いいことがある

こんにちは。@ukara91です。
9月20日(日)の職場の教養は「いいことがある」です。

「いいことがある」内容

 面倒で嫌な相手との会合に赴く時、江戸時代の武士の指南書である「葉隠」では、「きっと面白いことがあると思っていくべし」と説かれています。
 雑誌記者のAさんは、インタビュー記事の取材のため、都心から電車を乗り継ぎ数時間かけて、北陸のある都市に向かいました。
 取材相手は、地元の著名人でした。会場は八畳ぐらいの会議室で、近い距離感に先方が座っています。Aさんは<飾らない雰囲気で、近い距離感で対応してくれるんだ>と感心しながら、取材時間があっという間に過ぎました。
 翌月、気難しいことで有名な評論家と同じ場所での取材が決まりました。先月と違い道中は気が重かったAさん。インタビュー中、<もっと離れた距離で対応してほしい>と思いながら、時間も長く感じて、疲れ果ててしまいました。
 同じ距離や時間でも、心の持ち方で長くも短くも感じ方が変化するものです。
 それは職場においても同じでしょう。不満に思うのか、うれしく思うのかで働く質も変わります。「今日もきっといいことがある」と喜んで働きたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月20日(日)「いいことがある」より

<今日の心がけ>
いいことがあるとの思いを高めましょう

「いいことがある」感想

葉隠 (知的生きかた文庫) [ 奈良本辰也 ]

 「いいことがある」と考えていると、Aさん再度気難しい評論家への取材の機会が訪れても憂鬱になるでしょう。
 
冒頭で、江戸時代の武士の指南書である「葉隠」で「きっと面白いことがあるとおもっていくべし」と説かれていると書かれていますが、相手や環境に甘えるのではなく、相手を面白いと思えるように準備して望むべし」と現代訳できます。

 例えば、「あの評論家はいつも気難しそうな顔をして機嫌が悪そうだが、生まれたばかりの赤ちゃんの頃はとてもかわいかったはず。どのような経験を重ねてこのような人になっていったのか?」と考えて行くと、「取材の中でその片鱗を見つけてみたい」という楽しみが産まれてきます。
そうやって苦手な相手や環境を、角度を変えて楽しむ工夫を自分からしていくと、その経験がとても貴重なものに変わっていきます。

何事も周囲からの要因ではなく、自分の中の思考なんだと思います。

投稿者: ukara9

食品系会社の一見やる気のない社員です。若い頃から管理職になり「考え方の違う方」との人間関係づくりに悩み、自分に不足してるものを自費で研修や講習や読書でインプットしまくりました。主に職場の教養の感想をUPします。

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