おはようございます。@ukara91です。
8月11日(木)の職場の教養は「風鈴」です。
風鈴
暑い夏を涼しく過ごす先人の知恵に「五感の涼(りょう)」があります。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月11日(木)「風鈴」より
風を通して目にも涼やかな簾(すだれ)や葦簀(よしず)、爽やかな肌触りの浴衣や甚平、家の前の道や庭などに打ち水をすると立ちのぼる土の匂いなどが該当します。
この時期にかぶりついて食べる甘いスイカは火照った体を冷やしてくれます。
そして、音を聞いて涼味(りょうみ)を感じさせるものの代表格が風鈴です。
風鈴の起源は約二千年前の中国で、風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占った「仙風鐸(せんふたく)」であるといわれています。これを僧侶が日本に持ち帰って青銅製の「風鐸(ふうたく)」が魔除けとして寺院のお堂や塔の軒先に吊るされるようになりました。
江戸時代になると、ガラス製の風鈴が登場しました。やがて庶民の間に広がり、ガラス製の江戸風鈴、金属製の南部風鈴、陶器製の伊万里風鈴などが作られるようになりました。
虫の声を聞き分けて趣を感じられるような日本人の繊細な耳が、風鈴の文化を根付かせたともいえるかもしれません。
<今日の心がけ>
五感で涼しさを感じましょう
風鈴 感想
江戸時代までの日本の夏はとても涼しかったと思います。そう感じる理由は、家も道路も真夏の日中でも裸足や素手でさわっても火傷するほど暑くないと思うからです。
今の日本の真夏の道路は、熱くて裸足で歩くと火傷をします。住宅も熱くてさわれない資材が多くつかわれていますよね。そんなものばかりに囲まれて生活しているのですから、夏は熱くてたまらないです。
簾や葦簀など、自然素材そのものの加工品は火傷するほど熱くはなりません。そういう昔からのものを使い、できるだけ日陰を増やし、少しでも涼を得たいものですね。