おはようございます。@ukara91です。
7月8日(水)の職場の教養は「小さな旅館で」です。
小さな旅館で
出張の多いTさんは、たいてい駅近くのビジネスホテルに宿泊します。ある日、どのホテルも満室だったため、駅より少し離れた旅館に泊まりました。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月8日(水)「小さな旅館で」より
そこは80代の女将と息子の2人で経営している、築60年ほどの小さな旅館でした。女将は、館内を一つひとつ丁寧に説明してくれました。
防災用に廊下を広く造ってもらったことや、「おばあちゃんではなく、おばさんと呼んでほしい」というユニークな会話も出て、Tさんは母親と接するような、癒やされる思いで聞いていました。
翌朝、出発の際には、女将が見送ってくれました。その際、自動販売機にコインを入れ、「どうぞお好きな飲み物を選んでください」と言って、差し出してくれました。そして、角を曲がるまで手を振って見送ってくれたのです。
お客様に喜んでもらいたいと、女将は小さな旅館だからこそできるサービスに徹したのでしょう。真心がこもったサービスを受け、<多少、交通が不便でも次回もまた、この旅館に泊まろう>と決めたTさんでした。
<今日の心がけ>
真心込めたサービスをしましょう
ビジネスホテルなどは、できるだけ人と接する事が少ないように設計されているような気がします。
Tさんが泊まった小さな旅館のようさサービスは、ビジネスマンにとってとても癒やされる環境だと思います。以前なら当たり前のサービスだったかも知れませんが、人と人とのふれあいが少ないのがビジネスホテルの常識になっている中では、この旅館のサービスは相対的に際立つサービスになるので、料理や着物なども、「田舎に帰った時のような癒やしを提供する」というコンセプトで統一していくと、より深い好印象を与えることができるのだと思います。
無機質で機械的になっていく時代の中で、人の真心は特徴的なサービスとして磨いていきたいですね。