おはようございます。@ukara91です。
2月18日(金)の職場の教養は「漢字が思い出せない」です。
漢字が思い出せない
Sさんは手書きで文を書く時に、書きたい漢字が思い出せないことが多くなってきました。ある日、先輩から紙媒体の漢字辞典を使うことを勧められました。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月18日(金)「漢字が思い出せない」より
先輩は以前、わからない漢字があると、パソコンの辞書機能で調べていました。
また、近くにパソコンがない時には、ひらがなで書き出しておき、時間がある時に調べていたのです。
パソコンの辞書機能を使うことを習慣にしていた先輩は、いざという時に書きたい感じが思い出せないことが増えていきました。<これではいけない>と使い始めたのが紙媒体の漢字辞典だったのです。
特定非営利活動法人こども・ことば研究所理事長の深谷圭介氏は、紙の漢字辞典を使うことで得られるメリットは、①受け身からの脱却、②言葉の力が身につく、③思考力、コミュニケーション能力が身につくと述べています。
Sさんは辞典で調べた漢字に付箋を貼って、後日、書き取りの練習をすることを習慣化しました。書けるようになった漢字は付箋を剥がしていくそうです。
<今日の心がけ>
文字を書くことを習慣化しましょう
漢字が思い出せない 感想
私たちの周りにはパソコンやスマホなど、便利な電化製品が溢れています。
漢字は思い出せなくても、検索すればすぐに漢字入力が出てくるので、漢字を思い出せなくてもあまり困ることはありません。
これだけ便利な物に溢れていて、漢字も含めてなんでも検索できる時代ですが、人と人とのコミュニケーション能力は高まっているのでしょうか?
SNSなどを通じて、コミュニケーションの数は高まっていると思いますが、深いコミュニケーションができなくなっているのではないかと思います。
便利なものに頼れず、自分の力だけでコミュニケーションしていた時の方が、人としての野生の強さのようなものがあり、その中で貪欲に知識を身につけようと本を読んだり辞書を引いたりして自分を高めていったのでしょう。
便利ではないものから得た知識は不思議と身につきやすく、忘れずらいのかもしれません。
時には不便を楽しみ、自分を高めていきましょう。