おはようございます。@ukara91です。
6月26日(土)の職場の教養は「火もまた涼し」です。
火もまた涼し
梅雨に入り、蒸し暑い日が続きます。暑さとの向き合い方をしめした「心頭滅却すれば火もまた涼し」という諺(ことわざ)があります。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月26日(土)「火もまた涼し」より
この諺は「心を整えて、雑念をなくせば、何にでも耐えうる」という意味を持ちます。では、どのようにして雑念をなくせば良いのでしょうか。
営業職4年目のIさんは、プレゼンテーションの場でも<失敗したらどうしよう>など、雑念にとらわれて上手に話せないのが悩みの種でした。
先輩に相談すると、「自分なりのルーティンを持ったらどうかな?僕はプレゼンの前は深呼吸を3回して心を落ち着かせているんだよ」と話してくれました。
「ルーティン」とは決まった動作です。それを繰り返すことで、心を整えるのです。
いわば「集中力のスイッチ」ともいえます。心理学の分野でもパフォーマンスの向上につながると着目され、それを実践するスポーツ選手もたくさんいます。
「火もまた涼し」の「火」は、暑さに限らず「困難」とも置き換えられるでしょう。ルーティンを持ち、何事にも落ち着いて対処しようと思ったIさんです。
<今日の心がけ>
自分に合ったルーティンを持ちましょう
火もまた涼し 感想
集中力を高めるルーティンは、スポーツ選手がよくやっていますね。
イチローや、体操の内村などのルーティンは有名です。スポーツの場合はルーティンを行なうことで、いつもと同じ筋肉の動きがあるので、集中力を高めるだけでなく、体の調整も行えるかもしれません。
日本に昔から伝わる「茶道」「柔道」「剣道」など「道」とつくものには、必ず「型」があります。「型」とルーティンはほぼ同じですよね。
でも「型」だけでは柔道や剣道は勝てません。型をしっかりと身につけるプラスアルファの部分で競い合っています。
茶道などもそうですよね。最初から最期まで「型」だけで所作をしたりお茶を点てるのではないと思います。型の所作の中で相手を見て、相手に合う温度のお茶にしたり、苦味や甘みを調整したりするようです。
「型と型のあいだのわずかな隙間に、自分らしさを出す」と考えられ、集中力が高まるという昔の日本人の智慧なのかもしれませんね。