彼岸花

こんにちは。うから(@ukara91)です。
9月24日(火)の職場の教養の題目は「彼岸花」です。

「彼岸花」 

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 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。夏の暑さも冬の寒さも、春秋の彼岸を境に次第に薄れていき、過ごしやすくなるという意味です。
 秋のお彼岸頃に全国の田んぼの畦道や、墓地周辺などで咲き誇るのが彼岸花です。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)との言われ、真っ赤な特徴的な花弁が秋の風物詩になっているのではないでしょうか。
 この彼岸花は中国が原産地です。タンポポのように種が飛び自生したのではなく、球根を人の手で分けていき、北海道から沖縄まで分布したといわれています。
 彼岸花は「まず花が咲き、後から葉っぱが伸びる」という、通常の草花とは逆の生態を持っています。
 球根のため、毎年決まった場所に花を咲かせます。また、真っ赤な花がとても印象深いため、記憶に残りやすいようです。
 私たちの祖先が、子孫を絶やさないようにと、何代にもわたって株分けしてくれたのかもしれません。

一般社団法人倫理研究所発行 職場の教養 9月24日(火)「彼岸花」より

<今日の心がけ>
先祖に思いを馳せましょう

彼岸花 感想

 「彼岸花」学名は「Lycoris radiata」リコリスラジアータといいます。植物の和名にはルールが無く、結構適当なので、彼岸やその前後に花を咲かせる事から彼岸花という人がいて、自然な広がっていったものと思われます。

我々の先祖が墓地周辺や、田んぼの畦に植えていったのは、「たまたま」や「偶然」ではなく、彼岸花に毒性があるからです。

 (球根1gあたりにリコリン約0.15mg、ガラタミン約0.019mgなどが含有。リコリンの致死量は10gなので大量に摂取しないと死に至る可能性は少ないが乳幼児には危険だし中毒になる可能性ある)

 毒性があることで、ネズミやモグラなどの土中で活動する動物から土葬された遺体を守ったり、稲を守ったりしたようです。

 また、有毒植物な事から年貢として取り立てられる事が無いので、稲が不作の年には毒抜きして飢えを防ぐ為にも沢山植えられていったようです。

  球根にはデンプンが多く含まれていて、毒抜きすると優秀な栄養源となったようです。

 茎や球根を切ると、汁が出てきますが危ないので触らないようにしましょう。

 現代は農薬が発達したので、畦に咲く彼岸花を見かけなくなってきましたが、もし見かけたら先祖の知恵として感謝したいですね。

 そして、見かけたからといって彼岸花を勝手に抜いて、毒を出して遊んだりしちゃだめですよ。


投稿者: ukara9

食品系会社の一見やる気のない社員です。若い頃から管理職になり「考え方の違う方」との人間関係づくりに悩み、自分に不足してるものを自費で研修や講習や読書でインプットしまくりました。主に職場の教養の感想をUPします。

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