職場の教養 感想5月12日(水)「言動の背景を読む」

おはようございます。@ukara91です。
5月12日(水)の職場の教養は「言動の背景を読む」です。

言動の背景を読む

 性別や年齢、立場によって物事の捉え方は異なる場合があります。価値観の違いは、誤解やすれ違いを生み、それが人間関係にも影響を及ぼすことがあります。
 他人の心は、目に見えません。だからこそ、相手が何を考えているかを意識しながら接することは、良き人間関係を構築する上で大切なことでしょう。
 医薬品を開発、提供する日本イーライリリーでは、痛みが周囲に理解されず、誤解されやすい「片頭痛(へんずつう)」の理解を促す「ヘンズツウ部」を発足しました。
 ヘンズツウ部では、症状がある社員やその周囲の人などを対象に、片頭痛の体験を共有しています。また、職場の課題や目指すべき姿について話し合うなどの取り組みを通じて、職場環境の改善にもつなげようとしています。
 たとえば職場において、素っ気ない態度をとった同僚は、体調不良だったのかもしれませんし、いやなことがあったのかもしれません。そのように、言動の背景にまで思いを馳せることができれば、相手への理解は深まっていくでしょう。
 誤解は理解によって解け、理解が深まれば良き連帯感が生まれてくるのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月12日(水)「言動の背景を読む」より

<今日の心がけ>
他人に配慮するよう努めましょう

言動の背景を読む 感想

人は、似たような姿をしていても育った環境や男女間でも考え方や感じ方が異なります。感じ方が異なるのですから、言葉の使い方も異なります。
相手の話した言葉は、その言葉を自分が話した場合に訳して解釈してしまいがちですが、相手の立場にたって冷静に考えてみると、相手の話した真意が読み取れるようになるかもしれません。

職場の教養 感想5月11日(火)「仕事に臨む前に」

おはようございます。@ukara91です。
5月11日(火)「仕事に臨む前に」です。

仕事に臨む前に

 私たちの身の回りでは、様々なシミュレーションが行われています。
 例えば、気象予報や人口の推移などです。これらは変化や結果を事前に知ることが困難なため、シミュレーションが有効です。また、ドライブシミュレーターのように、運転技術の向上や車両開発を目的としたものもあります。
 では、仕事においては、どのようなシミュレーションができるでしょう。
 例えば、プレゼンテーションをする場合、対象は誰か、伝えたいポイントは何か、といったことを把握しておくことが肝心です。発表の場を想定して準備を進めるうちに、必要な資料や効果的な伝え方に気がつくこともあるはずです。
 一日の始めに、仕事の準備をするのも大切です。あらかじめ今日の流れに意識を向けることで、効率よく仕事を進めることができます。まずは、今日一日をどう過ごすのか、頭の中で考えてみるのもいいでしょう。
 新たな業務に取りかかったり、計画を立てる際にも、事前にシミュレーションを行なって、要点や課題を十分に検討した上で進めたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月11日(火)「仕事に臨む前に」より

<今日の心がけ>
仕事のシミュレーションをしてみましょう

仕事に臨む前に 感想

今やっている仕事は、誰の為の仕事でしょうか。
ターゲットを定めず、不特定多数の為の仕事の場合もあれば、「○○に価値を感じる人」というようにターゲットが明確な仕事もあります。

誰の為の仕事なのかを明確にする事で、伝え方や、使う言葉や表現方法は異なります。
伝え方を磨いて、一番伝わる言葉を厳選し、深い共感を得られるような仕事をしていけるよう、精進していきましょう。

職場の教養 感想5月10日(月)「気遣いの先に」

おはようございます。@ukara91です。
5月10日(月)の職場の教養は「気遣いの先に」です。

気遣いの先に

 職場での他者への配慮や気遣いは、働く上で欠かせません。
 「気遣い」は、言葉や行動となって現れます。さり気ない気遣いができる人の働きは、職場に良い雰囲気を醸し出してくれます。
 福島県でフルーツ販売、ジュースやケーキを提供するA社の社内報・「お客様より」のコーナーで、感謝の言葉と共に次のような出来事が紹介されていました。
 「別の店で買ったレジ袋の底が破れているのに気づかず、貴社でケーキの会計をしていたところ、店員さんがそれに気づいて紙袋を差し出してくれました。知らずに帰っていたら、途中で底が抜けて大変なことになっていたと思います」
 A社の店員の良き気遣いが、お客様の心に響いたのです。その出来事を社内報に掲載することで、全社員にも「気遣い」の意識が深まったのです。
 ちょっとした配慮や気遣いは、職場内外に広がります。日々、他者に対して、<気持ちよく過ごせるように>と努めることが大切です。
 日頃から、「気遣い」の心を行動に移していきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月10日(月)「気遣いの先に」より

<今日の心がけ>
さり気ない気遣いを実行しましょう

気遣いの先に 感想

気遣いするためには、周囲の変化に気付くことが必要です。
周囲の変化に気付く事はできるのに、声をかけることができない人は、その気付ける才能を活かして勇気を振り絞り相手に声を掛けてみましょう。声を掛けた後に、相手からの良い返事に期待せずに、気づいた事にたいして声をかけた自分を褒めてあげてください。そうやって声を掛けていると、相手の心も柔らかくなってきて、やがてそれが周囲に広がっていきます。場の空気を柔らかくする存在になれるのではないでしょうか。

周囲の変化に気付けない人も、きっと何かを考えているからアンテナを周囲に向ける余裕がないのです。まずはそんなに頑張っている自分を褒めてあげるとよいと思います。
定期的(1時間に1回とか)に集中している事から離れ、頑張っている自分を褒めて上げましょう。そうしていると、自然に集中から周囲にアンテナが向けられ、周囲の変化にも気付けるようになってくると思います。

周囲の変化に気づいて声をかけることのメリットは、周囲との雰囲気や意思疎通が高まり、結果的に大きな仕事を組織的に成し遂げる事ができる事です。
2つの目、2つの耳、で情報収集し一つの口で発信するよりも、多くの目、耳で情報収集したほうが多くの仕事ができるのは、物理的に明らかです。

職場の教養 感想5月9日(日)「親しみやすさとは」

おはようございます。@ukara91です。
5月9日(日)の職場の教養は「親しみやすさとは」

親しみやすさとは

 明治安田生命保険が、毎年、新社会人となる学生を対象に実施する「理想の上司」アンケートで、今年も男性はタレントの内村光良さん、女性はアナウンサーの水卜麻美(みうらあさみ)さんが一位に選ばれました。「親しみやすさ」に共感が集まったようです。
 運送会社で働くAさんは、後輩が小さなミスをしただけでも、厳しく注意をしていました。これでは「親しみやすい」先輩にはほど遠いでしょう。
 職場には、様々な役職や役割があります。先輩としてのAさんの立場としては、ミスを注意した後は、どうすれば減らすことができるかを一緒になって考えてあげることが大切です。
 Aさんは上司から、「自身の言動を戒めて、上から目線ではなく、話しやすい環境を作りなさい」と指摘され、これまでの対応を反省したといいます。
 その後、「親しみやすさ」が増したAさんは、部下から頼られる上司へと変貌していったのです。今では、空いての意見を真摯に受けとめ、アドバイスは、わかりやすく、明確に伝えることを心がけて、上司としてのスキルを磨いています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月9日(日)「親しみやすさとは」より

<今日の心がけ>
親しみやすさに磨きをかけましょう

親しみやすさとは 感想

親しみやすさに磨きをかけるには、親しみやす人の真似をするのが一番の近道ですよね。内村さんや水卜さんは、どうして親しみやすいと感じるのか?を見てみるとよいとおもいます。

内村さんや水卜さんは、テレビ番組の中でいつもにこにこしていて、周囲のタレントと楽しそうに話しをしています。話す内容は雑談が多いのではないでしょうか。

仕事をしていると、「雑談をするな」という人もいますが、実はこの雑談が親しみやすさに磨きをかけるための一番重要な要素だと思います。

お店の店員さんなどは、店員どうしの雑談しずらい環境かもしれませんが、裏に回った時や、お客様の目の届かないところで積極的に雑談を心がけるぐらいでよいと思います。

雑談によってお互いの生活や性格がよくわかってくると、仕事での情報のやり取りもとてもスムーズに進められます。

雑談はミュニケーションの潤滑油ですね。

職場の教養 感想5月8日(土)「柔軟な心」

おはようございます。@ukara91です。
5月8日(土)の職場の教養は「柔軟な心」です。

柔軟な心

 S氏は、この数年間、先輩のK氏から、物の見方や考え方、充実した生き方などについて、多くのことを学んできました。
 その中で、一番強く心に残っていて、<これからも、決して忘れないようにしよう>と思っていることは、感謝についての考え方です。
 ある時、S氏は、「進学や就職、結婚など、人生が順風満帆にいっていることを親や祖先、神仏に感謝している」と、K氏に語りました。
 ところが、K氏からは、「それはすばらしいことだが、私は、人生が思う通りにいかなくても感謝できる人間でありたい」という言葉が返ってきたのです。
 <思い通りにいかないことも、自分を磨くために必要なことである>という考え方をK氏は持っていました。これを聞いたS氏は、自らの心をほぐして、新たな考え方を吸収することの大切さを知りました。
 S氏は、目の前の出来事すべてに感謝できる人になれるよう、これから自らの心を柔軟に保ちたいと思っています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月8日(土)「柔軟な心」より

<今日の心がけ>
心に柔軟さを持ちましょう

柔軟な心 感想

人生が順風満帆に行っていることに感謝できるのはすごいことだと思います。
これは、自分以外の周囲に感謝するということです。

そして、人生が思うように行かないと感じる時は、心の内側に目を配り、自身の至らない点や良い点などを棚卸しし、改善していくチャンスの時です。
この苦しいと感じる時を自身の内側と向き合う事で乗り越えていくことは、大きな成長に繋がります。
ある意味これは、自分の内側に感謝するということでもあります。

自分の外側と内側両方に感謝できる人は、きっと魅力あふれる人なんだと思います。

職場の教養 感想5月7日(金)「夢を追い続ける」

おはようございます。@ukara91です。
5月7日(金)の職場の教養は「夢を追い続ける」です。

夢を追い続ける

 大学生でありながら宇宙飛行士訓練生のアリッサ・カーソンさんは、三歳の頃に見たアニメ番組をきっかけに<宇宙飛行士になる>と決意しました。現在、人類初の火星着陸を目指して、宇宙飛行士の訓練に挑み続けています。
 カーソンさんは、子供の頃から夢を口にしていました。七歳頃から、青少年が宇宙について学ぶ「NASAスペースキャンプ」へ参加し、行動に移したのです。
 十二歳の時に、NASAからの依頼で、火星への未来のミッションについて話し合うテレビ番組のパネリストとして出演し、全米で注目されました。現在は、大学で宇宙生物学を勉強しながら、宇宙飛行士の訓練を受けています。
 カーソンさんの夢である「火星着陸計画」が現実化するのは、まだ年数を要するでしょう。そのような状況でも、目的をしっかり持つことは大切です。
 夢を追う情熱は、実現に向けて突き進む原動力となります。未来のビジョンを鮮明に描いて周囲に語ることで、自身の取り組む姿勢に変化が生じるはずです。
 私たちも、周囲に勇気や感動を与えられる働きをしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月7日(金)「夢を追い続ける」より

<今日の心がけ>
夢やビジョンを持ちましょう

夢を追い続ける 感想

夢やビジョンを持つことは大切だし、人生が楽しくなることです。
そして、それに対して一歩一歩進んでいくためには、夢やビジョンを紙に書いたり人に話したりしてアウトプットしていくこと。さらに、それを実現していくためのプランを練り、そのプランもアウトプットしていく事だと思います。

今はスマホのボイスレコーダーなど便利なものが沢山あります。
アウトプットしていく習慣をつけ、夢を実現していきましょう。

職場の教養 感想5月6日(木)「過去を知り未来を開く」

おはようございます。@ukara91です。
5月6日(木)の職場の教養は、「過去を知り未来を開く」です。

過去を知り未来を開く

 時代が大きく揺れ動くなかで、先行きが見えない不安を抱えている人が多くいるかもしれません。
 数カ月先のことは誰にもわかりません。しかし、過去を知ることで、今とるべき行動が見えてきます。そうして、未来は切り開かれていくのです。
 仕事において「過去を知る」とは、いつ、誰が、どのような働きをして会社や事業の基盤が積み重ねられたのかを知ることから始まります。時には、創業の原点や、過去の実績を知ることに、現状を打破するヒントがあるかもしれません。
 歴史を辿ると感謝の念が湧くでしょう。そして、<今日も自分が働く場所と仕事があるのは、先人のお陰だ>と思い至り、勤労意欲も高まるはずです。
 どんなに心配をしても、未来は変わりません。それならば、<誰にもわからないからこそ、面白いことになりそうだ>と受けとめてみましょう。
 打開の方策は必ずあります。未来を憂える(うれえる)のではなく、過去から謙虚に学び、今なすべきことに心を注ぎたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月6日(木)「過去を知り未来を開く」より

<今日の心がけ>
原点を知りましょう

過去を知り未来を開く 感想

「今」があるのは「過去から続く今」の積み重ねです。という事は、どうして今の状況になっているのか、過去を紐解いていくと何か気づきがあるはずです。
自身の性格やクセも、生まれたばかりの頃にはありませんでした。何らかの経験によって性格やクセが形づくられ、それによって様々な人生を歩んで来たのだと思います。

そうやって思い起こすと、これから未来に向かってどうやって進んで行けばいいか。ヒントは得られなくても勇気は湧いてきます。

コロナの影響で職を失ったり収入が減った方も多いと思います。新しく歩みを進めようとおもう時に、コロナ前の仕事や収入をベースに未来を作ろうと考えがちですが、人生を振り返ってみると、もともとは非力な赤ちゃんだったわけです。人の力を借りなければ生きていく事もできなかった。
それが、コロナ前の状況まで成長し人生を歩んできたわけですが、コロナ前の比較する必要はありません。また、周囲はコロナ前の収入を求めてきたりするかもしれませんが、そこと比較する必要は無いのです。
1から出直そうと思えば何でもできます。今までしっかり経験もしてきたし、赤ちゃんに戻るわけでもありません。「やってみよう」と決めれば何だってできます。

コロナ前の自分と比較して暗くならず、今までの人生で経験した事を役立てて、新しい一歩を踏み出して見ましょう。

過去の自分や、周囲の人と比較することなく、自分らしい人生を歩んでいきましょう。

職場の教養 感想5月5日(水)「鯉の滝登り」

おはようございmす。@ukara91です。
5月5日(水)の職場の教養は「鯉(こい)の滝登り(たきのぼり)」です。

鯉の滝登り

 「鯉の滝登り」という諺があります。
 「黄河の上流にある竜門という滝を登ることができた鯉は竜になる」という中国の伝説から「立身出世すること」のたとえとして使われます。
 実際、鯉の泳ぐ力では滝を登れませんが、この諺を立身出世の象徴として、江戸初期頃から旗などに鯉が描かれるようになり、現代の鯉のぼりとなったのです。
 この諺から「及ばぬ鯉の滝登り」という慣用句が生まれました。意味は「どんなに努力をしても、目的を達成することは不可能であること」です。
 日常において「及ばぬ鯉の滝登り」のように、「登れるわけがない」「できるわけがない」と諦めてしまうことはないでしょうか。
 仕事における理想像や目標は人それぞれですが、「できない」とやる前から諦めて、努力を怠ってしまっては、何も得ることができません。
 何事にも挑戦する気構えで、自分の可能性を信じて、小さなことから自らの目的に向かって登り続けましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月5日(水)「鯉の滝登り」より

<今日の心がけ>
自分の可能性を信じましょう

鯉の滝登り 感想

 鯉と違って、人は考え工夫する自由があります。また、自身の力だけでなく仲間を集めて手段の力で目標に向かって前進していく力もあります。
自身の可能性を信じて前進しながら、仲間を集めて、自身の総合力を高めていくことで目標達成の可能性はグッと高まります。

人生はドラクエ等のロールプレイングゲームに似ていますね笑

職場の教養 感想5月4日(火)「潮騒に誘われて」

おはようございます。@ukara91です。
5月4日(火)の職場の教養は「潮騒(しおさい)に誘われて」です。

潮騒に誘われて

 ゴールデンウィークを迎え、新緑がまぶしい季節となりました。野山では山菜採り、茶畑では茶摘み、田んぼでは田植えが始まりました。
 海に目を向けると、波打ち際は、熊手を持った人で賑わっています。気温と水温が上がってくる五月は、潮干狩りのベストシーズンです。
 潮干狩りは、一年中楽しめますが、この時期は昼間に潮が引く時間が長く、貝を採りやすいのです。また、多くの貝が旬を迎えることも人気を後押しします。
 遠浅(とおあさ)の浜辺は、波が打ち寄せるごとに姿が変わります。そして、潮が引いた干潮時には、広大な砂のグラウンドへと様変わりするのです。
 一般的に潮干狩りで採取できる貝はアサリですが、そのほかにもハマグリ、マテガイ、近年、大量に採れるようになったホンビノスガイなどがあります。それぞれ味わい深く、初夏の海の幸をいただく喜びがあります。
 遥か昔から、私たちの祖先は貝を採って生活をしてきました。貝を探す楽しみは、自然への感謝と畏敬の心を育む良い機会となるのではないでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月4日(火)「潮騒に誘われて」より

<今日の心がけ>
季節毎の幸を楽しみましょう

潮騒に誘われて 感想

気温の低い冬や初春まではおとなしくしていた生物が、気温の上昇とともに動き出す時期です。山菜などは、季節の幸として一番身近なもので、新潟在住の僕の家には、近所の人から沢山山菜をいただきます。
「今年は○○が多くとれた」「昨年より○○が少なかったようだ」と、例年との比較なんかも会話しながら、自然の恵みをいただけるのは、何よりも楽しい時間です。

自然が誘ってくれています。たまには、自ら山菜採りや潮干狩りなどに出かけてみてはいかがでしょうか。

職場の教養 感想5月3日(月)「人生は満員電車」

おはようございます。@ukara91です。
5月3日(月)の職場の教養は「人生は満員電車」です。

人生は満員電車

 『アンパンマン』の作者で有名な、やなせたかし氏は、遅咲きの漫画家です。
 三十四歳で会社を辞めて漫画家を目指しますが、長年ヒット作に恵まれず、7十歳で絵本『アンパンマン』を原作としたアニメが脚光を浴びたのです。
 「人生というのは満員電車じゃないかと思うのです。我慢して乗っていると、次々と人が降りていって、いつの間にか席が空いて座れる」という氏の言葉は、困難な状況でも辛抱強く努力を続けていればチャンスが訪れることを教えてくれます。
 物事を成就させる秘訣は、いったん目標を定めたなら終始一貫、歩みを止めないことです。心の持ちようによって、やがて状況が変化してくるのです。
 結果を出せず絶望していた四、五十代の頃、やなせ氏は「いつか、日が差し込んでくる」と自分に言い聞かせ、注文がなくても、漫画を描き続けたといいます。
 明けない夜はありません。朝は必ずやってくるのです。職場でも家庭でも、何か困難な状況に陥った時こそ、「きっと良くなる」と心に希望を高く掲げて、たゆまぬ努力を重ね、運命を切り拓いていきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月3日(月)「人生は満員電車」より

<今日の心がけ>
希望を掲げて努力を続けましょう

人生は満員電車 感想

物理的に見えない目標は、途中で諦めてしまいがちです。
でも、一歩一歩歩んでいると、必ず目標に向かって近づいていってるはずです。

努力を続けていても一歩も目標に近づいていない場合は、歩みを止めずに歩く方向を少し変えてみるとよいのかもしれません。

山の山頂を目指して登る歳、一直線に山頂に向かっていく人はいません。道がありませんから。山頂を左手に見ながらぐるぐると横に歩きながら少しづつ山頂に近づいていくものです。いづれにしても、「歩みを止めずにあるき続ける」というのが大切です。