おはようございます。@ukara91です。
3月6日(土)の職場の教養は「一着のジャンパー」です。
一着のジャンパー
東日本大震災から、まもなく十年になります。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月6日(土)「一着のジャンパー」より
Aさんは震災後、長い間、避難所生活を続けていました。その時に助けられたのが、一着のジャンパーでした。それは、全国各地から届けられた救援物資の中から、いただいたものです。
三陸の海岸は風が強く吹き、体感温度が一気に下がります。そのような中、ジャンパーが寒さからAさんを守ってくれたのです。
いつの頃からか、Aさんはこのジャンパーに対して、毎朝「ありがとうございます」と声をかけるようになっていました。
挨拶を続けているうちに、顔のわからない送り主とつながっているような感覚を覚えました。そして、「一人じゃない」と心に灯(ひ)がともったような気持ちになり、元気と勇気が湧き上がってきたのです。
孤独や孤立は、心の元気を奪いますが、良きつながりは心を温めて、そして強くしてくれます。改めて、人との絆を大切にしたいものです。
<今日の心がけ>
人とのつながりを大切にしましょう
一着のジャンパー 感想
一着のジャンパーは、物理的にはただの布切れの組み合わせです。
しかし、人は想像力によって、そのジャンパーが送られてきた背景や、支援してくれる人の応援を前向きに想像することができ、それが自身の心を強化してくれます。
「想像」なのですから、それは自由にコントロールできるはずです。
何事も前向きな想像をすることで、人生は明るく開け、他人の人生にも良い影響を与えていくのではないかと思います。
被災した方は10年前、本当に大変な思いをしましたね。
その経験は今、どんな風に役立っていますでしょうか。
10年の一区切りの時に、一度自身を見つめ直し、また前向きに一歩進んでいきましょう。