おはようございます。@ukara91です。
7月8日(土)の職場の教養は「宵越しの金は持たず」です。
宵越しの金は持たず
「宵越しの金は持たず」は江戸庶民の生活から生まれた言葉といわれています。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月8日(土)「宵越しの金は持たず」より
宵越しとは、一夜を経ること、次の日まで持ち越すことです。その日1日生活するだけのお金があれば十分、という江戸っ子のいさぎよい気性が感じられます。
江戸に住む庶民は、ほとんどが現在でいう集合住宅である長屋で暮らしていました。長屋は木造で、いったん火事となれば、隣近所に燃え移りました。
火災の多い江戸では、立派な家や家財道具など、資産を貯め込んでも持って逃げられなかった事情もあり、このような考えが定着していたようです。
多発する火事に備え、消防組織は多くの人が従事しました。町人によって組織された町火消、武士によって組織された武家火消とあり、さらに武家火消は幕府直轄の定火消(じょうびけし)と、大名の命じる大名火消が存在したと記録されています。
また、裕福な商人は頑丈な土蔵を設け、千両箱や家宝、米、味噌、醤油などを守り、災害に見舞われたときには、町の復興のために拠出していました。それぞれが助け合いながら、逞しく、生活を営んでいたようです。
<今日の心がけ>
助け合いの精神を育みましょう
宵越しの金は持たず 感想
「その日暮らし」もスリルがあって楽しい人生なのかもしれません。