生涯の手習い

おはようございます。@ukara91です。
3月2日(月)の職場の教養は「生涯の手習い」です。

生涯の手習い

 美容室を経営しているA子さんは、七十歳を過ぎて書道を習い始めました。
 誘われて始めたことで、当初は乗り気ではありませんでした。その上、自分より若い仲間が素晴らしい作品を仕上げる様子に、情けなくなるのです。
 書道をやめようかと悩み、講師に相談すると「今やめたら後悔しますよ。継続すれば、必ず何か発見があるはずです」と言われたのです。
 続けてみると、確かに様々な気づきがありました。年下の講師に頭を下げる先輩を見て、<自分の得意なことばかりを行っていると、頭を下げることのできない不遜な人間になってしまうかもしれない>とA子さんは感じました。
 また、一人ひとり個性が違うのだから、人と比べる必要はないのだということもわかりました。「老若男女、様々な人がいて色々な作品がある。それは社会の多様性を教えてくれているようだ」と、A子さんは学んだのです。
 いくつになっても学び続けることの大切さを知ったA子さん。講師の言葉に謙虚に耳を傾け、書道を通じて人生の学びを深めています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月2日(月)「生涯の手習い」より

<今日の心がけ>
年齢を問わず学び続けましょう

生涯の手習い 感想

小さな頃は、大人から学ぶのが当たり前です。しかし大人になって仕事をある程度覚えて、人生の流れがある程度固まってくると、自ら意識しないと人から学ぶことがなくなってしまいます。

特に仕事を忙しくこなしていると、自分や周囲の狭い範囲の宇宙で過ごしているわけですので、視野が狭くなってしまいがちです。

仕事一筋でやっていて、退職したら何も無くなったという団塊の世代の話は一時期話題になりましたが、仕事以外からの学びがなければ、我々も団塊の世代と一緒になるかもしれません。

それから、人に教える立場になる方は、特に外の世界で学ぶことが必要だと思います。大人になってから、経験のないことを学ぶと、講師の言ったことがよく理解できなかったりします。そんな時に、「ひょっとしたら自分が後輩に教えたあの仕事、後輩にきちんと伝えることが出来ていただろうか?」と、反省したり振り返る事ができます。

そういった経験がとても大切だと思います。

僕は30を越えてから、ピアノ教室に通ったのですが、もう先生の教え方がとにかくすごくてカルチャーショックでした。(笑)
言われた事がいちいちわからなくて、努力して、ようやく理解できるようになったら、「なんだ、それならこういう言い方してくれた方が解りやすかったな」と思い、「相手に伝わる言葉の使い方」というのを考えるキッカケになりました。
そのピアノ教室の生徒のほどんどは子供なので、頭のやわらかい子供たちに伝わる言葉を先生は使っているのに、僕には伝わりずらかったのだとその後理解できたのです。

また、ピアノにはピアノの世界の宇宙があり、自分の仕事の常識のモノサシで図っているから、ピアノ先生のいう言葉を理解する柔軟性がなかった事にも気づきました。

その気付きは今とても活かされています。

投稿者: ukara9

食品系会社の一見やる気のない社員です。若い頃から管理職になり「考え方の違う方」との人間関係づくりに悩み、自分に不足してるものを自費で研修や講習や読書でインプットしまくりました。主に職場の教養の感想をUPします。

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