おはようございます。@ukara91です。
1月12日(木)の職場の教養は「情報を軽んずるなかれ」です。
情報を軽んずるなかれ
私たちは、スマートフォンなどの端末で世界中の情報を簡単に入手したり、気軽に自由に情報を発信できる時代を生きています。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月12日(木)「情報を軽んずるなかれ」より
飛び交う情報は、日常生活に密着した身近なものから、世界的なニュースまで、情報と一口に言っても様々です。
中には企業の業績に直結する重要な情報もあります。実際、情報漏洩や誤情報の拡散で苦境に陥った企業は少なくはありません。このため、かつては重要な情報の収集と発信は権力を持つ限られた人に与えられた特権でした。
しかし、重要な情報ですら多くの人が簡単に受発信できる昨今では、端末を持つすべての人のモラルが問われます。企業においても、社員一人ひとりが情報を扱うことに対する危機管理意識を高めていく必要があるでしょう。
そうした状況の中で、まず私たちができることは、情報の真偽を確認することと、その受発信が誰かに迷惑をかけていないかという視点を持つことです。
過剰な情報に溺れることなく、何事も冷静に対応したいものです。
<今日の心がけ>
情報の確認を徹底しましょう
ひと昔前は、今の時代を「情報化社会」といい、とても便利な時代になると思われていました。実際に、誰でもそれなりの情報にアクセスできるようになったので、便利といえば便利です。
ところが、情報が溢れると、情報の真偽を確かめたり、情報を深掘りしたりする「思考能力」を人間は失っているように感じます。また、分からないものは分からないとして脳内で情報処理できなくなっています。
また、分からないものまで、「白か黒か」で仕分けしないといけないような思考に誘導されているようです。分からないものは、「白か黒か」に仕分けせず、「判断保留」でよいのですが、「分からない」と言いづらいのがこの情報化社会なのかもしれません。
情報は必ず複数の視点からアクセスし、情報に触れて、情報を比較し、情報を思考して、判断をする。または判断保留とするという工程を経て情報処理を行いましょう。こうやって情報処理の型を決めていかないと、感情のまま、偏った情報を認識してしまうでしょう。