職場の教養 感想5月1日(土)「旬の食材の力」

おはようございます。@ukara91です。
5月1日(土)の職場の教養は「旬の食材の力」です。

旬の食材の力

 風薫る五月、旬を迎える食材が多く出回る季節となりました。
 例として、みずみずしい新ジャガイモ、緑鮮やかなアスパラガス、身が引き締まった初鰹などが挙げられます。
 昔から初物は縁起が良いとされ、「初物を食べると、寿命が七十五日延びる」といわれてきました。「初物」とはその季節の出始めの物を指します。その言葉が示すように、四季が豊かな日本では「旬」をとても大切にしてきました。
 旬の食材は安価で手に入れやすい上に、ビタミンやミネラルなどの栄養素の含有量が多く、旬の時期に食べることで、その時期の体に必要な栄養素を摂ることができます。それによって、免疫力が高まり、健康な体が作られるのです。
 食材が食卓に上がるまでには、食材を育んだ大地や海などの自然をはじめ、生産や市場(いちば)、運搬、販売、調理などにかかわる多くの人々の働きがあります。
 それらの働きに感謝しながら旬の食材をいただき、心身ともに健やかに過ごしましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月1日(土)「旬の食材の力」より

<今日の心がけ>
四季の恵みに感謝しましょう

旬の食材の力 感想

人も自然の一部。食材や動物達と同じ地球の仲間であり、仲間どうし循環しながら地球を運営しています。

「旬」のものを食べるというのは、人の体にも良い影響があるのかもしれません。「人」に旬があるのかどうかはわかりませんが、「リズム」はあります。
「旬」の食材を食べる事で、季節を感じる事ができ、リズムは弾んでいきそうです。

職場の教養 感想4月30日(金)「一晩寝かせる」

おはようございます。@ukara91です。
4月30日(金)の職場の教養は「一晩寝かせる」です。

一晩寝かせる

 囲碁や将棋を観戦すると、素人目(しろうとめ)にも「悪手(あくしゅ)では」と思うことがあります。
 対局者同士は勝負に集中するあまり、全体が見えなくなることがあります。一方、第三者は全体を見る余裕があるため、適切な判断ができるといわれます。
 中堅社員のAさんは、急ぎの用件でない限り、文書を作成した後は必ず一晩おくことを実行しています。そして翌日、視点を切り替えた上で再確認してから、提出や送付をします。それは、新人時代の反省が元になっているといいます。
 Aさんはかつて、メールを受信した際には、直ちに返信することを心がけていました。しかし、文書を急いで作成するあまり、必要な情報が抜け落ちたり、不要な言葉を入れてしまったりして、トラブルが起きたことがあったのです。
 それ依頼Aさんは、一旦寝かせて、第三者の視点で確認することを実行し始めました。現在では堅実な文書作成に、社内外から信頼を寄せられています。
 発酵食品に熟成期間があるように、仕事にも寝かせることで高まるものがあるかもしれません。熟成期間を置くためにも、早めの一歩を心がけたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月30日(金)「一晩寝かせる」より

<今日の心がけ>
第三者の視点で確認しましょう

一晩寝かせる 感想

人は何かが起きた時、理性的な判断よりも感情の方が早く動くようです。
ですので、感情で判断した内容をとっさに口に出して相手に伝えてしまいがちです。
それが、褒めるような事なら、その場で早く伝えた方が良いこともありますが、悪い事を指摘する場合には、感情も乗っているのでトゲトゲしい言葉で、余計な言葉も交えて相手に伝えてしまう場合があります。

感情だけではなく、理性での判断も交えて、その両極の折り合いをつけた言葉で相手にキチンと使えることが大切です。そういう意味では、一晩寝かせるというのは理にかなっていると思います。

職場の教養 感想4月29日(木)「仕事の精密さ」

おはようございます。@ukara91です。
4月29日(木)の職場の教養は「仕事の精密さ」です。

仕事の精密さ

 Y氏が出張からの帰り道でのことです。新幹線で終点の駅に到着し、改札口の直前で切符を出そうとしましたが、なかなか見つかりません。
 思い当たる箇所のすべてを探したものの、切符が見つけられなかったY氏は、思い切って駅のスタッフに、事情を伝えました。
 すると、駅のスタッフは「何号車でしたか?」「席の位置はどのあたりでしたか」と質問をされました。Y氏は乗車位置を思い返し、号車と席位置を答えると、スタッフはすぐに関係部門へ連絡をしたのです。
 すると、わずか数分で、「車内の通路に落ちていました」とY氏の手元に切符が戻って来たのでした。<スタッフの連携がすごいな>とYさんは感動しました。
 日本人の仕事の精密さは、機械や製品にとどまらず、各種のサービスにおいても世界から羨望を集めているようです。私たちもそうした日本の一企業のプロの一人として、自信と誇りを持って職務に励みたいものです。
 Y氏は、<自分も仕事力に磨きをかけよう>と決意したのでした。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月29日(木)「仕事の精密さ」より

<今日の心がけ>
プロとしての誇りを持ちましょう

仕事の精密さ 感想

仕事の精密さや正確さは日本の「ものづくり」の文化です。
「ものづくり」で育まれた文化は、サービスでも日本らしさを出しています。今回のエピソードなどは、典型的な日本人の行動です。
切符を無くしたと言われたら、「めんどうくさい客が来た」と感じてしまうのが普通でしょう。それを、座席位置などを聞き出し、切符を探しだしたという行為は、Y氏には予想もできなかったでしょう。

自分の予想を上回るサービスを受けた時、「感動」が生まれます。
この、「相手の要望を上回る」を、サービスでも日本人は表現してきて、かゆいところに手が届く細かいサービスの数々が生まれ、現代まで育まれてきました。

私達日本人は、先人が残してくれた「ものづくり」や「相手の要望を上回るサービス」に触れています。学び、継承していきましょう。


職場の教養 感想4月28日(水)「かけがえのない今日」

おはようございます。@ukara91です。
4月28日(水)の職場の教養は「かけがえのない今日」です。

かけがえのない今日

 「光陰矢のごとし」という諺がありますが、「歳を取るほど時間がすぎるのが早い」というのは、大人であれば誰しも一度は感じたことがあるでしょう。
 「主観的に記憶される年月の長さは年少者には長く、年長者には短く感じられる」という現象は「ジャネーの法則」と呼ばれ、心理学的に説明されています。
 例えば五十歳の人の一年の長さは人生の五十分の一ですが、五歳の子供にとっては五分の一に相当します。つまり、生きてた年数によって一年の相対的な長さがどんどん短くなって、歳月の経過が早く感じられるわけです。
 また、日々の生活に新鮮味が少なくなることやマンネリ化によって、時間の経過を早く感じるようになるのかもしれません。
 では、私たちは一体、普段どれほど目の前の出来事に意識を向け、対応しているでしょうか。
 「時の刻みは命の刻み」といわれます。二度と訪れない今日この一瞬一瞬を大切にし、充実させていきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月28日(水)「かけがえのない今日」より

<今日の心がけ>
目の前のことに力を尽くしましょう

かけがえのない今日 感想

目の前に現実が広がっているのに、大人の頭の中は心配事や、過去の反省や、欲望、妄想などで頭が一杯で「今」に集中できていないのかもしれません。

それに対して子供は今に一生懸命集中していますよね。色々な事を経験していく中で、頭の中に記憶がこびり付き、今に集中できなくなっていくのかもしれません。

大人になっても子供のように、「今」に集中できると、最高に魅力的な大人なのかもしれません。

職場の教養 感想4月27日(火)「思い込みを捨てる」

おはようございます。@ukara91です。
4月27日(火)の職場の教養は「思い込みを捨てる」です。

思い込みを捨てる

 失敗をしてしまった時、その失敗から学び取ることは多いものです。
 Iさんは大学を卒業後に就職し、配属先での仕事がスタートしました。右も左もわからないIさんに、上司や先輩が仕事を教えてくれます。<早く一人前になろう>と努力を重ねていましたが、ある日、思わぬミスをしてしまいました。
 納期を間違っていたため、その後処理に手間取り、周囲を振り回してしまったのです。大事には至らなかったものの、上司から叱責され、関係各所に先輩と一緒にお詫びに回りました。
 後に上司から「君は話しを最後まで聞かないクセがある。<○○だろう>との思い込みで業務に取り組んでいないかい」と指摘されたのです。
 自分の未熟さと甘さを反省したIさん。数年経過した現在も、新人時代に指摘された上司の言葉を旨に刻んで、業務に取り組んでいます。
 失敗やミスは誰にでも起こりうるものです。ちょっとしたミスも、うやむやにせず、しっかり処理し、教訓にしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月27日(火)「思い込みを捨てる」より

<今日の心がけ>
失敗から謙虚に学びましょう

思い込みを捨てる 感想

思い込みは新人の時には誰しも経験してると思いますが、ベテラン社員でも思い込みは結構多いものです。ベテランになって思い込みが多いというのは、誰からも指摘されない立場の人が多く、そういう上司や管理職は仕事に支障をきたしている事も多いです。

失敗から謙虚に学ぶのは当然ですた、失敗しない立場の人も、今の自分がどのように組織で機能しているか?自身が部下から見て、上司としてきちんと機能しているか?を確認し、自身の思い込みを定期的にチェックしてみましょう。

職場の教養 感想4月26日(月)「上座と下座」

おはようございます。@ukara91です。
4月26日(月)の職場の教養は「上座(かみざ)と下座(しもざ)です。

上座と下座

 Kさんが、ある取引先を訪問した時のことです。
 案内係に応接室へ通され、「本日はお越しいただきありがとうございます。どうぞこちらにおかけください」と示された右手の先は、ドア近くの下座でした。
 <案内係なのに席次(せきじ)のマナーも知らないのか>とKさんが顔を曇らせていると、面談の約束をしていたO氏がにこやかな表情で現れ、上座に向かいました。
 「本来ならこちらの上座にご案内すべきところ、ご無礼をお許しください。初めてお越しいただいたKさんに、ぜひこの景色をお目にかけたかったのです」
 そう言いながらO氏は大きな窓の方を振り向きました。その視線の先を追うと、新緑の木々の向こうに、地元きっての雄大な名山が一望できたのです。
 「おお!」と思わず声を漏らしたKさんは、案内係とO氏が連携した粋なはからいに感動すると共に、自身の早合点を反省したのでした。
 礼儀作法やマナーに準じることは大切ですが、その時その場に応じた臨機応変な応対をすることも時にはあるものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月26日(月)「上座と下座」より

<今日の心がけ>
臨機応変に振る舞いましょう

上座と下座 感想

ビジネスマナーはあくまでも「マナー」、作法です。
何もない通常時は、作法に則して行事を行えば良いですが、今回のように窓から山が一望できる景色が見える部屋なら、上座よりも、景色が見える下座の方が「良い席」といえるかもしれません。
特に初めてお越しの方に、この景色を見せたいと考え、あえて作法を破るのは、作法をしっかりと心得た上級者の選択です。

マナーや作法普段からしっかりと心得てる人にしか出来ない臨機応変な対応をできる人になっていきましょう。とても素敵な事だと思います。

職場の教養 感想4月25日(日)「心配し過ぎ」

おはようございます。@ukara91です。
4月25日(日)の職場の教養は「心配し過ぎ」です。

心配し過ぎ

 梱包会社に勤めるM氏は、発送業務の責任者になりました。発注を受けた製品を梱包し、得意先に発送する業務です。
 これまでの現場での故人の作業とは違って、責任者として全体の仕事を管理する必要があります。<受注した製品と発送する製品が間違っていないか、発送日は大丈夫か>と、すべて自分がチェックしなければ、気がすみませんでした。
 決算期のある日のことです。仕事量が多く、連日遅くまで残業をしていたM氏は、疲労が重なってしまいました。
 数日の休日を取らざるを得なくなりましたが、その間も仕事のことが心配で心が安らぎませんでした。ところが、職場に復帰すると、業務はきっちりと遂行されていたのです。
 部長が毎日応援に来て、各現場のチーフに作業を聞きながら皆で懸命にやり上げたのでした。M氏は、かつて自分が現場の作業を任され責任を持ってやっていたことを思い出し、心配し過ぎず皆で仕事をする大切さを痛感しました。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月25日(日)「心配し過ぎ」より

<今日の心がけ>
チーム一丸となって取り組みましょう

心配し過ぎ 感想

心を配ることは大切ですが、心配し過ぎはよくありません。
任されている人たちは、リーダーが心配しすぎていると、自分が信頼されていないと感じてしまいます。

適度に心を配ってチームメイトに声をかけ、メンバーを信頼して仕事を任せていきましょう。

職場の教養 感想4月24日(土)「誰かがやるだろう」

おはようございます。@ukara91です。
4月24日(土)の職場の教養は「誰かがやるだろう」です。

誰かがやるだろう

 事務員のSさんは電車とバスを利用して通勤しています。ある日の夕方、業務を終えて電車からバスに乗り換え、自宅に向かっていました。
 Sさんが降車するバス停が次であるアナウンスが流れましたが、「誰かが降車ボタンを押すだろう」と、スマートフォンに夢中になっていました。ところが、そのバス停で降りる人がいないため、Sさんは乗り過ごしてしまったのです。
 翌日、Sさんは会社でシュレッダーを使った際、裁断したゴミがたまっていることに気づきました。しかし「誰かが替えるだろう」とそのままにしたのです。
 その後、同僚がそのシュレッダーを使用した際に裁断したゴミが詰まり、シュレッダーは故障してしまいました。
 連日の出来事に、「誰がやるだろう」と人任せにするのではなく、気がついた時に、すぐに実行することの大切さをSさんは自覚しました。
 「気がついた時」が、それを処理する最も良いタイミングです。後回しにせず、人任せにせず、気がついた時にすぐ、行動に移しましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月24日(土)「誰かがやるだろう」より

<今日の心がけ>
気がついた時に行動しましょう

誰かがやるだろう 感想

「誰かがやるだろう」と考えてしまった時に、「よし!自分がやろう!」と行動したら1ポイントが溜まるようなゲームなら、率先して自分がやるようになるかもしれません。
人生はある意味ゲームのようなもの。ポイントを集めてみましょう。後々その行動がよい方向に自身を導いてくれると思います。

職場の教養 感想4月23日(金)「週一日の練習でも」

おはようございます。@ukara91です。
4月23日(金)「週一日の練習でも」

週一日の練習でも

 T社長は、小学生から大学生の時まで野球を続けてきました。高校時代には甲子園に出場し、大学ではプロ野球に進んだ仲間と競うほどの腕前でした。
 数年前、会社経営のかたわら地元の少年野球の監督を引き受けることになりました。<やるからには強いチームを作るぞ>と意気込み、平日に週四日の練習日を設けました。週末になると、試合をこなしながら練習を積み重ねました。
 ところが、T社長のチームは県で下位に位置する成績だったのです。<練習量は十分なはず・・・>と思いながら、練習の様子を見ると、野球が心底好きな子は溌溂(はつらつ)とプレーしますが、義務的にプレーしている子もいました。
 そこで週四日の練習を、週一日に切り替えたのです。すると限られた練習時間で、皆がイキイキとプレーし始めたのです。<練習量が足りない>と思った子は自主練習をし、結果として、チームは県ベスト4にまで上り詰めたのでした。
 T社長は、少年野球の監督として、子供たちと向き合ったことを通じて、何かを成し遂げる際には、「心が先行する」ことを学んだのでした。

一般社団法人倫理研究所 4月23日(金)「週一日の練習でも」より

<今日の心がけ>
物事に喜んで向き合いましょう

週一日の練習でも 感想

「好きこそものの上手なれ」と言いますが、好きなものは心が先行しているので上手になるという事ですね。

という事は、仕事でもなんでもまず好きになれるようなポイントを一つでもいいので探す事。そして好きなポイントをもっとうまくできるように磨いていく事が大切です。そうやって好きなポイントを一つづつ増やしていけるように努力していくと、いつの間にかその仕事全体を上手にでいるようになっている筈です。

職場の教養 感想4月22日(木)「シンプルなお守り」

おはようございます。@ukara91です。
4月22日(木)の職場の教養は「シンプルなお守り」です。

シンプルなお守り

 Nさんは、沖縄の祖母から毎年「サン」と呼ばれるお守りをもらいます。
 ススキやバショウの葉を結んだだけの簡単なもので、貰っても嬉しく感じなかったNさん。そんな思いを察してか、祖母がその由来を話してくれました。
 その昔、沖縄の人々は食べ物が腐るのを「魔物(マジムン)」の仕業だと信じていました。魔物によって食べ物の精気が奪われぬよう、まじないの力を宿すために葉を結び、魔除けとして食膳の傍らにおきました。
 今では食べ物の精気を保つために用いられるだけでなく、枕元に置いて悪夢を退けるため、また、畑や家を守るための厄除けとして用いられるなど、手軽な魔除けとして親しまれています。
 Nさんはこの話を聞いて、お守りの由来を知ると共に、祖母の真心を受けとったのです。さらに、シンプルなそのお守りの作り方も教わったのでした。
 物の由来を知ることで、そこに込められた人の想いを感じることができます。
今では、お守りへの愛着が増しているのを実感しているNさんです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月22日(木)「シンプルなお守り」より

<今日の心がけ>
物の由来を知りましょう

シンプルなお守り 感想

食べ物が腐るのは、カビなどの菌の仕業ですが、それを魔物として捉えて魔除けを作ったなんてなんだかとても素敵ですよね。

実際には、腐るための気温や湿度などの条件を避けるのが腐敗を避ける対策ですが、お守りを作ってマジナイの力に頼っていたことは、「腐る」という自然現象に対して、精一杯の力で向き合っていたと微笑ましく思えます。

小さい子のランドセルにお守りがついているのをたまに見かけます。おまじないの力は今でも頼られています。きっとその子の家庭は幸せなんだろうと想像しています。