こんにちは。うから(@ukara91)です。
職場の教養9月13日(金)の題目は「月明かり」
漢字の由来から先人の風情を感じてみましょう。
月明かり あらまし・・・
母親が作った団子を食べながら月を眺めるのが、中秋の名月の時期のYさんの実家の習わしです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月13日から
家中の電気を消して窓から差し込む月明かりに幼いYさんは深く感動したといいます。
ある日、漢文学者である 故 白川静氏の「明」の時の由来の文章を読んでいた時にそんな幼い頃の事を思い出しました。
白川氏によると「明」(めい)はもともと「朙」(めい)と書かれていたといいます。
左側の「囧」(けい)は部屋の窓を表し、これに「月」を組み合わせて、明るく照らす様子を表したのがこの感じの由来なのだということでした。
Yさんは太陽を表す「日」とお月さまを表す「月」を合わせて「明」だと思っていましたが、白川氏のこの説明から幼少期の月明かりの感動とともに感じの由来もスッと納得できました。
「月見」は中国の風習が起源となり、平安時代に日本に伝わったとされています。先人たちが大切にしてきた慣習と、漢字の由来などに思いを馳せて月を眺めると、風情がさらに増すのではないでしょうか。
<今日のこころがけ>
物事の由来を調べてみましょう
月明かり 感想
部屋の窓が「囧」(けい)という漢字で、そこに差し込む月の光が差し込む様を「朙」(めい)といい、これが現代の「明」という字の原型とは知らかなったですね〜
この「囧」の字も「朙」の字も僕のPC変換では出てこない(出し方が分からない)ぐらい馴染みの無い漢字で、ウィキベディアからようやく切り取り貼り付けで記載できました(笑)
こうやって由来を知ると、先人はとてもロマンチストだったんじゃないかと感じます。
漢字だけではなく、地名や、散歩している時に何気なく見かける石碑など、調べるとふかーい由来が出てきますが、ちょっとロマンチストな先人たちに会ってみたいですね。
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この記事は職場の教養の感想です。
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