こんにちは@ukara91です。
10月6日(日)の職場の教養は「杖を使う生活」です。
杖を使う生活
人は年齢を重ねるにつれ、体の不調も多くなるものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月6日「杖を使う生活」より
五十代後半のIさんは膝の具合が悪く、医師に手術を勧められました。術後は、膝を曲げる事が難しいために、杖を用いた生活が始まりました。
Iさんは<杖があるから、歩くにはそれほど困らないだろう>と思っていました。しかし、いざ生活をしてみると、階段を上がる大変さ、下りる時の怖さ、長時間に亘って歩く困難さを思い知りました。
Iさんは杖を使った生活をするうちに、<自分はそのような人たちに対して、これまで温かい目を向けてきただろうか>と、考えるようになりました。
「相手の立場に立って考える」とは、よく言われる言葉です。しかし、Iさんは、そのつもりになっていただけだったのです。
私たちもIさんのように、相手を思いやっているつもりに、陥っていることが多々あるのかもしれません。街中で困っている人を見かけた際には、手を差し伸べるやさしさを持ち合わせたいものです。
<今日の心がけ>
思いを行動に移しましょう
杖を使う生活 感想
あたりまえの毎日の生活から、身体の自由を突然奪われる事になったらどうしますか?正直わからないですよね。車にひかれて足を1本なくしてしまったり、脳を損傷して言葉を発する事ができなくなったり、、、考えるだけで想像を絶します。
世の中にはそういった経験をすでにしている方も多く、見かけたらサポートしてあげたいですね。
僕は障害をもった方が困っている場面に出くわす事が多いです。そういった際には多少予定があっても、その方を助けるようにしています。盲目の方が障害物が邪魔で前に進めなくなっている時、手を取って障害物を乗り越えるところまで一緒に移動したり、怪我をしている方が重い荷物をもって階段を上がれなくなっている時に、荷物を持って階段上まで一緒にあがったりです。
10回に1回ぐらいは、手を差し伸べようとすると「余計なことをするな」と拒否される事もありますが、「人それぞれ」と気にせず、躊躇なく声をかけます。
だって、声をかけないと、なんかとても罪悪感に襲われてしまい、自分にとって「損」だとおもうからです。
「余計なことをするな」と言われても、声をかけた自分には満足で、気分よいですし、殆どの方からは、「ありがとう」の言葉をいただきます。
この「ありがとう」のパワーはすごくて、自分のレベルを上げてくれるような満足感を得られます。マリオがコインを得るような感じでしょうか。
障害者だけではなく、電車内でお年寄りが席に座れない時や、妊婦さんがすわれない時。「これはチャンス」とばかりに席を譲ってみませんか?とてもいい気持ちになれますよ。
もし自分が障害者になってしまった時。自分はこうやって助けているのに、周囲の方が自分を助けてくれなかったら?少し悲しいですが、特にイライラすることもないと思います。そういう状況になったとしても、心のコインが欲しいので、僕は周囲の手助けをしたいですね。