おはようございます。@ukara91です。
7月6日(火)の職場の教養は「「守(しゅ)」に立ち返れ」です。
「守」に立ち返れ
入社から3ヶ月が経過し、新入社員のFさんは、<そろそろ仕事の成果を出して認められたい>と意気込んでいました。しかし、まだ研修期間中の身であるFさんが担当できる仕事は限られていて、不満も抱き始めていたのです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月6日(火)「「守」に立ち返れ」より
ある日、いつも気にかけてくれる先輩にそのことを打ち明けました。すると先輩から「私も入社当初は同じような気持ちだった。Fさんには期待しているからこそ『守破離(しゅはり)』の『守(しゅ)』の段階を大切にしてほしいんだ」と言われたのです。
初めて聞く言葉だったため、先輩に詳しく聞くと、「守破離」とは人の成長段階を表わし、武道などで、昔から用いられてきた言葉だと知ったのです。「守(しゅ)」は基本、「破」は応用、「離」は独自性だと教えてくれました。
先輩は、「何かあれば基本の『守』に立ち返ればいい。研修は基礎固めをする段階だ。それを経てから大いに活躍すればいい」と激励してくれました。
研修での基礎的な業務を疎かに考えていたFさん。以後、「守破離」の「守」という言葉を胸に、目の前の業務に精励(せいれい)しています。
<今日の心がけ>
基本を大切にしましょう
仕事にも生活にもリズムがあります。
良い時もあれば悪い時もあって表裏一体なのかもしれません。
リズムが乱れてしまいがちな時に立ち返るのは「基礎」です。
大雨が降ったときにはしっかりと根がはった木が強いです。私達の仕事や生活も、しっかりと根を張り、強い基礎を形成していきましょう。