おはようございます。@ukara91です。
4月30日(木)の職場の教養は「苦手な先輩」です。
苦手な先輩
Sさんは、同じ職場のある先輩とのやり取りが苦手でした。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月30日(木)「苦手な先輩」より
苦手意識を持つようになったきっかけは、挨拶でした。Sさんが「おはようございます」と声をかけると、先輩から「声が小さい」と一喝されるのです。
後日、「おはようございます」と声高らかに挨拶すれば、「うるさい」と言われる始末です。以後、仕事の連絡や報告も億劫になっていきました。
<これではますます悪循環にはまる>と思ったSさん。まずその先輩の行動をよく観察してみることにしました。またその先輩と上手につきあっている同僚は、どのような行動をしているのかも観察し、先輩への挨拶の改良をしていきました。
先輩との挨拶を重ねる中でSさんは、相手の状況に応じて挨拶をすることを学び、先輩への苦手意識が払拭されていきました。その後、部署異動になったSさんを、先輩は「頑張れよ」と、強く抱きしめて送り出してくれたのです。
「挨拶」から鍛えてくれた先輩は、Sさんにとって、苦手な人から妥協のない「応援者」となり、かけがえのない存在になったのでした。
苦手な先輩 感想
社会にでて就職すると、人との触れ合いや、苦手な人とも仕事をしなければなりません。今はフリーで活動できる環境が整っているので、苦手な人をブロックしながら収入を得ることも容易くなりましたが、まだ多くの人は、苦手な人の克服にも苦しんでいることと思います。
苦手な人を克服するには、その人をよく知ることが必須です。そして、その克服するという事を「苦しい事」と感じていては、その人をよく観察して知ることはできないんだと思います。
「苦手な人」が自分の周囲に現れた時は、「成長するチャンス」です。自分の生まれ育った環境や今までの経験では理解できない感覚を、その苦手な人は「持っている」からです。
「成長するチャンス」なのですから、その人をよく観察してみましょう。そうしてみると「あぁ、そうだったのか」と思うことが沢山あるはずです。
自分とは違った物事の捉え方をしたり、物事の捉え方は同じだけど、それに対する反応の仕方が違ったりと、自分と違う人の思考や感覚を知る事で、自身の思考にも幅が生まれてきます。
自分と違う感覚の人の思考を学び、自身を成長させていきましょう。