職場の教養 感想「失敗を恐れずに」

おはようございます。@ukara91です。
8月22日(土)の職場の教養は「失敗を恐れずに」です。

失敗を恐れずに

 生活雑貨を企画・設計・販売しているA社には、クリエイティブ課という部署があります。
 この部署に異動してきたIさんは、<自分は事務作業なら得意だけれど、何かを発想するのは得意ではない>と不安を抱いていました。
 ここでは、商品開発の打ち合わせが度々あり、発言が苦手なIさんは、無言になってしまう時が多くありました。
 ある日、打ち合わせが終了した後、アイデアマンと称される先輩社員に声をかけられました。そして、「私も以前は緊張して何も発言ができなかった。アイデアも全然浮かばなくてね」と過去の体験を話してくれたのです。
 加えて、「与えられる仕事をこなすことも大切だけれど、間違ってもいいから発言してみることが大切だよ」とアドバイスをしてくれました。
 その言葉に、自分の得手不得手を決めつけていたことに気がついたIさん。以来、少しずつでも発言しようと心に決めたのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月22日(土)「失敗を恐れずに」より

<今日の心がけ>
積極的にチャレンジしましょう

まんがでわかる 失敗学のすすめ (中経☆コミックス)

失敗を恐れずに 感想

食事をする時には、誰からも指示されないのに食べ始めます。好きなものから食べる人もいれば、好きなものを後に残しながら食べ始める人もいて、食べ方はそれぞれにクセがありますが、全自動で食べていきますよね。

毎日メニューが変わっても、この全自動で食べれるという機能は毎日実行されています。

これは、慣れた事には全自動で行える機能が人に備わっている証拠だと思います。

Iさんも仕事や場に慣れてくれば自然と発言できるはずです。もしできないとしたら、発言によって「怒られるかもしれない」というような恐怖があるからです。

そういう場面は誰にでもあるでしょう。
そこで、一度考えてみるとよいです。

何も発言しない場合。

発言して叱られた場合。

どちらが自分が成長しているでしょうか?

発言して叱られた方が、何を改善すればすぐに解るので成長しやすいですよね。
発言しない場合は、何をどうすればよいか解らないまま、誰からもアドバイスを受けづらいまま時間が経過していきます。

そう考えると「失敗は成功のもと」とも言えますね。

人生には限りがあります。どんどん失敗して成長していきましょう。

職場の教養 感想「睡眠の質」

おはようございます。@ukara91です。
8月21日(金)の職場の教養は「睡眠の質」です。

睡眠の質

 ぐっすりと眠れた日の朝は、心も体もすっきりします。上質な睡眠が生活の質を向上させてくれることは、誰もが知っているでしょう。
 一方で、寝つきが悪かったり、眠りが浅く何度も目が覚めてしまい、睡眠不足に苦しんでいる人も見受けられます。
 良い眠りを確保するためには、生活習慣を見直すことが大切です。ある医学博士は、寝る前に、スマートフォンの画面から発する光を見ると眠気を誘うホルモンのバランスを崩し、寝不足の原因になると警鐘を鳴らしています。
 睡眠の質を高めるには、日中の適度な運動や、休む2時間前には物を食べないことなどのほか、就寝時の心構えも大切です。
 例えば、床に就いた時に、今日笑顔になれたことを思い出してみましょう。それにより、プラスのイメージをよみがえらせることで、心身ともにリラックスでき、ゆっくりと休むことができるのです。
 1日の締めくくりを穏やかに過ごし、翌朝の目覚めを明るく迎えたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月21日(金)「睡眠の質」より

<今日の心がけ>
休息を大切にしましょう

自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス

睡眠の質 感想

眠るつもりでベッドに入っても、枕の近くにスマホを置いておかないと落ち着かないのは現代人の宿命かもしれません。

眠りに付く前に、SNSで自身が投稿した記事の反応を確認したり、眠った後も友人からのLINEや、広告メール等の音(バイブ)が鳴り、寝ているつもりでも脳は休めていないのが現代人です。

こんな現代だからこそ、情報をシャットアウトし、しっかりと眠る時間が大切です。

また、日常の出来事や自分の未来が不安で眠れないという事もあるでしょう。
そういった場合に、心療内科に行ったり、睡眠薬に頼ったりしてはいけません。
どんなに薬に頼っても、不安の原因を取り除かない限り解決しないからです。どうしても不安で苦しいなら友人や家族にきちんと相談したり、時には不安の原因から逃げて距離を取ることも必要です。

気持ちが落ち着いてきたらしっかりと睡眠を取り、心も体も健全になり、勇気がでてきたら一歩踏み出してみましょう。

人生は旅のようなもの。旅を楽しむ秘訣は動き回った後に休憩にあるともいえます。
しっかりと休憩もたのしんでいきましょう。

職場の教養 感想「受け入れる」

おはようございます。@ukara91です。
8月20日(木)の職場の教養は「受け入れる」です。

受け入れる

 サービス業に従事するKさんは、家庭では二児の母親です。
 最近、職場でも家庭でもやるべきことに追われて気持ちに余裕がなくなり、ミスが増え、上司や同僚、家族の些細な言動にイライラしていました。
 「私はどうしてうまくできないのか」と自己嫌悪に陥る時もあれば、「なんであの人はいつも・・・」と相手に不満を募らせることもありました。そのようなある日、友人に思い切って悩みを打ち明けたのです。
 友人は、「Kさんはいつも完璧を求めてしまうのね。それはとても素晴らしいことだけれど、たとえうまくいかなくても、時には努力した自分を褒めたり、失敗した自分を笑って許したりしたらどうかしら」とアドバイスしてくれました。
 Kさんは、自分の悩みに耳を傾け、すべてを包み込むように優しく話しかけてくれた友人のお陰で、気持ちが楽になったのです。
 それからは、できたこともできなかったことも、まずは冷静に受け止めました。
そして、ミスをしても悲観し過ぎず、ありのままの自分を受け入れています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月20日(木)「受け入れる」より

<今日の心がけ>
現状をまずは受け入れましょう

人生、余裕で生きる極意―――今日から「心の達人」になれる本 (三笠書房 電子書籍)

受け入れる 感想

小さなお子様や、介護が必要な老人と同居していると、特に忙しくなり気持ちに余裕がなくなり仕事でもミスも多くなりがちかもしれません。

あまり自分で背負い込まず、上司や家族と相談し少しでも余裕を生み出せるように協力してもらいましょう。

仕事では、自分が忙しいのに周囲に暇な人がいると比較してしまいます。
「自分がこんなに忙しいのに、あの人は何をしているの?」と考えるとイライラのもとになりますよね。こういうのも放っておくとイライラが増幅してしまいますので、自分が解決できる立場でない場合は、上司への相談や周囲とのコミュニケーションが大切になります。相談やコミュニケーションも自分に余裕がないとなかなか踏み込めないものですので、仕事もプライベートも多少の余裕も設ける工夫が必要ですね。

職場の教養 感想「大丈夫だろう」

おはようございます。@ukara91です。
8月19日(水)の職場の教養は「大丈夫だろう」です。

大丈夫だろう

 Fさんは、仕事の都合で車の大型免許を取得することになりました。
 そのテキストを読み進める中で、特に印象に残ったことが、「かもしれない運転をやめる」という文章でした。かつて、普通自動車免許の更新の時にも聞いた記憶はありましたが、その内容をよく覚えていませんでした。
 これは、「危険を予測して運転する。常にあらゆる可能性を考慮して慎重な運転をする」ということです。
 例えば、対向車線が渋滞中の時には車の間から人が出てくるかもしれない。停車中のバスを追い越す時、陰から人が出てくるかもしれない。見通しの悪い四つ角から急に子供や自転車などが飛び出してくるかもしれない、などがあります。
 即ち、「大丈夫だろう」という見込み運転はとても危険であるという戒めです。
その後、Fさんは、運転に限らず何事も、「このくらいは大丈夫だろう」という考え方をやめて、慎重に確認することを決意したのです。
 大型免許の取得を機に、仕事全般の取り組み方も見直したFさんです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月19日(水)「大丈夫だろう」より

<今日の心がけ>
何事も慎重に確認しましょう

ヒロシのソロキャンプ ~自分で見つけるキャンプの流儀~

大丈夫だろう 感想

道路は公共物なので、いろんな人が利用しています。
人によって判断力や考え方は違うので、「大丈夫だろう」と予測して合流ポイントでスムーズに割り込んだつもりが、割り込まれた車からは危険運転に感じられてしまうかもしれません。

これが、会社になると異なります。会社にも当然いろんな考え方の人がいるので、しっかりとした確認は必要ですが、それは意志の疎通のみ。そのほかの事はできるだけ考え方のルールを統一して、スピード感をもって進めて行くことが必要です。

何事にも慎重になればいいということではありません。アクセルを踏むところ、ブレーキを踏むところ、徐行しながら走るところ。仕事も人生も判断しながら運転していく事で、楽しいドライブができるのだと思います。

職場の教養 感想「アリの恩返し」

おはようございます。@ukara91です。
8月18日(火)の職場の教養は「アリの恩返し」です。

アリの恩返し

 イソップ寓話(ぐうわ)の一つに、「アリとハト」という話があります。
 のどの渇いたアリが川の水を飲みに行くと、川の流れで溺れそうになりました。
木の上でそれを見ていたハトが木の葉を落としてやると、アリは葉の上に乗って川岸に着き、助かりました。
 すると一人の猟師がやって来て、ハトを捕ろうとしました。アリがその猟師の足に噛みついたため、驚いた猟師は持っていた竿を落としました。
 おかげでハトはその場を逃れ、事なきを得たのです。これは、人に親切にすれば自分にも返ってくる、という教えを例えているのでしょう。
 日本にも「情けは人の為ならず」という、ことわざがあります。自分にはメリットがないようなことでも、困っている人に惜しまず手を差し伸べたなら、巡り巡っていつか良い報いが返ってくることを意味しています。
 翻って職場では、仕事を助けてもらったり力を貸したりすることがあるでしょう。お互い様の気持ちを持って良い働きをしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月18日(火)「アリの恩返し」より

<今日の心がけ>
広い視野に立った働きをしましょう

ああ正負の法則

アリの恩返し 感想

他人の態度は自分の鏡といいますが、これは自分のやったことは跳ね返ってくるという意味でもあります。

「情けは人の為ならず」と同義語ともいえますね。

自分が幸せになるためには、他人に尽くすという簡単な方程式が成り立ちます。
今おこなってる仕事は、誰かの役に立っているはずです。仕事を一生懸命行い誰かの役に立つことも、自分が幸せになるための行動という事ですね。

この思考で、仕事をプラスに循環させていきましょう。

職場の教養 感想「一つに頼ることの危うさ」

おはようございます。ukara91です。
8月17日(月)の職場の教養は「一つに頼ることの危うさ」です。

一つに頼ることの危うさ

 昨今はスマートフォンの普及により、知りたい情報が即時に得られます。
 こうした機器の便利さから、四六時中手放せなくなっている人も多いのではないでしょうか。
 機器に過度に頼りすぎると、問題が起こりうることも想定しておくべきです。
例えば、目的地を設定したスマートフォンを家に忘れて、目的地へ到着するのに余計に時間がかかるということはあり得ます。
 欧米のことわざに、「すべての卵を一つの籠に入れるな」があります。これは、複数の卵を一つの籠に入れて持ち歩くことの危うさを示唆するものです。
 その籠を落としてしまった場合、すべてを失ってしまうため、なるべく分散することが望ましいということを指摘しています。
 社会で活動をする上で、情報は欠かせません。先のことわざが示すように、重要な情報は、機器に保存するだけでなく、紙に書いたり、しっかり記憶したりするなど、複数の籠に入れて持ち歩きたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月17日(月)「一つに頼ることの危うさ」より

<今日の心がけ>
情報は複数の方法で記録しましょう

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一つに頼ることの危うさ 感想

スマホの普及により、クレジットカードや財布も不要な時代になりつつあります。
とはいえ、まだまだ現金でないと支払いができない店舗もあります。

ですので、今はまだ現金の持ち歩きも必要かもしれません。
でも、この利便性は今後ますます進化していく事でしょう。買い物する際にはPayPayなどのQRコード決済が進化し、高速道路のETCのように、お店を出る際に自動引き落としされるようなシステムになるでしょうし、スゥェーデンのようにカードを持たずにマイクロチップを人体に埋め込み、決済できるようになるのかもしれません。

様々なリスクを乗り越えながら、生活はより便利な方向へ進んでいくでしょうから、しっかりとついていきながら、「いざ」という時のために僅かな現金を持ち歩く事で、リスク回避もエチケットなのかもしれません。

また、一つに頼ることの危うさという意味では、コロナウィルスの情報に危うさを感じます。情報源がTVと新聞と週刊誌に限られる年配層は、メディアの感染者数だけしか情報が無く、重傷者数や死亡者数についてあまり報道されません。
また、それらの情報を発言する専門家はTVに出演できず、公共方法ではラジオのみ。ユーチューブ等の個人配信できるメディアでは、感染者数だけを誇張するTVとは逆の情報が多いようです。

これも、「一つに頼ることの危うさ」ですね。
好き嫌いなく、様々な方向からの情報(特に自分の考えと反対側からの情報)も取り入れてバランスの良い思考を心がけて行きましょう。

職場の教養 感想「送り火」

おはようございます。@ukara91です。
8月16日(日)の職場の教養は「送り火」です。

送り火

 今夜、京都の山々に、炎で象られた(かたどられた)大文字(だいもんじ)や鳥居形(とりいがた)などが浮かび上がります。
 毎年、恒例であるこの行事は、「京都五山送り火」といいます。壮大な光景を一目見ようと、国内外から多くの観光客が集まる一大イベントです。
 送り火とは、お盆の時期に帰ってきた先祖の霊を送り出す行事です。地域により作法や規模は様々ですが、<亡き人々の魂に祈りを捧げたい>という思いは、時代を超えても変わりがありません。
 また、送り火を始めとした伝統行事が今日まで継承し続けられてきたことは、私たちの先祖の、子々孫々への愛情ともいえるでしょう。
 故人に対して思いを馳せることは、命を繋いでくれた親祖先や業界の先駆者への敬意と感謝にも繋がるでしょう。そうした心を持つことで、謙虚さが磨かれ、私たちの日々の仕事に誇りを持つことができるのです。
 今日という一日を精一杯生きることが、自分の先祖や先駆者への恩返しだと心得て、朗らかに仕事に取り組みましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月16日(日)「送り火」より

<今日の心がけ>
感謝の心を持ちましょう

送り火 感想

「送り火」は日本の先祖を崇拝する代表的な行事の一つです。
先祖を崇拝しても、自身を経済的に豊かにしてくれる訳ではないのに、先祖や先駆者に感謝する文化は、日本に深く根付いているようです。

とはいえ、忙しい現代人が先祖に感謝する機会は少ないですが、お盆やお彼岸などの行事を利用しながら、先祖に感謝する事がシステム化されているのは、文化を継承していくための先祖の知恵だと思います。

今の自分が存在しているのは先祖のお陰です。
また、日本が現在のように存続できているのは、先祖が戦ってくれたからともいえます。お盆休みのこの時期、1年に1回でも、先祖に「ありりがとうございます」と感謝する機会にしたいですね。

職場の教養 感想「父の西瓜(スイカ)

おはようございます。@ukara91です。
8月15日(土)の職場の教養は「父の西瓜」です。

父の西瓜

 夏の風物といえば、西瓜を思い浮かべる人は多いでしょう。
 Mさんは子供の頃、西瓜が好きではありませんでした。なぜなら、家で飼っていたカブトムシに餌として西瓜の皮をあげていて、ある日その匂いで気持ちが悪くなってしまったからです。以来、西瓜を敬遠してきました。
 一方、Mさんの両親は共に西瓜が大好きでした。会社員だった父は家庭菜園が趣味で、休日ともなると1日中、土いじりをしていました。
 ことに夏に向かう時期は、丹精込めて西瓜を育てていました。素人が作る西瓜なので見栄えは良くありませんが、父と母は喜んで食べていたのです。
 昨年夏、亡き父の法事での会食で、家族で父の西瓜が話題になりました。食後、デザートに出されたのは偶然にも西瓜で、Mさんが口にするのは実に数十年ぶりでした。そして、記憶とは違って西瓜が<美味しい>と感じられました。
 長年食べずにいたことを残念に思ったMさんは、「どうだ、うまいだろう」と、亡き父が天国から西瓜の美味しさを教えてくれたのだと、感じています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月15日(土)「父の西瓜」より

<今日の心がけ>
亡き人との思い出を大切にしましょう

父の西瓜 感想

昔はカブトムシやクワガタに西瓜を与えていた人が多いと思います。だから、西瓜の匂いとオガクズや土が混ざった匂いが印象に残っていると思います。

僕もMさんと同じで、小さい頃は西瓜が苦手でしたが、ある日突然食べられるようになった記憶があります。要因はわかりませんが、食の世界で仕事をしているので、好き嫌いはなくそうという気持ちが強い事と、ある日突然食べられるようになる食品が多い事を多く経験しているので、嫌いだった食べ物を口に運ぶ事に抵抗がないからだと思います。

今ではカブトムシの餌は、ホームセンターでゼリー状のものが売っており、それを与えている子が多いようです。これだと、親子の思い出としては残りづらいかもしれません。
Mさんのように、この西瓜のおかげで父とのエピソードを思い出せるのは、なんだか幸せな事だと思います。

「食」は経験です。小さい頃に苦手だった食べ物も、いろんな種類の食べ物をたべているうちに、嫌いでは無くなる事はよくあります。
西洋の料理で、「生ハムメロン」がありますが、生ハムとメロンはそれぞれ好物でも、生ハムメロンになると苦手な人が多いはずです。
生ハムと一緒に食べることで、メロンが土臭く感じるからだと思いますが、大人になり、いろんな食べ物を経験していくと、ある日突然生ハムメロンが土臭く感じなくなり、むしろ「美味しい」と認識できるようになります。

食べ物は思い出になりやすいです。
いろんな種類を食べて楽しみ、思い出も彩りあるものにしていきましょう。

職場の教養 感想「良かれと思って」

おはようございます。@ukara91です。
8月14日(金)の職場の教養は「良かれと思って」です。

良かれと思って

 仕事を終え、帰宅したAさん。続いて共働きの妻も帰ってきましたが、その日は多忙で疲れていたため、Aさんに夕飯の準備を頼みました。
 日頃、仕事を抱え家事もがんばっている妻のために、<栄養のあるご飯を作ろう>とAさんは台所に立ち、料理をし始めました。すると妻が台所にやってきて、具材の切り方や厚さ、鍋に入れる順番など、口をはさみます。
 Aさんはだんだんイライラし、「疲れているのなら休んでいればいいのに」と、妻の言葉を受け入れられません。妻も「せっかく教えてあげているのに」と意見がぶつかり、楽しいはずの夕飯が気まずいものになってしまいました。
 その後、冷静さを取り戻したAさん。助言を素直に聞けなかったことを謝ると、妻から「今日は作ってくれてありがとう」と言われました。
 家庭に限らず、職場においても、人の行為を素直に受け入れられないことがあるかもしれません。そのような時は、気持ちを静めて相手の立場になって考えましょう。「ありがとう」と受け入れる心のゆとりを持ちたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2020年8月14日(金)「良かれと思って」より

<今日の心がけ>
相手の行為を受け入れましょう

良かれと思って 感想

良かれと思って行動したのに・・・という今回のようなエピソードは夫婦喧嘩あるあるランキング上位に来そうですよね。
「親切にしてあげてるのに」という思考から、それを理解できない相手に対してイライラしてしまうというのは典型的な夫婦喧嘩の例だと思います。

奥さんが毎日料理をしてくれていれば、旦那さんが料理人でも無い限り調理の段取りが悪いのは当たり前ですが、奥さんの側から見れば、段取りや経験の無さが目に付き、旦那さんの側から見れば、奥さんより調理の技術が劣っている事をついつい忘れてしまうという事がすれ違いを広げて行くのかもしれません。

「俺、カレーと味噌汁しか作れないけど、それでいい?」と笑顔で切り出してみると良かったのかもしれませんね。

それとも、もっとすれ違いを広げてしまいますかね?(笑)

何十年も連れ添っているご夫婦には、そのご夫婦なりのすれ違い防止対策があるのでしょう。見習いたいものです。

職場の教養 感想「ユニバーサルデザイン」

おはようございます。@ukara91です。
8月13日(木)の職場の教養は「ユニバーサルデザイン」です。

ユニバーサルデザイン

 本日は「左利きの日」です。
 1992年、イギリスのレフトハンドクラブという団体が、左利きの人たちの生活環境向上を目指して、道具メーカーへ要望し、制定されました。
 日本では古くから左右を表わす言葉に、弓手(ゆんで)(左手)と馬手(めで)(右手)があります。弓を持つ手と、馬を操る手綱を持つ手のことで、武具を扱う利き手がそのまま言葉に表されています。
 武具に限らず、世の中の道具は基本的に右利き用に作られています。一般的に左利きの人は少数派で、日常生活で不便さを感じるケースもあるようです。
 そこで、ユニバーサルデザインと呼ばれる、どちらが利き手でも使える道具が生まれました。
 また、子供や高齢者、体の不自由な人、日本語がよくわからない外国人など、誰もがわかりやすく、安全に、安心して使える様々な物が開発されています。
 どのような人にとっても困ることがない、世の中を築いていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月13日(木)「ユニバーサルデザイン」より

<今日の心がけ>
豊かな社会づくりに貢献しましょう

ユニバーサルデザイン 感想

日本人は右利きが多く、一昔前は幼少期に左利きなら、親が右利きに矯正するというのが当たり前でした。
西洋では、左利きの人の方が多いのでしょうか。

利き手が異なるからといって、成長に影響がでるとは思いませんが、仏壇でお坊さんが打つ木魚などは、右側に設置されており、右利きが前提に道具がセッティングされています。前提の言い方を変えると「型」となります。
とあるお坊さんに聞いたところ、木魚が左に配置されていてもOkと言っていましたが、各家庭の仏壇の木魚は右側にセットされている事から、お坊さんの方が、「右」に慣れていくしか無いという環境の中で右が使えるようになってくるのだと思います。
また、左利きの人が箸を持って食事をする姿に違和感を感じる年配者は多いです。

日本の武道や茶道などには、昔から育まれてきた「型」があります。
「型」が文化でもありますので、左右の違いも気をつけたいところです。

いろんな価値観があって良いという多様性時代になっています。左右どちらでも使えるというユニバーサルデザインよりも、右利きには右利きの、左利きには左利きの優れた価値があるというお互いを認め合う思考が、これからのユニバーサルだと思います。