やり直し

おはようございます。@ukara91です。
5月17日(日)の職場の教養は「やり直し」です。

やり直し

 運送会社で幹部のA氏は、すべての部署の仕事内容を掌握しています。
 ある日、部下のB氏から「多くの仕事を効率良く行なうにはどのようにしたらよいでしょうか」という質問を受けました。
 A氏は「自分ができる仕事を頼まれたなら、断らないことだよ」と回答しました。B氏は、可能な仕事を受け入れていくうちに、仕事の幅が広がっていき、今まではできなかった仕事も、こなせるまでに成長していったのです。
 しかし、自由に業務も進められるようになったことで、謙虚さを失い、いつの間にか自己の都合を優先して、仕事を取捨選択するようになっていました。やがて、仲間から孤立してしまい、仕事にも支障をきたすようになったのです。
 悩んだB氏が、その状況をA氏に相談すると、「自分も同じ経験をしたことがある。皆に謝罪して、謙虚な気持ちで、やり直しなさい」と告げられたのです。
 身勝手さを反省したB氏は、部署の皆に、自身の非を素直に詫ました。そして信頼回復のために、初心に戻り再出発を図っています。

<今日の心がけ>
自己の原点を見直しましょう

やり直し 感想

 多くの仕事をこなすには、多くの仕事に携わり、時間や経験を重ねる事が大切ですよね。周囲から聞いただけの情報では、仕事の辛さ、改善点など見えて来づらいので実際に自分である程度の体験してみる事が重要です。

 一般的には「課長」までは、その課の事だけに邁進すれば良い立場で、「部長」になると、他部署との連携や全体との調整を行う立場といわれます。
「部長」が、会社の中の数多い仕事のことを全く知らず、一つの部署の仕事しか従事した事がないと大変かもしれません。謙虚な人なら様々な部署から情報を吸い上げて全体の調整に活かせますが、そうでないなら、自分の経験した部署の仕事を優位に進めようとして、他部署に圧をかけがちです。これでは全体の運営に支障をきたしてしまうでしょう。

これからの時代でも、部署間の調整などはAIが苦手とする分野です。労働者として今後も働いていこうと考える人は、自ら率先して様々な仕事をこなし、人の心を前向きに誘導する「管理力」を身に着けていくとよいと思います。

投稿者: ukara9

食品系会社の一見やる気のない社員です。若い頃から管理職になり「考え方の違う方」との人間関係づくりに悩み、自分に不足してるものを自費で研修や講習や読書でインプットしまくりました。主に職場の教養の感想をUPします。

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