おはようございます。@ukara91です。
3月19日(金)の職場の教養は「人を師とす」です。
人を師とす
江戸時代の儒学者・佐藤一斎(さとういっさい)の書いた『言志録(げんしろく)』に「太上(たいじょう)(最上の人)は天を師とし、其次(そのつぎ)は人を師とし、其次は経(けい)を師とす」という言葉があります。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月19日(金)「人を師とす」より
Oさんは読書が好きなため、「経(けい)(書物)を師とす」の部分は理解できます。
自分の人生が変わったり、影響を受けた本が何冊もあるからです。しかし、本が一番ではなく三番目の師であるということに、納得ができずにいたのでした。
ある時、Oさんは、本よりも人から物事を学ぶという人に出会いました。理由を聞くと、「本からはその作者の一面しか知ることができないが、人に会って話を聞けば、多くのことを知ることができるから」と言うのです。
Oさんは、<確かに、人それぞれが、自分にはないものや学ぶべきものをもっているな>と思いました。その後、人と出会った時には、その人の良いところを参考にしたり、真似することを試みています。
本と共に人を師とすることの大切さに気づいたOさん。天を師とすることも、いずれ実感できるようになりたいと願っています。
<今日の心がけ>
人の良いところを見習いましょう
人を師とす 感想
佐藤一斎の言志録(言志四録)は、西郷隆盛を始め江戸末期から明治維新を成し遂げた志士達の多くが参考にした書物です。
天を師とするという志が、命を掛けて時代を変えていく原動力になっていったのかも知れません。
いづれにしても、何かを師とするという考え方は、謙虚に自分を成長させようという心の現れです。常に成長を志し、豊かな人生を歩き続けていきたいですね。