おはようございます。@ukara91です。
2月9日(火)の職場の教養は「令月」です。
令月
「初春の令月にして、気淑く(きよく)風和らぎ(かぜやわらぎ)、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披き(ひらき)、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫らす(かおらす)」
一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月9日(火)「令月」より
『万葉集』の「梅花(うめのはな)の歌三十二首(さんじゅうにしゅ)の序文です。現在の元号「令和」の引用元となったことで、広く知られるようになりました。
現代語に訳すと、「時あたかも新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉(おしろい)のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香りの如きかおりをただよわせている」という意味になります。
梅の鮮やかな花から芳しい香りが漂う季節を、様々なことをスタートするのに適した月だと感じていたのでしょう。
令和三年が始まってから一ヶ月が経ちました。徐々に春が近づくこの時期は、年の始めに立てた目標に加えて、新たな挑戦を始めるのにもよい時期です。
未知のジャンルに挑んだり、苦手意識のあるものに取り組んだりすることで、秘められた自分の能力を発見できるかもしれません。
<今日の心がけ>
新たなチャレンジをしてみましょう
令月 感想
「令和」という元号に「令」の時が使われている事で「命令」の令から悪い印象に感じている人も多いかもしれません。これは「上司が感情から指示を出す」という意味に誤解しているからだと思います。
「命令」も「法律に則って命じる」という意味です。法律=律令(りつりょう)の「令」ですね。初春の令月にしてというのは、「春の区切りの月」と読みかえることもできます。
「令和」という元号も、日本や世界が新しい価値観に変わっていく時代という風に読み替える事もできます。SNSの台頭、コロナの蔓延、AIの発達など、そういわれてみると歴史の授業で習った産業革命のようなものが、現在もきているのだと感じます。
「令の時代」を意識しながら、自身も新たなチャレンジをしていきましょう。