おはようございます。@ukara91です。
1月27日(日)の職場の教養は「仕事の伝承」です。
仕事の伝承
人を介して、物事を正確に伝えることは難しいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月27日(月)「仕事の伝承」より
例えば、伝言ゲームというものがあります。AさんからEさんまでの五人がいるとします。一つの文章をAさんから最後のEさんまで、正確に伝えるゲームです。しかし、間違って伝わる場合が応々にしてあります。
創業七十周年を迎えるK社では、節目ごとに「○○周年記念誌」という冊子を作成してきました。会社の歩みを正しく受け継ぐことを大切にしているのです。
P社では、専門的な業務の担当者が長期療養した際、引継ぎができませんでした。そのことから、業務をマニュアル化し、部署内で共有するようになりました。
製造業のN社では、職人の高齢化や後継する人材の不足から、「技は目で盗む」という職人のあり方を見直し、技を文書化してから伝承していきます。
もちろん、文章だけでは伝わらないことはあります。とはいえ、先人から生み出された特殊な技が、途絶えてしまう危険性を回避できるはずです。
自分が担当する業務を正確に把握し、伝承できる状態か確認しましょう。
<今日の心がけ>
担当業務の共有化を図りましょう
仕事の伝承 感想
業務の共有化といっても、仕事の内容によってうまくいくことと、いかないことがあります。
単純作業であれば、マニュアルを作ってそのとおりに行う事で問題ないでしょう。
でも技術が必要なもので、全て人の手作業で行うようなものの共有化はとてもむずかしいです。
「技は目で盗む」というのも、親方のやってる仕事を見てるだけでは受け継げないですよね。一緒の時間を共有して、親方という人物をよく知る事で始めて受け継げることが多いのだと思います。
芸術品など、手仕事の技術の共有では分かりづらいですが、文章を書く「ライター」や「コラムニスト」の仕事の共有などと一緒だと思います。
ライターやコラムニストの仕事を引き継いで、同じような事を書いてくれといわれても、前任者とまったく同じ文章にはならないですよね。でも前任者の過去の文章を読み込んだり、前任者と一緒の時を過ごすことで、「あの事象は、前任者ならこう考えるだろう」という視点が生まれ、だったらこういう文章になるに違いないという発想が生まれます。
それでも全く前任者と同じにはなりませんが、こうやって「思考」の型はある程度伝承されていくんだと思います。「個人知」を「組織知」に変えていくためには、この「思考の型」の伝承の仕組み化が必要なんだと思います。