おはようございます。@ukara91です。
10月4日(月)の職場の教養は「矛盾」です。
矛盾
昔、中国のある国で、武器を売っている商人がいました。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養10月4日(月)「矛盾」より
集まってきた客に向かって「私は世の中のどんなものでも貫くことができる最強の矛と、あらゆる武器に攻撃からも耐えることができる最強の盾を扱っています」と、商品は誇らしげに矛と盾を売り込んでいました。
すると、一人の客から「その最強の矛で、最強の盾を突くとどうなるのですか」と質問され、商品は返答に困ってしまったのでした。
後にこの故事がもととなり、二つの物事が食い違って、辻褄が合わないことを指す「矛盾」という言葉が生まれたのでした。
他者との信頼関係をより強くするためには、その場しのぎの行動や根拠のない発言を避けなければいけません。
言い換えれば、何よりも自身の発する言葉と行動の整合性を図ることが大切であるともいえます。
言葉や行動に一貫性を持たせ、周囲とより良い関係を構築したいものです。
<今日の心がけ>
発言に責任を持ちましょう
「矛盾」のこのエピソードは有名ですね。
「最強」という言葉を使うからには、必ず根拠が必要なので、「最強の矛」で「最強の盾」を突いてみると良いと思います。
矛は矛の中での最強。盾は盾のなかでの最強という意味ですので、最強の矛に突かれて最強の盾が壊れたとしても、最強を名乗ってもよいはずです。
ただし、他の盾と最強の盾を比較して最強といえる根拠は必要ですね。
現代の日本で「最強の盾」と謳ったものがでてきたら、すぐに消費者庁が根拠を求めてきそうですね笑