職場の教養 感想10月30日(金)「三十而立」

おはようございます。@ukara91です。
10月30日(金)の職場の教養は「三十而立」(さんじゅうじりつ)です。

三十而立

 30才のことを別名「而立」といいます。
 その語源は、「論語」の「三十而立」という文章です。中国古代の思想家・孔子の人生観の一つを述べたものであるということを、Y氏は30歳になった時に、会社の先輩に教わりました。
 「三十而立」の意味は、「30歳になったら人間は、自分に自信を得て独立した立場を持つこと、人生観を確立して思想を固めることが大切だ」ということです。
Y氏はそれを教えられた時のさわやかな緊張感を忘れることができません。
 Y氏には、<難しいことは、誰かがやってくれるだろう>と人に頼るところや、他人の意見や行動に左右されて、自分の意見が言えないところがありました。それを見かねた先輩が、この言葉を教えてくれたのだろうと感謝しています。
 その時から既に十数年の歳月が過ぎました。いまだにY氏は自分に確固とした自信を得るまでには至っていませんが、他人の意見を尊重しつつも、自分の意見をしっかり持って仕事に取り組むよう心がけています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月30日(金)「三十而立」より

<今日の心がけ>
信念を持って行動しましょう

三十而立 感想

論語の日本語訳では、「30にして立つ」と約されていますね。
これは、区切りの良い年齢に達したときに こうありたいという心の成長目標のようなもので、15歳から70歳までが記されています。

吾、十有五にして学を志す
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳順う
七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を越えず

とあります。
「30にして立つ」は今日の職場の教養の通り「人生観を確立する」ことですが、まだ周囲の価値観に惑わされたりする時期なのかもしれません。
様々な人に期待され、大きな仕事を任せられたりして急成長する時期でもあるので、その中で迷うことも多いですよね。

これが、40歳になると「40にして惑わず」と記されていて、30代の迷いがある程度なくなり、自身のこれまでの人生で得た経験により醸成された価値観が熟成してきて、自分の味というかブランドが完成する時期といえるのかもしれません。

現代では論語が記す年齢よりも10歳ぐらいプラスするのが、丁度よいとおもいますが、先人が残してくれた言葉は、人生の道標として多くの人の役に立っているのはすごいことですね。

投稿者: ukara9

食品系会社の一見やる気のない社員です。若い頃から管理職になり「考え方の違う方」との人間関係づくりに悩み、自分に不足してるものを自費で研修や講習や読書でインプットしまくりました。主に職場の教養の感想をUPします。

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