職場の教養 感想3月11日(木)「十年前の記憶」

おはようございます。@ukara91です。
3月11日(木)の職場の教養は「十年前の記憶」です。

十年前の記憶

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災から十年が経ちました。
 K氏は震災当日、東北地方に出張中でした。ホテルの部屋に入った直後、大きな揺れが起き、立っていることすらできませんでした。
 非常ベルと共に「お客様は、すぐに避難してください」と館内放送が流れました。廊下にでると、懐中電灯を持ったスタッフが既に待ち受けていて、余震が続く中、混乱を感じさせずに、宿泊客全員を外に誘導したのです。
 平時(へいじ)は冷静に対応できていても、自然災害に限らず非常時には混乱し、統制がとれなくなったりするものです。このホテルでは、定期的な防災訓練のほかに、日々の職場の朝礼でも避難確認を徹底していたのでした。
 K氏は、スタッフの冷静で機敏な動きとチームワークの良さは、日頃の朝礼での基本的な起居動作(ききょどうさ)の積み重ねであったことを聞きその大切さを実感したのです。
 「天災は忘れた頃にやってくる」といいます。非常時に対する日々の訓練や物資の備えの重要性を改めて確認したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月11日(木)「十年前の記憶」より

<今日の心がけ>
自然災害に備えましょう

十年前の記憶 感想

災害の予防対策は、平時の行動ですべて決まります。
避難訓練は、いざという時の避難場所の確認や逃げる道の確認には効果があるので、定期的に確認するとよいと思います。

防災グッズとして売られているものは、いざという時に役立つかどうかは微妙です。

普段の生活で使う、ガスコンロをカセットコンロにしたり、お風呂のお湯は入浴後も抜かずに、翌日にお湯を溜める直前までそのままにして、いざという時にトイレを流す水として利用する等、毎日の生活に予防対策を結びつけておく事が重要だと思います。

油断した時にくるのが災害ですから、普段の生活に災害対策を取り入れていきましょう。

職場の教養 感想3月10日(水)「恩師からの学び」

おはようございます。@ukara91です。
3月10日(水)の職場の教養は「恩師からの学び」です。

恩師からの学び

 Tさんは、ある時期になると昔お世話になった恩師を思い出します。Tさんは高校受験の際、自宅から約二時間かかる高校で試験を受けました。
 その中学校から過去に受験した生徒はいなかったため、学校の情報はあまりない状況でした。試験当日、不安でいっぱいのTさんが自宅の最寄り駅の改札を通過しようとした時に、担任の先生から呼び止められたのです。
 「おはよう。体調はどうだい。落ち着いて試験に臨むように」と激励してくれたのです。先生はTさんが駅を通過する時間を見計らい、待っていたのでした。
 毎年、受験シーズンになるとTさんは、当時の担任の先生が駅まで見送りに来てくれたことを思い出します。
 現在、Tさんは、経営している会社で社員が取引先に向かう際、受験の日に担当の先生がしてくれたように、激励の言葉を添えて見送ります。
 大きな声で明るく見送ることで、社員の間でも「行ってきます」「行ってらっしゃい」の声が響き合い、良い雰囲気が漂っているのを実感するTさんです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月10日(水)「恩師からの学び」より

<今日の心がけ>
喜びの体験を日常生活に活かしましょう

恩師からの学び 感想

誰にも必ず恩師や恩人がいます。
先生で恩師と呼べる人がいなくても、親は恩師です。

子供や生徒の立場からみて、親や教師は、自分に気を使ってくれて当たり前の存在ではありません。自分に気を使ってくれて、苦労も重ねてくれた人に対して心から「ありがとう」と言える人でありたいですね。

そう言える人は、きっと誰かの恩師になっていき、それが多くの人に繋がっていくのだと思います。

職場の教養 感想3月9日(火)「チャンスへの転換」

おはようございます。@ukara91です。
3月9日(火)の職場の教養は「チャンスへの転換」です。

チャンスへの転換

 三月は、入学や入社などに向けた、新しい環境を準備する時期です。
 新しい環境に身を置く時には、緊張が伴います。誰しも不安を感じるものですが、それは自身の可能性を大いに広げるチャンスであると、捉えてみましょう。
 新天地では何かと勝手が違い、戸惑うこともあるはずです。一方で、今までの自分にはなかったアイデアが浮かんだり、新しい事柄を取り入れられる状況ともなります。
 仕事をする際には、良好な人間関係を築くことが大切です。わからないことがあれば素直に質問し、謙虚な姿勢を忘れず、業務に取り組みましょう。
 誰しも得意・不得意はあります。それでも、苦手なことに挑戦しようと、日々努力を積み重ねることで、苦手が得意に変わっていく楽しみが、新たな環境には潜んでいるかもしれません。
 不安をチャンスに、苦手を得意に転換することで、自身の教養の幅が広がり、新しい自分と出会えることでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月9日(火)「チャンスへの転換」より

<今日の心がけ>
新しいことを受け入れてみましょう

チャンスへの転換 感想

春は何かと新しいことを経験できるチャンスですね。
新しいことに戸惑うのはあたりまえです。でもこの「戸惑い」は「発見」を誘発し、人を大きく成長させてくれる力になるのでしょう。

戸惑う場へ勇気を持って踏み出しましょう。

職場の教養 感想3月8日(月)「春から始める習慣」

おはようございます。@ukara91です。
3月8日(月)の職場の教養は「春から始める習慣」です。

春から始める習慣

 冬の寒さも和らぎ、徐々に春めいてくる季節となりました。この時期に関連することとして、「春眠暁を覚えず(しゅんみん あかつきをおぼえず)」という言葉があります。
 中国の唐の時代の詩人である孟浩然(もうこうねん)が詠(よ)んだ有名な漢詩の一節で、「春の夜はぐっする眠れるものだから、朝がきたのにきづかず寝過ごしてしまう」という意味です。皆さんの中にも、うっかり寝過ごしてしまった人もいることでしょう。
 「寝過ごしてしまうくらい気持ちのよい春の朝」は、夜明けが早まり、気温も上がってきたことを意味します。少し早起きをしてウォーキングを始めるなど、新しい第一歩を踏み出すのに丁度よい季節ともいえます。
 快適な目覚めを得るには、睡眠の質が大切です。就寝前の時間を有効に使い、快適に寝られるよう工夫しましょう。夕食を早めに摂る、入浴で体を温める、好きな音楽を聴くなど、睡眠の質を上げる様々な方法があります。
 少しの工夫と努力で、気持ちよく目覚めることは可能です。春の訪れと共に、生活習慣を見直してみましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月8日(月)「春から始める習慣」より

<今日の心がけ>
快適な目覚めで心身を整えましょう

春から始める習慣

日の出の時間が早くなってきました。
朝、起きる時に窓から入る日光でスッキリと目覚める事ができる人も多いのではないでしょうか。
二十四節気の「啓蟄」を越えたので土の中では虫たちが動き出してきたと思いますが、「人」も自然の中の生物。太陽や月のリズムに合わせて心や体に影響がでてくるのでしょう。気温の高い時の夏の強い日光とちがい、今の時期は気温が低く、日光が気持ちよく感じます。我々「人」もそろそろ「啓蟄」なのかもしれませんね。

職場の教養 感想3月7日(日)「プレゼントのお返し」

おはようございます。@ukara91です。
3月7日(日)「プレゼントのお返し」です。

プレゼントのお返し

 日本では、バレンタインデーの返礼の日として、三月十四日がホワイトデーと認識されています。
 Mさんは、バレンタインデーのお返しを買いにデパートへ行きました。店内には、菓子、ハンカチ、花など、様々な物があり、Mさんは<何がよいだろう>と思案していました。
 「何かお探しですか?」と声をかけてくれた店員に事情を話すと、「返礼品のお菓子には色々な意味があるといわれています」と教えてくれました。
 なかでも、昭和五十二年、老舗の菓子屋がバレンタインデーのお返しとして提案したチョコの入ったマシュマロは「頂いた物を柔らかく包んで返す」という意味があり、マシュマロの白から「ホワイトデー」という名称になったそうです。
 思いがけず、ホワイトデーの起源を知ることになったMさん。人に物を贈る際は儀礼的に済ませるのではなく、相手のことをよく考えて選ぼうと思いました。
 さらに、日頃の感謝の思いを込めて贈りたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月7日(日)「プレゼントのお返し」より

<今日の心がけ>
感謝の気持ちを込めましょう

プレゼントのお返し 感想

人に感謝の気持ちを伝えたりする事が苦手な人は多いです。
そういう人のために、「感謝の気持ちを伝えるキッカケの日」としてホワイトデーがあると思うと、とてもありがたい日に感じますよね。

チョコをお返ししたり、クッキーをお返ししたりとかいうのはそんなに気にせず、相手の事を考え、相手の何に対して感謝しているのかを考え、相手が笑顔になりそうな物をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

たくさんの人からプレゼントをもらいそうな相手の場合、自分と同じものをたくさんもらって「困らないかな?」など、相手の状況が人は聞いてみればいいですが、相手の状況がわからない場合は、「困らないかな?」などの余計な事は考える必要はありません。

相手の事だけ考え、感謝の気持ちを伝えてみましょう。

職場の教養 感想3月6日(土)「一着のジャンパー」

おはようございます。@ukara91です。
3月6日(土)の職場の教養は「一着のジャンパー」です。

一着のジャンパー

 東日本大震災から、まもなく十年になります。
 Aさんは震災後、長い間、避難所生活を続けていました。その時に助けられたのが、一着のジャンパーでした。それは、全国各地から届けられた救援物資の中から、いただいたものです。
 三陸の海岸は風が強く吹き、体感温度が一気に下がります。そのような中、ジャンパーが寒さからAさんを守ってくれたのです。
 いつの頃からか、Aさんはこのジャンパーに対して、毎朝「ありがとうございます」と声をかけるようになっていました。
 挨拶を続けているうちに、顔のわからない送り主とつながっているような感覚を覚えました。そして、「一人じゃない」と心に灯(ひ)がともったような気持ちになり、元気と勇気が湧き上がってきたのです。
 孤独や孤立は、心の元気を奪いますが、良きつながりは心を温めて、そして強くしてくれます。改めて、人との絆を大切にしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月6日(土)「一着のジャンパー」より

<今日の心がけ>
人とのつながりを大切にしましょう

一着のジャンパー 感想

一着のジャンパーは、物理的にはただの布切れの組み合わせです。
しかし、人は想像力によって、そのジャンパーが送られてきた背景や、支援してくれる人の応援を前向きに想像することができ、それが自身の心を強化してくれます。

「想像」なのですから、それは自由にコントロールできるはずです。

何事も前向きな想像をすることで、人生は明るく開け、他人の人生にも良い影響を与えていくのではないかと思います。

被災した方は10年前、本当に大変な思いをしましたね。
その経験は今、どんな風に役立っていますでしょうか。
10年の一区切りの時に、一度自身を見つめ直し、また前向きに一歩進んでいきましょう。

職場の教養 感想3月5日(金)「サンゴの日」

おはようございます。@ukara91です。
3月5日(金)の職場の教養は「サンゴの日」です。

サンゴの日

 本日、三月五日はサンゴの日です。「三五(さんご)」の語呂合わせと、サンゴが三月の誕生石であることから、平成八年に世界自然保護基金によって制定されました。
 サンゴ礁の面積は地球表面の0.1%ほどですが、二酸化炭素を吸収して酸素を作ったり、海を浄化するなど大切な働きをしています。また、海洋生物の生息地であるため豊かな漁場となり、私たちの食生活に潤いを与えてくれます。
 そのサンゴ礁が、沿岸開発、海洋汚染、森林伐採や農地開発に起因する表土流出などにより、危機的な状況に陥っています。
 サンゴ礁を守るため、私たちにできることは、川や海を汚さないように努めることです。また、サンゴ礁と共に地球を守る行動をとっていきましょう。
 例えば、<水や電気を節約する><ゴミのポイ捨てをしない><紙を大切に使う><植物を植える>など、日常生活の中でも環境を保全することはできます。
 海や山の恵みによって私たちの生活は営まれています。小さな環境保全でも継続して行ない、美しい地球や自然への感謝の念を深めたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月5日(金)「サンゴの日」より

<今日の心がけ>
環境保全に取り組みましょう

サンゴの日 感想

環境保全に取り組むのは良いことですが、本当に環境はこわれているのか?等自分で調べる事も重要です。

サンゴ礁は二酸化炭素を吸収し酸素を作りますが、人間は逆に酸素を吸収し二酸化炭素を作ります。人と、サンゴ礁等の植物は共生関係といえます。共生関係であるなら、人はどんどん二酸化炭素をだすことが、サンゴ礁を育てる行為とも言えます。

環境を考える時、本当に今何が地球に起きているのか?をしっかり見極めることが必要だと思います。

職場の教養 感想3月4日(木)「春夏秋冬」

おはようございます。@ukara91です。
3月4日(木)の職場の教養は「春夏秋冬」です。

春夏秋冬

 明日は二十四節気の一つ、啓蟄(けいちつ)です。啓蟄とは「冬ごもりの虫が地中から、はい出ること」を表わし、春の季語としても使われます。
 人間のように年間を通じて活動する生き物とは別に、寒い冬は地中や水底(みなそこ)、穴倉(あなぐら)でじっとして越冬する生物もいます。
 人の人生を季節にたとえると、逆境の寒々しい冬の時期があれば、それを乗り越え、暖かな光が差す春のような時期、万事情熱的に運ぶ夏のような時期、秋のように穏やかな時もあるでしょう。
 どのような状況でも一喜一憂せず、四季の巡りのように受け入れることが必要なのです。
 「夜になったといって、だれが悲しむ者があるか。休みの時がきたのだ、すでに明朝が近づいたのだ。必ず明日(あす)がくる」という言葉があります。
 夜があるから朝があります。冬があるから夏があるのです。朝も春も必ずやってきます。冬ごもりのような時ほど、「必ず春は来る」と心したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月3日(木)「春夏秋冬」より

<今日の心がけ>
春に向けて気持ちを切り替えましょう

春夏秋冬 感想

「春夏秋冬」。人生も季節のように巡るものだと多くの先人が示唆してくれています。
この言葉の本質は、皆平等に「春夏秋冬」が巡ってくるというものだと思います。

あの人の人生は「春ばかり」という事はなく、たまたま春に見える部分が目立つだけで、冬の厳しさをたくさん経験したからこそ「春ばかり」に見える時があるのでしょう。

今が苦しい冬のように感じるなら、しっかりと乗り越えた先に必ず春が来るという合図です。冬には虫や動物は籠もります。人も籠もるのに最適な時期なのかもしれません。

籠もるといっても動物のように冬眠するわけではなく、自身の心としっかりと向き合うという意味での「籠もる」です。

心の中をしっかりと棚卸しして、来たるべき春に備えてみてはいかがでしょう。

職場の教養 感想3月3日(水)「健やかな成長を願って」

おはようございます。@ukara91です。
3月3日(水)の職場の教養は「健やかな成長を願って」です。

健やかな成長を願って

 本日は雛祭りです。女児のいる家庭では雛人形を飾り、菱餅や桃の花、白酒などを備えて祝うのが一般的です。
 上巳(じょうし)の節句ともいい、中国から伝来した五節句(ごせっく)の一つです。昔、中国では三月上旬の巳(み)の日に、水辺で穢れを清める風習がありました。また、三月三日に香りの強い桃花酒(とうかしゅ)を飲むと、病を除き若さを保つことができるといわれていました。
 これらの風習が、日本ならではの行事へと変化していきました。日本にも、禊(みそぎ)の行事がありました。また、罪や穢れを紙の人形に移して水に流すという風習があり、鳥取県の流し雛(ながしびな)など、各地にその習わしが残っています。
 この人形が、現在の雛人形の元になっているといわれています。雛祭りには、子供の健やかな成長を願う先人の祈りが込められています。時代によって変化をしながら脈々と受け継がれ、現在の形になっているのです。
 表面的な形式だけを見るのではなく、伝統を紡(つむ)いできた先人の思いにも心を向けたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月3日(水)「健やかな成長を願って」より

<今日の心がけ>
伝統文化の由来を知りましょう

健やかな成長を願って 感想

雛人形は、陰陽道に通じるような効能があるのかもしれませんね。
紙の雛人形は穢れを吸い取り使い捨てされますが、しっかりした雛人形は一年の穢れを吸い取り、また翌年にも使用でき、永遠に使えます。

伝統文化には必ず意味があります。
意味を知った上で、文化を継承していきたいものですね。

職場の教養 感想3月2日(火)「春を迎える前に」

おはようございます。@ukara91です。
3月2日(火)の職場の教養は「春を迎える前に」です。

春を迎える前に

 四人家族のNさんの家の玄関には、いつも靴が出しっ放しになっています。
 子供たちが成長して靴のサイズが大きくなり、種類も増えて、収納棚(しゅうのうだな)に入りきらないことも原因のようです。
 Nさんは、寒さの緩んだ休日に意を決し、家族のすべての靴を出してみました。
全部並べると、五十足(ごじゅっそく)もありました。その中には、サイズの合わなくなった子供たちの靴や、Nさんが何年も前に履いていた靴などもありました。
 さっそく、一足一足点検して、サイズが合わなくなったものは、リサイクルに出すことにしました。そして、捨てるものには<今までありがとう>と感謝して、ごみ袋に入れました。
 すべての靴を選別して、一つひとつ棚に戻していくと、すっきり収納棚に靴が収まるようになったのです。
 春を迎える前に玄関がきれいに片づき、心もさっぱりしたNさん。今後は家族にも協力をしてもらい、このきれいな状態を保っていくことを決めたのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月2日(火)「春を迎える前に」より

<今日の心がけ>
持ち物を点検し整理しましょう

春を迎える前に 感想

年末の大掃除の他に、年度末にも整理整頓したいですね。
進級、進学、就職、転職、など心機一転することの多い時期です。

心機一転のような変化がないとしても、自分の周囲の物を整理整頓したりして、整理整頓してみてはいかがでしょうか。
軽やかな気持ちで春のスタートをきることができると思います。