございます。@ukara91です。
4月29日(木)の職場の教養は「仕事の精密さ」です。
仕事の精密さ
Y氏が出張からの帰り道でのことです。新幹線で終点の駅に到着し、改札口の直前で切符を出そうとしましたが、なかなか見つかりません。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月29日(木)「仕事の精密さ」より
思い当たる箇所のすべてを探したものの、切符が見つけられなかったY氏は、思い切って駅のスタッフに、事情を伝えました。
すると、駅のスタッフは「何号車でしたか?」「席の位置はどのあたりでしたか」と質問をされました。Y氏は乗車位置を思い返し、号車と席位置を答えると、スタッフはすぐに関係部門へ連絡をしたのです。
すると、わずか数分で、「車内の通路に落ちていました」とY氏の手元に切符が戻って来たのでした。<スタッフの連携がすごいな>とYさんは感動しました。
日本人の仕事の精密さは、機械や製品にとどまらず、各種のサービスにおいても世界から羨望を集めているようです。私たちもそうした日本の一企業のプロの一人として、自信と誇りを持って職務に励みたいものです。
Y氏は、<自分も仕事力に磨きをかけよう>と決意したのでした。
<今日の心がけ>
プロとしての誇りを持ちましょう
仕事の精密さ 感想
仕事の精密さや正確さは日本の「ものづくり」の文化です。
「ものづくり」で育まれた文化は、サービスでも日本らしさを出しています。今回のエピソードなどは、典型的な日本人の行動です。
切符を無くしたと言われたら、「めんどうくさい客が来た」と感じてしまうのが普通でしょう。それを、座席位置などを聞き出し、切符を探しだしたという行為は、Y氏には予想もできなかったでしょう。
自分の予想を上回るサービスを受けた時、「感動」が生まれます。
この、「相手の要望を上回る」を、サービスでも日本人は表現してきて、かゆいところに手が届く細かいサービスの数々が生まれ、現代まで育まれてきました。
私達日本人は、先人が残してくれた「ものづくり」や「相手の要望を上回るサービス」に触れています。学び、継承していきましょう。