おはようございます。@ukara91です。
12月21日(月)の職場の教養は「されど返事」です。
されど返事
Yさんが入社して間もない頃のことです。やる気はあるのにミスが多く、先輩から「Y君は返事だけはいいね」と言われたのです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養12月21日(月)「されど返事」より
「返事だけ、ということは、他のことはだめなのか・・・」と当初はマイナスに受け止め、落ち込みました。
しかし、持ち前の明るさで「私の返事を認めてくれた」とプラスに考え直したYさん。この言葉を励みにして、元気に仕事に取り組んでいきました。
それからは上司や先輩から、様々な業務を任されていきました。その後Yさんにも後輩ができ、仕事を手伝ってもらう際に、後輩の返事に思うことがありました。返事に覇気がないと、<頼みにくいな>と感じたのです。
Yさんは以前、先輩に言われた言葉を思い出し、返事の大切さを後輩にも伝えていこうと思ったのです。
業務を遂行するには、互いの連携が欠かせません。相手の言動を受け入れる意思表示である返事に、より磨きをかけていきたいものです。
<今日の心がけ>
返事に磨きをかけましょう
されど返事 感想
「返事がいい」というのは、何よりも褒め言葉だと思います。仕事はたくさんの人が関わり協同で行うもの。それぞれが行った仕事のバトンタッチがスムーズに進むとチームの総合力は高まり、バトンがスムーズに渡らないとチーム力は縮小していき、人間関係もギスギスしていきます。
人は言葉でしかコミュニケーションできないので、「返事」は「バトン」と同じです。
相手から受けた言葉にキチンと返事をすることで、バトンを受け取ったと意思表示することができ、相手もバトンを受け取ってもらえた事で、次の仕事に進めます。
返事が苦手な人は、「間違えた指示を受け取ったと勘違いされたくない」為に返事ができないのかもしれませんが、そういう場合は「はい!わかりました!」や「了解しました!」ではなく、「内容はしっかりお聞かせいただきました!ひとつ質問させていただいてよろしいでしょうか?」など、まず相手の言った事をキチンと聞いたという事を相手に伝えましょう。キチンと聞いた上で、ここがわからない等の質問をする事で一旦バトンをお返しし、またバトンをいただけば良いのです。
陸上のトラックを走るバトンリレーと違って、仕事やプライベートの人間関係では、バトンが逆流してもよいので、確実にバトンを相手に渡す事に集中しましょう。
そのための受け取る際の言葉の使い方、また受け渡す際の言葉の使い方に気を使っていきましょう。それが、「返事に磨きをかける」ことなのでしょう。