職場の教養 感想3月21日(日)「十万本の矢」

おはようございます。@ukara91です。
3月21日(日)の職場の教養は「十万本の矢」です。

十万本の矢

 時には、無理難題と思える課題に突き当たることもあるでしょう。
中国、三国(さんごく)時代のターニングポイントとなる戦いが「赤壁(せきへき)の戦い」です。これは、長江中流の水上が合戦の場であり、この戦いの後に魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三つの国が統治する、時代が到来しました。
 水上戦に力を発揮するのが弓矢です。ところが、蜀には矢が欠乏していたのです。この矢を蜀の軍師・諸葛亮孔明は、三日間で十万本用意しました。
 諸葛亮は数十隻の船に藁(わら)で作った人形を乗せ、霧深い闇夜の中、敵陣への突撃を命じます。敵軍は一斉攻撃を試み、藁人形に次々と矢が刺さり、この結果、一夜にして十万本の矢を敵軍から奪うことができたのです。
 目的意識を明確にすれば、窮地に追い込まれても、思いもよらぬ閃きが浮かぶことがあります。しかし、常日頃から念頭に置いておかなければ、得られるものも得られないでしょう。
 八方に目を向け、様々な物事に気を配っていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月21日(日)「十万本の矢」より

<今日の心がけ>
目的意識を明確にしましょう

十万本の矢 感想

赤壁の戦いで諸葛亮孔明が矢を集めた作戦は有名です。
この作戦を立てるには、天候や地理を熟知することはもちろん、その行動に出た時に的が矢を撃ってくるのか?船を出してくるのか?など、相手の行動を読み解かなければいけません。

攻め込まれているピンチの中、相手の行動を細かく読み取っていたからこそ、できた作戦です。

臨時で異動してきた軍師などでは、このような作戦は立てられず、どのように相手の攻撃を突破していくか?という目的がハッキリしているからこそできた閃きの行動の好例ですね。

職場の教養 感想3月20日(土)「苦手な人」

おはようございます。@ukara91です。
3月20日(土)の職場の教養は「苦手な人」です。

苦手な人

 Fさんは、ミスをした際に強い口調で指摘する先輩が苦手でした。<自分が悪い」とわかっていても、先輩の指摘を受け入れられずにいました。
 そんなある日、先輩とプライベートで会う機会がありました。抵抗感がありながらも飲食を共にする中で、気さくな性格が垣間見られ、たいへん驚きました。
 その後、食事をする機会が増えていくと、職場とはまったく異なった面が見受けられ、少しずつ抵抗感がなくなっていったのです。
 仕事では、厳しい先輩のままですが、<私の成長を願い、指摘してくれている>と思えるようになり、先輩への印象が変わっていきました。そして<先輩の期待に応えて成長していきたい>と、気持ちが前向きに変化していったのです。
 苦手な人を避けたいという気持ちは誰しもあるでしょう。しかし、視野の狭い固定観念で「苦手な人だ」と決めつけているのであれば、その殻を破り、成長を促してくれる存在だと受けとめましょう。
 苦手な人こそ、自己の苦手意識を打ち破る応援者と心したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月20日(土)「苦手な人」より

<今日の心がけ>
苦手な意識を打ち破りましょう

苦手な人 感想

「苦手な人」というのは、相手の体や顔が苦手なのではなく、相手が自分に悪い影響を及ぼすのではないかという固定観念が生み出す虚像です。

だから、苦手な人が現れたら、「自分はなぜあの人が苦手に見えるのだろうか」と自分の心の中にある苦手意識を見つめ直す必要があります。

また、実際に苦手な人と接する時間はどのぐらいでしょう。苦手な人とあまり接していないのに、今後接する時の事を考えて勝手に色々考えてしまっているのではないでしょうか?

接していない時間まで、苦手な人の事を考えて苦しむのは時間の無駄です。
虚像を生み出しているのは自分ですので、余計な事は考えず、相手と正面から接し、苦手意識を完全していきましょう。

職場の教養 感想3月19日(金)「人を師とす」

おはようございます。@ukara91です。
3月19日(金)の職場の教養は「人を師とす」です。

人を師とす

 江戸時代の儒学者・佐藤一斎(さとういっさい)の書いた『言志録(げんしろく)』に「太上(たいじょう)(最上の人)は天を師とし、其次(そのつぎ)は人を師とし、其次は経(けい)を師とす」という言葉があります。
 Oさんは読書が好きなため、「経(けい)(書物)を師とす」の部分は理解できます。
自分の人生が変わったり、影響を受けた本が何冊もあるからです。しかし、本が一番ではなく三番目の師であるということに、納得ができずにいたのでした。
 ある時、Oさんは、本よりも人から物事を学ぶという人に出会いました。理由を聞くと、「本からはその作者の一面しか知ることができないが、人に会って話を聞けば、多くのことを知ることができるから」と言うのです。
 Oさんは、<確かに、人それぞれが、自分にはないものや学ぶべきものをもっているな>と思いました。その後、人と出会った時には、その人の良いところを参考にしたり、真似することを試みています。
 本と共に人を師とすることの大切さに気づいたOさん。天を師とすることも、いずれ実感できるようになりたいと願っています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月19日(金)「人を師とす」より

<今日の心がけ>
人の良いところを見習いましょう

人を師とす 感想

佐藤一斎の言志録(言志四録)は、西郷隆盛を始め江戸末期から明治維新を成し遂げた志士達の多くが参考にした書物です。

天を師とするという志が、命を掛けて時代を変えていく原動力になっていったのかも知れません。

いづれにしても、何かを師とするという考え方は、謙虚に自分を成長させようという心の現れです。常に成長を志し、豊かな人生を歩き続けていきたいですね。

職場の教養 感想3月18日(木)「わが社の使命」

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3月18日(木)の職場の教養は「わが社の使命」です。

わが社の使命

 宮城県気仙沼市で電気設備会社を営むS氏は、新潟県中越地震を体験した友人K氏の助言と、亡き父からの言葉に力を与えられました。
 十年前、東日本大震災が発生した時、津波が押し寄せた気仙沼湾は重油タンクから流れ出した油で火の海となりました。<もうだめだ>と心が挫けそうになった時、以前、友人から告げられた言葉を思い出したのです。
 それは「災害が起きた時には、電気屋が頼りにされるからね」との言葉です。
程なくして「お前は何も失っていない。人も技術も信用もあるじゃないか」と、亡き父の声が聞こえてきました。すると、S氏の体の中に力が漲って(みなぎって)きたのです。
 <そうだ、こんな時だからこそ町に灯りが必要なんだ。電気屋の出番だ。よし、明日から電気を通すために働くぞ>と決意を固めたのでした。
 その後、生活することすら困難な中、被災者でもある社員と一丸となって電力の復旧に尽くしました。地元の人々から喜ばれ、社員の励みになったと言います。
 その後も二人のメッセージを胸に刻み、復興に全力を尽くしたのでした。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月18日(木)「わが社の使命」より

<今日の心がけ>
言葉の力を信じましょう

わが社の使命 感想

会社には必ずミッション(使命)があります。
普段からそのミッションを明確にしておく事で、いざという時に洗練された活動を行う事ができ、真価を発揮します。
平時にミッションの見直しや確認など、メンテナンスしておく事が大切です。

僕は新潟県中越在住です。電気屋さんには本当にお世話になりました。
ありがとうございます!

職場の教養 感想3月17日(水)「見栄を捨てる」

おはようございます。@ukara91です。
3月17日(水)の職場の教養は「見栄を捨てる」です。

見栄を捨てる

 勤続二十五年のE氏が、かつて所属していた部署へ二十年ぶりにチーフとして異動し、三ヶ月が過ぎました。
 前に働いていた頃とは様子が変わり、戸惑うことばかりです。しかし、部下の手前「わからない」とは言えません。何とか業務を進めるのが精一杯でした。
 ある日、E氏が帰宅すると、妻が子供を叱っていました。最初のうちは、子供が「だって」「でも」と言い訳ばかり並べていましたが、最後には「ごめんなさい」と潔く謝りました。
 E氏はあっさりと謝る子供の姿に関心すると同時に、現在の自分がそんなふうに素直になれていたかどうかを振り返りました。
 すると、部署が変わってからの自分は「部下に『知らない、できない姿』を見せられない」と必要以上に見栄を張っていたことに気づいていたのです。
 「意固地になるのはやめよう」と決意したE氏。以来、何事からも学ぼうと謙虚な気持ちで業務にあたり、仕事が捗るようになったのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月17日(水)「見栄を捨てる」より

<今日の心がけ>
素直な気持ちで接しましょう

見栄を捨てる 感想

上司だからといって、わからないものはわからない。
わからないものを、わからないと言えるという単純明快な事が、大人になるとなかなかできないんですよね。

「わからないから教えて」とか、「ありがとう」とか「ごめんなさい」が素直に言えると、もっと気楽に行きられる事は皆わかっているのに、言えないというのが、大人というか社会人の気難しいところですね。

「見栄」という言葉は「人の目を意識して、外見を実際よりもよく見せようとすること」という意味です。よく見せようとすることが苦しく感じたら、それをすぐにやめてしまえばいいですよね。

えい!と、見栄を捨てていきましょう!

職場の教養 感想3月16日(火)「何のために」

おはようございます。@ukara91です。
3月16日(火)の職場の教養は「何のために」です。

何のために

 どのような仕事でも、その目的をよく把握することが大切です。
 自分が所属する部門や企業としての社会に対する目的を知り、理解を深めていくことは、仕事をする上で、正しい判断をすることにつながります。そして自身のやりがいや使命感の源泉ともなるのです。
 こうした目的意識の大切さは、毎朝の朝礼にも当てはまるでしょう。一般的に朝礼の目的は、その日の業務の流れや個々の予定の確認などの情報の共有や、仕事に向かうウォーミングアップなどがあります。
 倫理研究所が推奨する活力朝礼は、一般的な朝礼に加えて、「自社の目的の確認と浸透のために経営理念を斉唱する」「挨拶や返事の実習によって、社会人としての基本姿勢を磨く」という点が特徴的です。
 さらに、職場人としてのモラル向上のために『職場の教養』を活用します。皆で『職場の教養』を輪読し、感想を述べることでチームワークも向上します。
 朝礼は「何のためにあるのか」を確認し、有意義なものにしましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月16日(火)「何のために」より

<今日の心がけ>
朝礼の目的を確認しましょう

何のために 感想

会社は何かのミッションのために存続しています。
そのミッションを実現するための戦略や戦術は、社長をトップとして社員まで意識共有するのは大切なことです。
そのために、職場の教養を読み、感想を述べ合うことで、それぞれの感じる力と内面を知るキッカケになるので、活用している組織が多いようです。

でも職場の教養の輪読や感想を述べることを苦手にしている方も多いでしょう。
そういう方は、無理に得意になろうとしなくてもよいと思います。別に悪い事ではありません。得意不得意はあるものです。
会社に所属している限りは、「やっている風に見せる」という技術を磨いてもよいです。組織に無理やり合わせるよりも、自身を磨き、磨かれた自分が組織に役立つ方法を見つけて、淡々と自分と組織に折り合いをつけていきましょう。

でも、何のために、自分はその会社で働いているのか。自分の働きは会社のミッションに対してどのように役立てるか?は明確にイメージをもてるようになっていきましょう。それは、会社の歯車になることではなく、自分の成長のためです。
それぞれが成長することで、会社は成長していきます。

職場の教養 感想3月15日(月)「五年履いた革靴」

おはようございます。@ukara91です。
3月15日(月)の職場の教養は「五年履いた革靴」です。

五年履いた革靴

 Iさんが靴屋に革靴のソールの修理を依頼した時のことです。
 靴を見てもらった職人に、「もう五年も履いたので修理するよりも買い替えた方が得でしょうか」と相談しました。
 すると職人は「まだ使えますよ。ブラシで汚れを落とし、全体にクリームを塗り、よく磨き上げるだけで買った時のように輝きだしますよ」と、手入れの仕方を教えてくれました。
 さらに「革靴は足にもよく馴染むので、長く使えば使うほど履きやすくなり、味わいが出て愛情も湧いてきますよ」と顔を輝かせました。
 <まるでわが子のように革靴を愛しているのだな>と感じたIさん。「買い替えずに、よく手入れをして大切に使おう」と決めたのです。その気持ちに呼応するかのように、修理した革靴は足にぴったりと馴染みました。
 日頃使っている物は、愛情を注いで大切に扱えば、驚くほどその性能を発揮してくれるのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月15日(月)「五年履いた革靴」より

<今日の心がけ>
物の働きを知り大切に扱いましょう

五年履いた革靴 感想

物を大切に使う人って、とても素敵に感じますし、人との接し方も丁寧だと思います。

靴を修理したり、手入れをして履き続けるという人は、とても人の苦労を理解でき、心の優しい方なのでしょう。合ってもいないのに、そのように感じさせてしまうほど、物を大切にする人には共感できます。

もともと日本は、物を修理して使い続ける文化がありますが、近代は使い捨て文化に少しづつ変わってきているようです。

良い文化を見直して、復活・継承していきたいですね。

職場の教養 感想3月14日(日)「ユニバーサルデザインに学ぶ」

おはようございます。@ukara91です。
3月14日(日)の職場の教養は「ユニバーサルデザインに学ぶ」です。

ユニバーサルデザインに学ぶ

 個人の固定観念は、時として、可能性を狭めてしまうこともあります。新しい発想は、自己の固定観念の外にあるといっても過言ではありません。
 「ユニバーサルデザイン」とは、障がいの有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、たくさんの人々が利用しやすいように、製品やサービス、環境をデザインしていっくというものです。
 たとえば、水道の蛇口はかつては、手で捻っていました。近年は、センサー式蛇口が普及しています。握力の弱い人や手に障害がある人など、誰もが無理なく利用することができ、衛生面でも実用性が高まっています。
 そのほかにも、車椅子やベビーカーを使用した人でも通りやすい幅の広い駅の改札や文房具に至るまで、多様な製品が開発されています。
 職場においても、<無理かもしれない>という思い込みを一度伏せて、何かできる方法はないかと考察することも大切でしょう。そうした視点の中から、業務改善や新製品の開発のヒントが得られるのかもしれません。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月14日(日)「ユニバーサルデザインに学ぶ」より

<今日の心がけ>
多様な視点を持ちましょう

ユニバーサルデザインに学ぶ 感想

最近の建物のほとんどはバリアフリーとなり、車椅子の人でも通行しやすいように工夫されてきました。
ユニバーサルデザインは、この考え方が多様化したものです。

そうやって便利になっていくのは、とても良いことだと思いますが、それぞれの国や人種には育まれた文化があり、その文化には「不便さを伴う文化」もあります。

日本の茶道や華道なども、不便さの中の美しさという側面もあるのではないでしょうか。

ユニバーサルデザインという新しい観念を受け入れながら、過去から育まれてきたものも大切にしながら、多様な視点を身に着けていきましょう。

職場の教養 感想3月13日(土)「話してくれないのではない」

おはようございます。@ukara91です。
3月13日(土)の職場の教養は「話してくれないのではない」です。

話してくれないのではない

 ある日、Yさんは些細なことで妻と意見が食い違ってしまいました。
 妻は過去の不満まで持ち出してくるのです。Yさんが「そう思っていたのなら、その時に言えばいいだろう」と言うと、妻は黙り込んでしまいました。
 翌日に、そのことを職場の先輩に相談すると、「まずは、相手の話を聞くとよいよ」とアドバイスされました。続けて「そのための時間をつくって、聞く姿勢を持つといい」と話を聞く際のポイントも教えてくれました。
 家に帰り、さっそく妻の話を聞く時間を設けると、妻は、それまで語ったことのない悩みや不安をYさんに話したのです。
 その時、Yさんは「これまでも、妻が話してくれなかったのではなく、自分が聞くための時間を設けていなかったのだ」と反省したのでした。
 職場で人の話を聞く際の自分の態度を振り返ってみると、パソコン作業やスマートフォンの画面を見ながらであったことが多いと気がついたYさん。
 今では、作業の手を止めて、話をしっかり聞くように努めています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月13日(土)「話してくれないのではない」より

<今日の心がけ>
相手の話しを聞くことに徹しましょう

話してくれないのではない 感想

どんな時でもしっかりと相手と向き合って話をするとなると窮屈な事もありますよね。
スマホを見ながら話をするぐらいがちょうどよい時もあります。

でも、話の内容やその場の雰囲気を感じ取り、しっかりと対応が必要な場合はスマホを見ながら話を聞くのはとても失礼にあたり、相手は自分がないがしろにされていると感じ、怒ったり、無視したりしてくるようになります。

相手を大切に思うなら、場を見極めて対応しましょう。

職場の教養 感想3月12日(金)「壁を越える」

おはようございます。@ukara91です。
3月12日(金)の職場の教養は「壁を越える」です。

壁を越える

 集団全体が越えられない壁に当たった時に、一人でもその壁を乗り越えると、それに続く人が次々に現れることがよくあります。
 例えば、日本における陸上競技の100メートル走を考えてみます。日本では1998年に10秒00という記録が樹立されてから、20年近く「10秒の壁」を越える選手が現れませんでした。
 しかしこの状況は、桐生祥秀(きりゅう よしひで)選手が2017年9月に9秒98で日本記録を塗り替えてから変わります。それからというもの、日本において9秒台の記録が出るようになったのです。
 要因の一つとして、先駆者が壁を越えることで、集団全体の心理が「できない」から「できる」へとプラスに変化したことが挙げられるでしょう。将来への希望を持つことが、パフォーマンスに影響を与えるのです。
 できると信じて挑戦し続ければ、いつかできるものと考えましょう。日常の業務においても、できない理由ではなく、できる可能性に目を向けたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月12日(金)「壁を越える」より

<今日の心がけ>
未来への希望を持ち続けましょう

壁を越える 感想

「できない」と考えてしまうのは「思考の壁」です。

思考が作っているのですから、思考を変えれば壁は越えられると考えられます。

壁は自分自身の思考が作り出していると認識できると、何か変化が起こせるかもしれませんね。