高校野球の盛り上がるこの時期。
8月13日(火)の職場の教養では1931年開催の第17回大会において、当時日本統治下だった台湾州立の学校が日本人との混合チームで出場し、一丸となってたたかったチームが準優勝を果たした事が紹介されています。
その事例をもとに、私たち社会人も普段異なる部署や役割ではたらく人たちが協力して業務を行う場合、仕事の質や進め方の違いがあり、自分のやり方に執着すると仕事が進まないという教訓を示しています。
その教訓にたいして大切な事は
業務の「目的」を全員が認識し、その目的の為にそれぞれの異なる人達が、それぞれの立場で目的達成の為に何ができるか?を意識する事。他の人の立ち位置からの目的へのアプローチも学ぶ価値があり、自己を成長させるチャンスとなる事があると締めくくられています。
職場の教養 2019.8.13(火)
<今日のこころがけ>
互いの良さを認め合いましょう
<感想>
一人で業務を行う場合と違い、チームで業務を遂行する場合は他のチームメンバーにとまどう事がありますよね。
一人ひとり違う人間が集まって仕事をする場合には、どうしても自分のやり方が一番だと考えてしまい、他の人のやり方が劣って見える事が多いです。
経験者が初心者のやり方を見るならまだしも、異なる部署で仕事をしていたベテラン同士が1つのチームになった場合なんかは特にギクシャクしそうです。
そんな時には「目的」ってホント大切です。「目標」ではありません。
目的と目標の違い
目的=GOAL=成し遂げようとする事柄。
目標=GOALにたどり着く為にまず行こうと目指す目印。
目的は経営戦略とほぼ一緒で、目標は戦術とか言うとだんだん解かりづらくなってくるので少し頭を整理します。
職場の教養は野球チームで例えていましたが、僕は野球チームに所属した事がないので、車に例えてみます。
僕たちは車のパーツです。(設定に無理がある笑)
僕はエンジン。
A君はブレーキ。
Bさんはトランスミッション。
Cさんはタイヤ。
その他多数。
僕たちそれぞれが集まり1つのチーム(1台の車)を構成しています。
今いる場所は新潟県小千谷市。
目的(GOAL)=富士山五合目としましょうか。
そして、僕たちのチームは30年前の車(笑)。
高速を飛ばして首都高を抜けて目的にたどり着くという目標は少し無理がありそうです。
約330kmの道のりですので、1日約110kmを下道で3日間かけて行きましょうか。(目標)
この目的に向かって走ってる最中、僕たちはどんな会話をしているか想像してみたいと思います。
僕(エンジン):おい!A!俺がせっかく頑張って回転上げてるんだからイチイチ止めるんじゃねー!
A(ブレーキ):おめーそんな事いったって、信号ばっかなんだから俺が頑張らねーと俺たち事故るぞ!
僕(エンジン):なにコノヤロー!俺の頑張りを無駄にするな!
A(ブレーキ):無駄に回転あげるな!バカ!オメーのせいで俺も大変なんだぞ!
B(トランスミッション):、、、また喧嘩してる。わたし、、、クラッチつなげるとどちらからも怒られそう、、、どうしよう、、、
C(タイヤ):みんな喧嘩してるから、、、俺、、、減るの早い、、、
声の大きなエンジンとブレーキはいつも喧嘩していますが、気弱なミッションとタイヤは大変そう。こんな感じの組織って意外とおおいですよね。
こんな時こそ、今回の教訓です!
「目的」を全員が認識し、その目的の為にそれぞれの異なる人達が、それぞれの立場で目的達成の為に何ができるか?を意識する事。
僕たちボロ車チームが目的を達成するには、上り坂ではエンジンに頑張ってもらわなければなりません。
下り坂ではブレーキに命を預ける事もあるでしょう。
それらをバランス良く調整してくれるトランスミッションがいたり、どんな時でも踏ん張ってくれてるタイヤがいたり、みんながそれぞれの持ち味を活かさないといけないし、誰かが欠けると安全に走る事はできません。
そして、ずーっとブレーキ部署で育ったブレーキ君は中々エンジン君の代わりには成れないものです。
それぞれが、仲間の役割や特徴を理解し、長い下り坂でブレーキを踏みすぎてフェード現象起きないようにエンジンとミッションがカバーし合ったりする事で目的を達成できるようになる。
実際、会社では車を運転するのは社長さんや部門長。
前年対比などの数字(目標)だけ提示して、社員をあおる会社がまだまだ多いのかもしれません。どういう道を通ればいいのか?どのぐらいのエンジンの排気量が道のりに合っているのか?どんな予算で?などの目標は目的がはっきりしていないとただ走っているだけでそのうち迷子になってしまいます。
ドライブは楽しく、目的地を決めてから行きましょう♪
以上、職場の教養を見ての感想(妄想)でした。
*職場の教養とは
一般社団法人倫理研究所が、法人会員向けに無料で贈呈している冊子です。
このBLOGはその冊子をもとに感想を述べています。