おはようございます。@ukara91です。
11月5日(木)の職場の教養は「一坪のおにぎり屋」です。
一坪のおにぎり屋
Aさんは31歳の時、職業にしていたミュージシャンを辞めて、妻と2人で、おにぎり屋を始めました。店は一坪ほどで、テイクアウトのみです。食材を調達するための中古のオートバイだけを用意してのささやかな出発でした。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月5日(木)「一坪のおにぎり屋」より
商売が軌道に乗り始めると、Aさんは<もっと儲けたい>と無理を押して店員や店舗数を増やしました。その結果、多額の負債を抱えてしまったのです。
商売にも陰りが見え始め、倒産寸前まで追い込まれていき、Aさんは憔悴しました。しかし、気丈な妻から、「原点に帰りましょう。また1からやり直せばいいのよ」と励まされ、Aさんは再び立ち上がる決意をしたのです。
自宅を売却し、弟に資金を借りて、一坪の店での再出発が始まりました。自分の夢と願望ばかりを追いかけてきたAさんは、苦難に直面したことで、妻や周囲の支えに気付かされ、人に喜ばれる働き方をするように変わっていったのです。
Aさんにとって苦難は、感謝する生き方を学ぶ応援団だったのかもしれません。
10年かけて借金を返済し、夫婦共に元気に、おにぎり屋を切り盛りしています。
<今日の心がけ>
感謝の心を深めましょう
一坪のおにぎり屋 感想
一坪でおにぎり屋を初めてから軌道に載ったということは、顧客に評価されていたんですよね。店舗をや人員を無理に増やしていった事で陰りが見えてきたのは何故だったのでしょうか。
店舗を増やしても同じ味にすることはできていたと思いますが、一坪で夫婦でやっていたときに比べて接客や、機転の効いた対応はできていなかったのかもしれません。
夫婦のノウハウをしっかり身につけた社員に、暖簾分けしていくようなペースで店舗数を増やしていく事は可能だったのかもしれません。
自分のやってきた事に陰りが見えたときに、奥さんから一言いわれると怒り出す人も多い中で、Aさんは素直に受け入れる事ができました。これってすごい事だと思います。
ひょっとしたらお客さんは、この夫婦の幸せな会話を聞いて癒やされるために、おにぎりを買いにくるのかもしれません。