おはようございます。@ukara91です。
6月4日(日)の職場の教養は「クチナシの香り」です。
クチナシの香り
薄月夜 花くちなしの 匂いけり
これは俳人の正岡子規が、雨雲で月も薄れてしまう夏半ばの夜に、ふとクチナシの花の香りを感じた様子を詠んだものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月4日(日)「クチナシの香り」より
俳句にも表われているように、その白く可憐な姿以上に「甘い香り」の際立つクチナシ。春のジンチョウゲや秋のキンモクセイと並んで「三大香木」と呼ばれ、現在でも多くの香水に用いられています。
また、クチナシの実は黄色い色素を含有し、天然の食用着色料としても利用されています。さつまいもや栗の甘露煮、たくあんなどの着色で古くから私たちの生活を彩ってきました。
<学生の頃に嗅いだ懐かしい花の香りだ><昔食べた母の手料理の味に似ている>など、五感から呼び起こされる思い出も多いことでしょう。
クチナシの花言葉の一つに「喜びを運ぶ」とあるように、身近な香りや味が運んでくれる、小さな幸せを受け取りたいものです。
<今日の心がけ>
五感に意識を向けましょう
クチナシの香り 感想
今では「着色料」というと添加物として毛嫌いする人が多いと思いますが、もともとは四季を楽しみ、食を彩るという日本人の知恵として育まれてきたものです。
最近の添加物と、昔からある日本の知恵は分けて、取り入れていきたいものですね。