誠意を伝える

おはようございます。@ukara91です。
3月22日(日)の職場の教養は「誠意を伝える」です。

誠意を伝える

 営業職のNさんは、お客様と電話で面談のアポイントを取りました。ところが、その直後に、欠席することのできない重要な会議が入ってしまいました。
 約束をしたばかりで気まずく思ったNさんは、お客様にメールで日程変更のお願いをしようと考えました。しかしその時、先輩から助言を受けたのです。
 「先方と既に約束をしている場合、それを断ってお願いをするのだから、メールではなく、直接、電話で謝罪をして話をするのが筋だよ」
 そして、「大切な要件を伝えるには、直接足を運んで話すこと、もしくは電話で直接話すこと」と、誠意のある伝え方を教えられたのです。
 Nさんは、普段からSNSやメールを通してのコミュニケーションを取ることが多くなっていました。先輩のアドバイスから、情報ツールに頼った伝達は、相手に誠意や真意が伝わらず、誤解を生むこともあると学んだのです。
 すぐにお客様にお詫びと日程変更の電話をしたNさん。以後、大切なことを伝える場合には、必ず、電話をかけたり対面して伝えるように心がけています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月22日(日)「誠意を伝える」より

<今日の心がけ>
対話の機会を取りましょう

誠意を伝える 感想

 情報には伝える内容によって大小があり、状況によって伝え方を変えていく必要があります。Nさんと先輩のやり取りから、アポを取る際はメールでOK。それをこちらの都合でキャンセルする場合は同じメールではなく、電話する事というのがわかります。

 メールはこちらの都合のよい時に送信でき、相手も都合の良い時に閲覧できるので、お互いに時間の節約が出来て便利です。メールでアポをOKいただきながら、こちらの都合でキャンセルしなければならない場合は、軽く謝罪しなければなりませんので、1ランク上の情報伝達方法として「電話」を利用して、「いやーこちらからアポを取らせていただいたのに申し訳ありません」ぐらいは伝えて、お互いの声を聞きながら事情をご理解いただく事で、誤解や勘違いの芽を摘むことができます。

これをメールでキャンセルしてしまうと、世代が違う関係だと「あいつのアポはすぐにキャンセルくるかも知れないから、軽く見られてるのではないか?」と思われてしまうかもしれません。

 人と人のコミュニケーションは「言葉」しか手段が無いのですから、ことばをどの媒体で伝えるかで強弱をつけることはとても大切なマナーですよね。

 逆に、なんでもかんでも電話で伝えるのは、相手の時間を奪う好意ですので、相手の年齢や考え方を踏まえた上で、伝える手段を考えましょう。

 直接訪問したり、電話などで多くの重要な情報をやり取りした際は、話した内容を後からメールしてお互いに情報を見返せるようにするような気づかいも大切かもしれません。

物の特質を発揮させる

おはようございます。@ukara91です。
3月21日(土)の職場の教養は「物の特質を発揮させる」です。

物の特質を発揮させる

 メジャー・リーグで偉業を成し遂げ、昨年の三月に現役生活を終えたイチロー氏は数々の名言を残しています。その多くが身近で基本的な生活の内容でした。
 例えば、野球の道具に関しては、「汚いグラブでプレイしていたら、その練習は記憶に残りません」「一度バットを投げた時、非常に嫌な気持ちになりました」「プロとして道具を大事に扱うのは当然のことです」などと述べています。
 道具や物は人のために働き、役立つことを目的に生み出されました。「物」という字が付く建物は私たちの快適な暮らしを守り、食べ物は私たちの体を育んでくれるように、私たちは様々な「物」と共に生きているのです。
 道具は、仕事の効率を上げることができます。イチロー氏が現役時代、「グラブは、体の一部だと考えています」と述べていたように、道具や物を大切にすることで、その特質が充分に発揮されることを教えてくれています。
 日頃、何気なく使っている物や道具は、生活を便利で豊かにしてくれる協力者です。改めて、物や道具に感謝の気持ちを深めていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月21日(土)「物の特質を発揮させる」より

<今日の心がけ>
物や道具に感謝を深めましょう

物の特質を発揮させる 感想

物をかっこよく使う人の姿はカッコいいですよね。
野球だと、打った後にやさしくバットを置く選手はとてもかっこよく見えます。

僕にとって、道具を使う人の姿がカッコいいと感じたのは幼少期に見ていた祖母がすっていたタバコです。その当時祖母はキセル(細いパイプのような道具)を使ってタバコを吸っており、吸ったあとにキセルや灰皿、それらを入れる木箱を掃除する姿が、なんとも洗練された動きでカッコ良かったのです。

道具を丁寧に、感謝しながら使用していると、人としての品性まで高まってくるのでしょうか。こういうのは早速真似してみないとですね。

僕は今からパソコンでも磨きたいと思います。

春のお彼岸

おはようございます。@ukara91です。
3月20日(金)の職場の教養は「春のお彼岸」です。

春のお彼岸

 今日は春のお彼岸の中日で、「春分の日」です。この前後にお墓参りに行く人もいるでしょう。
 お彼岸は一年に二回、春と秋にあります。「春分の日」「秋分の日」が、お彼岸の中日にあたります。中日をはさんだ前後約三日ずつの一週間をお彼岸といい、祖先を供養し、故人を偲んできました。
 春分の日は昼夜の長さが同じ太陽が真西に沈むため、仏教で西方遥か彼方にあるといわれる極楽浄土にちなんで、この日に仏事をするようになりました。
 また、国民の祝日である「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」と示されています。
 戸外に足を運び、鳥のさえずにに耳を傾けたり、春を彩る花に目を向けたりして、四季の移り変わりを楽しみましょう。
 日が延び、日ごとに暖かくなっていくことに胸を弾ませながら、温かく豊かな心で生活していきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月20日(金)「春のお彼岸」より

<今日の心がけ>
祖先を敬い季節に感謝しましょう

春のお彼岸 感想

今日はもう「春分の日」なのですね。
今年の冬は「暖冬」「雪が降らなすぎてこまる」「コロナウィルス」と目まぐるしく社会が変化していますが、季節はいつもと変わらぬペースで淡々と季節を育んでくれているようです。

とはいえ、現実世界で必死に生きていると、変わらぬペースで動いている自然や鳥の声などを聞く余裕も無くなってしまいがちです。

今日は少しだけ空を眺めてみてはいかがでしょう。テレビやラジオ、イヤホンからの音は無しにして、じっくりと。

音もない中でじっくり空を眺めるなんて、子供の頃以来ではないですか?

不思議と子供の頃の視点で、今の自分を客観的に見えるかもしれません。

朝礼の真価とは

おはようございます。@ukara91です。
3月19日(木)の職場の教養は「朝礼の真価とは」です。

朝礼の真価とは

 「朝礼は何のためにするのだろう」と考えたことはありませんか。
 そこでお勧めしたいのは、朝礼の必要性を皆で考えてみることです。朝礼の必要性・目的を皆でっ繰り返し考え、深めていくのです。
 例えば、朝礼で「経営理念や部門方針を唱和している」「報告・連絡事項を伝えている」という場合、もしも朝礼がなかったなら、と考えてみるのです。
 朝礼以外で会社の経営理念や方針の確認、報告・連絡事項を共有するとしたら、他にどのような機会や方法があるでしょうか。
 また、挨拶や身だしなみのチェックを行っている場合は、「なぜするのか」「仮にしなかったら」と、その意義を考えることもできるでしょう。
 担当している職務は違っても、朝礼は全員で考えることができるテーマです。
朝礼の活性化を考えることは、職場活性化にもつながるのです。
 朝礼の必要性を皆で再確認して、その目的を共有することで、一人ひとりの参画意識を高めていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月19日(木)「朝礼の真価とは」より

<今日の心がけ>
朝礼の目的を共有しましょう

朝礼の真価とは 感想

 皆で同じ行動をすると、必ずズレを発見することができます。
話をするリズムやスピード。声の大きさなどです。

いつもは皆同じリズムなのに、突然リズムが崩れだすような事があれば、リズムを崩している人になにか主張があるのだと思います。

職場の教養を朗読する際には、読むのが得意な人と苦手な人でも差がでますよね。普段からコミュニケーション取るのがうまくて、話しかけやすい人は、朗読も上手でスムーズです。押しは強いけど相手の話をあまり聞かない人は、明るいエピソードの話でも、誰かが怒っているようなエピソードに聞こえる読み方をします。

皆で参加する朝礼は、人の心の形を確認できる場なのではないでしょうか。

責任の所在

おはようございます。@ukara91です。
3月18日(水)の職場の教養は「責任の所在」です。

責任の所在

 営業職のBさんは、先輩のYさんに同行して、得意先回りに出かけました。
 最後の訪問先で、思いがけず商談がまとまり、仮契約が成立しました。遅い時間になったため、正式な契約は翌日に交わすことにして、二人は直帰したのです。
 翌日、Bさんが出社すると、Yさんが緊急入院したと知らされました。上司に、前日の商談の報告を求められたBさんでしたが、<Yさんがしてくれるだろう>と、内容を記録していなかったため、的確な報告ができませんでした。
 上司から「もっと責任感を持って仕事に取り組むように」と注意されたBさん。
この時初めて、自身の責任感のなさと、プロ意識の甘さに気づきました。
 Bさんは、いつも<先輩がやってくれるだろう>と、人任せにしていたのです。
一人では何もできない自分の不甲斐なさを反省し、意識の甘さを改めたのでした。
 自分の責任の所在を意識していないと、同様な事態に陥りかねません。いかなる場面でも、どのような立場でも、自らの責任を意識して、取り組んでいる仕事の過程をしっかり把握していきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月18日(水)「責任の所在」より

<今日の心がけ>
責任を自覚しましょう

責任の所在 感想

 今日のお話は「同行営業あるある」ですね。
二人で営業に行くと、一人が活躍し、もうひとりは見ているだけになりがちです。

目の前でLIVE実況で、実際の営業トークを感じ取れるのは最高の学びの場です。
メモを取ってる暇もないぐらい目に焼き付けておきたい所ですが、会話の流れや、それに対する相手の回答や表情の変化などは、簡単にメモを取ったほうが良いです。

そのLIVE会場では気づかなかった事が、メモから浮かび上がったりするものです。

メモを取るクセがついてくると、会話の中から相手が今困っている事などが見えるようになってくるかも知れません。
営業は、相手の困っている事を見つけて、それを解決してあげるのが仕事の本質です。その仕事を確実に成し遂げるために、メモは必須の道具です。

ちょっと奮発して、よいメモ帳なんか買うと、良い効果があるかもしれません。

仕事という作品

おはようございます。@ukara91です。
3月17日(火)の職場の教養は「仕事という作品」です。

仕事という作品

 英語の「work」という単語は「仕事・作業」と訳されますが、その他に「作品」という意味もあります。私たちの日々の仕事は、自分自身が作り出し、自分しか作れない作品だと受け止めることができるのではないでしょうか。
 製造工場に勤めるAさんは、毎日の通勤でバスを利用しています。決まった時間のバスに乗りますが、運転手は日によって異なります。
 バス停に着くたび、運転手は「足元にお気をつけください」などと、お客様にやさしく声をかけます。
 <バスのお陰で、毎日の通勤の移動が楽にできる>と感謝しているAさんは、下車するたびに、「ありがとうございます」と必ず言うようにしています。
 運転手は、「ありがとうございました。行ってらっしゃい」と返事をしてくれます。こうした運転手の姿勢こそ、プロの仕事といえるでしょう。
 Aさんは、「仕事は自分の作品である」という自覚を持って、お客様に喜ばれるものを作り上げていこうと感じています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月17日(火)「仕事という作品」より

<今日の心がけ>
作品を作るつもりで仕事をしましょう

仕事という作品 感想

 日頃、自分がやっている仕事が誰かにとって「作品」だとしたら、とてもやり甲斐があると思いませんか?
今日の話の中で、バスの運転手のエピソードが出てきましたが、バスの場合「運転技術」「声のかけ方」「乗客を気持ちよくさせる対応」が作品になっている運転手っていますよね。なんか、この方の運転するバスに乗れて良かったと思えるバス。
(もちろん、気分を害するような粗い運転のドラーバーもいますが笑)

 そういう作品を作ってくれるドライバーって、いつでも、どんなときでも「作品」になっているように感じませんか?

 きっと、乗客や道路の状況にあわせてアクセルの踏み方や、ハンドルを回すスピードを変えたり、ブレーキを踏んでも乗客の頭ができるだけ揺れないように、ゲーム感覚で楽しんだり、プロとしての美学がそこにはあるのでしょう。

 日々生活していると、毎日どこかでプロに出会います。(そう思って見ているとプロを見つける事ができるんです)
そういう方達の作品を見ると、とても前向きで晴れ晴れした気持ちになります。

本当に、まるで絵画(作品)を見ているようですね。

山笑う(やまわらう)

おはようございます。@ukara91です。
3月16日(月)の職場の教養は「山笑う(やまわらう)」です。

山笑う

 「山笑う」とは、俳句における春の季語です。
 元は、中国の王朝である北宋(ほくそう)時代の画家・郭キ(かくき)の言葉です。春になると木々が芽吹き、山全体が徐々に明るい様子になることをいいます。
 山に生息する様々な動植物は、春になるといきいきと活動を始めます。一斉に花を咲かせ、鳥たちもさえずります。静まり返っていた冬の山に比べ、明るくのどかな雰囲気に包まれるのです。
 春は人にとっても、環境が変化する季節です。入学や就職などで環境が変わるだけではなく、新しい出会いもあるでしょう。新年度を迎え、別の部署に異動する人がいるかもしれません。
 人は、慣れない環境において、過度に緊張してしまうことがあります。そうした時には、口角(こうかく)を上げることを意識してみましょう。
 花を愛でたり、空を仰いで深呼吸したりして、心を落ち着かせることも必要です。山に少しずつ新芽が吹くように、明るい挨拶から始めてみましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月16日(月)「山笑う」より

<今日の心がけ>
笑顔で挨拶をしましょう

山笑う 感想

 芽吹きの春ですね。今年はコロナウィルスの影響もあり暗いニュースで溢れていますが、そんな事は関係なく花は芽吹きます。

 今年は暖冬の影響で、桜の開花も早いようですが、全国的に桜祭りは中止のようですね。屋台やイベントは中止になってしまいますが、桜は咲くので、屋外で咲いている桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 我々は様々に行動が制約されていますが、ひょっとしたら考えすぎかもしれません。こんな時に咲く花達は、疑心暗鬼になりがちな人間に明るく微笑んでくれているような気がします。

言葉との出会い

おはようございます。@ukara91です。
3月15日(日)の職場の教養は「言葉との出会い」です。

言葉との出会い

 不動産販売会社に勤めるIさんは、後輩社員の指導に頭を悩ませていました。
朝は遅刻を繰り返し、何度注意をしても、改善の姿勢が見られないのです。
 そのようなある日、通勤の電車内で読書をすることが日課になっているIさんは、登場人物の発していた次の言葉に目を留めました。「どんなに理屈や道理が通っていても、そこに思いやりの心がなければ正義とはいえない」
 この文章から、後輩に対する接し方を振り返ったIさん。正論を押し付けるのみで、思いやりの心で後輩の話を聞いていなかったことを反省したのです。
 それからIさんは、積極的に後輩に話しかけたり、後輩の話に耳を傾けました。すると、家庭の事情で遅刻せざるを得ない状況であったことを知ったのです。
 その後、会社のサポートもあり、後輩の遅刻は徐々に改善していきました。以降、Iさんは、思いやりの心を持って業務にあたるようになったのです。
 恩師、上司からの励ましの言葉、書籍の一文など、これまでの人生で大きな影響を受けた言葉を人生の指針として、日々を充実させていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月15日(日)「言葉との出会い」より

<今日の心がけ>
人生の指針となる言葉を持ちましょう

言葉との出会い 感想

人は、言葉を通してしか意思を伝えたり聞いたりできません。
そして、この言葉というのは、一方通行ではなく双方向で通い合うようにしないと意思の疎通はできないのだと思います。

言えば伝わったと勘違いせず、伝わったかどうかの確認する意味でも、常に意思の疎通を図りましょう。そういう意味でも、職場では仕事の話以外の雑談が必要だと思います。

雑談は無駄という考え方の人も多いですが、意思の疎通を図るための「必要無駄」と認識することが大切だと思います。

仲間からの刺激

おはようございます。@ukara91です。
3月14日(土)の職場の教養は「仲間からの刺激」です。

仲間からの刺激

 Sさんがパティシエとして勤めている洋菓子店には、姉妹店が複数あります。
年に一度、全店舗のスタッフが集まり、新商品のコンテストを行います。
 普段は顔を合わせることのないパティシエ同士ですが、この時はそれぞれに新作のケーキを作り、審査を受けます。
 初めてそのコンテストに参加するSさんは、人と競うのが苦手で、<一人で黙々と仕事をしていたい>と思っていました。コンテストには同僚に薦められて参加したものの、積極的な気持ちになれずにいました。
 しかし、コンテスト当日、他店の仲間の技術や姿勢を目の当たりにして、大いに刺激を受けました。<お客様に喜んでもらえるケーキを作りたい>という、仲間の熱意を感じたことで、創作のアイデアが湧いてきたのです。
 仕事は自分一人でするだけでは、限界があるものです。Sさんは仲間と切磋琢磨することによって、より美味しい商品を作ることができるのだと気づきました。
 そして、<来年は、前向きにコンテストに参加しよう>と決意したのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月14日(土)「仲間からの刺激」より

<今日の心がけ>
互いに切磋琢磨しましょう

仲間からの刺激 感想

コンピューターに評価される仕事と違い、パティシエの作品(商品)は人の共感により評価されるのでしょう。

こういった仕事は、時代や流行りや周囲のパティシエの実力と比較さらながら、より感情が共振するものが評価が高くなるのだと思います。

そんな中、周りに目もくれず独自性を追求し評価を浴びる天才の作品もあると思いますが、我々凡人は、他者の作品も見ながら、コンテスト等で比較されることで切磋琢磨していくのが、成長の近道と言えるのでしょう。

十三参り(じゅうさんまいり)

おはようございます。@ukara91です。
3月13日(金)の職場の教養は「十三参り」です。

十三参り

 「十三参り」という風習をご存じでしょうか。
 旧暦の三月十三日(現在は四月十三日)に、数え年で十三歳を迎える男子と女子が、氏神や寺に参拝する行事です。
 十三歳という年齢は、自分の干支がちょうど一巡りし、元の干支に戻る歳であり、最初の厄年に当たります。関西地方では七五三と共に、子供の健やかな成長のために盛んに行われています。
 十三参りの発祥は京都の嵐山にある法輪寺です。厄落としや開運、知恵授かり、丈夫な身体になるよう祈願するためにお参りしました。
 その帰り道にある渡月橋(とげつきょう)を渡る際には、「授けていただいたものが元に戻ってなくならないように、橋を渡り終えるまでは決して振り返ってはいけない」と伝えられています。
 私たちが体感する文化は、先人が一つひとつ大切に守り受け継いできたものです。これからも伝えられたよきものを、後世に残す努力をしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月13日(金)「十三参り」より

<今日の心がけ>
日本の文化を次の世代に伝えましょう

十三参り 感想

 日本人の考え方や心は美しいと思います。
 歳を重ねる毎にそう感じるようになってきました。

 この美しい文化は、親の教育だけで育まれるものではなさそうです。
たとえば、子供が小さいころから家族でアメリカへ移住したとします。日本人らしい考え方はある程度子供に受け継がれると思いますが、日本でずっと暮らしてた家族と比べると、少し洋風に変化していると思います。

違いは、地域や地元神社の行事。年配者の昔話や線香の香り。ちょっとした気遣いや言葉の美しさ。

日本に住んでるからこそ受け継ぐ事のできる「マインド」があるのだと思います。

この美しい文化を後世に伝えていくためには、自身がしっかりと文化を理解し、どっぷり浸かる事が必要です。

なんだか今日は抹茶でも飲みに行きたいですね。