おはようございます。@ukara91です。
9月6日(水)の職場の教養は「海を渡った葛」です。
海を渡った葛
秋の訪れを感じる頃となりました。秋の七草の一つに数えられる葛は、この時期に紫色の花を咲かせます。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月6日(水)「海を渡った葛」より
日本では古くから親しまれ、葛粉を利用した葛切りや葛餅、根を乾燥させた生薬の葛根湯は馴染み深いものです。
葛は繁殖力が強く、蔓(つる)を伸ばし、他の樹木に絡みつき、旺盛に繁殖します。
そのため、植林した木の幹を締め付けて林業被害を引き起こすこともあります。
近年、この日本原産の葛がアメリカに渡り、日本とは比べ物にならないほどの猛威を振るっています。家畜の飼料や土壌流出防止を目的に植えたものが暴発的に広がり、地域の生態系や産業に多大な被害を与えました。
そのため、国際自然保護連合から「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されてしまいました。日本とは違い、葛を食べる昆虫がいない、競争関係にある種(しゅ)がいない、冬季の寒さで成長が抑制されない、などの理由が考えられています。
自然界は、様々な種が絶妙なバランスを保って成り立っているのでしょう。
<今日の心がけ>
自然の摂理に学びましょう
海を渡った葛 感想
日本にもたくさんの外来種が来て、生態系バランスを崩しています。
西洋のものが全て強いわけではなく、「葛」のように西洋で猛威を振るうものもあります。地球全体で均一のバランスがあるわけでなく、その土地の気候や風土にあわせて土地ごろに生態系のバランスが作られていくのでしょう。
人間も、会社ごとに風土がことなります。時にはよい意味で外来種になり改革を行い、よい風土を育んでいきましょう。