おはようございます。@ukara91です。
3月3日(火)の職場の教養は「水に流す」です。
水に流す
今日は、ひな祭りです。ひな祭りは、雛人形や菱餅、桃の花などを飾って、女の子の健やかな成長と幸福を願う年中行事です。平安時代に始まったといわれ、現代まで引き継がれています。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月3日(火)「水に流す」より
起源は諸説ありますが、平安時代に行われていた流し雛が、江戸時代になって女児の人形遊びと結びついて、現在の形になったとする説があります。
流し雛とは、三月三日の夕方に人形の紙を川や海に流して、罪穢れや災厄を祓う風習で雛流しともいわれます。「水に流して清める」というのは、古くから豊かな川や海が身近にあった日本人ならではの考え方ともいえるでしょう。
何らかのトラブルが発生し、それがこじれてしまう場合があったとします。一方が「これまでのことは水に流して」と、わだかまりを捨てることで事態は好転し、より良い人間関係が築けることも少なくありません。
流れ去った水と同じように、過ぎ去った時間は戻りません。いつまでも過去にこだわるよりも、サッと気持ちを切り替える心の柔軟さを身につけたいものです。
水に流す 感想
人は生まれてから死ぬまで、そんなに長い時はないのに、日常のちょっとした事に感情的になりますよね。そして感情的になる対象は必ず「人」です。
自分より上だ下だと比較したり、そんな言い方されたら面白くないと怒ってみたりします。
時が経過していくと「なんであんな事にムキになってしまったんだろう」と思うのですが、感情に翻弄されてしまうんですよね。
「水」も同じかもしれません。
普段は穏やかに流れていますが、荒れた時の水は我を忘れて周囲を襲いますよね。津波もそうです。そしてまた時が経つと穏やかな流れに戻ります。
人と水は似ているということを感じた人が平安時代にも居て、穏やかな水に自分の分身を流す事によって、自分の心を見つめる文化として育てていったのではないかと感じます。
日本の文化って、心を充実させるものが多いですね。