仕事という作品

おはようございます。@ukara91です。
3月17日(火)の職場の教養は「仕事という作品」です。

仕事という作品

 英語の「work」という単語は「仕事・作業」と訳されますが、その他に「作品」という意味もあります。私たちの日々の仕事は、自分自身が作り出し、自分しか作れない作品だと受け止めることができるのではないでしょうか。
 製造工場に勤めるAさんは、毎日の通勤でバスを利用しています。決まった時間のバスに乗りますが、運転手は日によって異なります。
 バス停に着くたび、運転手は「足元にお気をつけください」などと、お客様にやさしく声をかけます。
 <バスのお陰で、毎日の通勤の移動が楽にできる>と感謝しているAさんは、下車するたびに、「ありがとうございます」と必ず言うようにしています。
 運転手は、「ありがとうございました。行ってらっしゃい」と返事をしてくれます。こうした運転手の姿勢こそ、プロの仕事といえるでしょう。
 Aさんは、「仕事は自分の作品である」という自覚を持って、お客様に喜ばれるものを作り上げていこうと感じています。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月17日(火)「仕事という作品」より

<今日の心がけ>
作品を作るつもりで仕事をしましょう

仕事という作品 感想

 日頃、自分がやっている仕事が誰かにとって「作品」だとしたら、とてもやり甲斐があると思いませんか?
今日の話の中で、バスの運転手のエピソードが出てきましたが、バスの場合「運転技術」「声のかけ方」「乗客を気持ちよくさせる対応」が作品になっている運転手っていますよね。なんか、この方の運転するバスに乗れて良かったと思えるバス。
(もちろん、気分を害するような粗い運転のドラーバーもいますが笑)

 そういう作品を作ってくれるドライバーって、いつでも、どんなときでも「作品」になっているように感じませんか?

 きっと、乗客や道路の状況にあわせてアクセルの踏み方や、ハンドルを回すスピードを変えたり、ブレーキを踏んでも乗客の頭ができるだけ揺れないように、ゲーム感覚で楽しんだり、プロとしての美学がそこにはあるのでしょう。

 日々生活していると、毎日どこかでプロに出会います。(そう思って見ているとプロを見つける事ができるんです)
そういう方達の作品を見ると、とても前向きで晴れ晴れした気持ちになります。

本当に、まるで絵画(作品)を見ているようですね。

山笑う(やまわらう)

おはようございます。@ukara91です。
3月16日(月)の職場の教養は「山笑う(やまわらう)」です。

山笑う

 「山笑う」とは、俳句における春の季語です。
 元は、中国の王朝である北宋(ほくそう)時代の画家・郭キ(かくき)の言葉です。春になると木々が芽吹き、山全体が徐々に明るい様子になることをいいます。
 山に生息する様々な動植物は、春になるといきいきと活動を始めます。一斉に花を咲かせ、鳥たちもさえずります。静まり返っていた冬の山に比べ、明るくのどかな雰囲気に包まれるのです。
 春は人にとっても、環境が変化する季節です。入学や就職などで環境が変わるだけではなく、新しい出会いもあるでしょう。新年度を迎え、別の部署に異動する人がいるかもしれません。
 人は、慣れない環境において、過度に緊張してしまうことがあります。そうした時には、口角(こうかく)を上げることを意識してみましょう。
 花を愛でたり、空を仰いで深呼吸したりして、心を落ち着かせることも必要です。山に少しずつ新芽が吹くように、明るい挨拶から始めてみましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月16日(月)「山笑う」より

<今日の心がけ>
笑顔で挨拶をしましょう

山笑う 感想

 芽吹きの春ですね。今年はコロナウィルスの影響もあり暗いニュースで溢れていますが、そんな事は関係なく花は芽吹きます。

 今年は暖冬の影響で、桜の開花も早いようですが、全国的に桜祭りは中止のようですね。屋台やイベントは中止になってしまいますが、桜は咲くので、屋外で咲いている桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 我々は様々に行動が制約されていますが、ひょっとしたら考えすぎかもしれません。こんな時に咲く花達は、疑心暗鬼になりがちな人間に明るく微笑んでくれているような気がします。

言葉との出会い

おはようございます。@ukara91です。
3月15日(日)の職場の教養は「言葉との出会い」です。

言葉との出会い

 不動産販売会社に勤めるIさんは、後輩社員の指導に頭を悩ませていました。
朝は遅刻を繰り返し、何度注意をしても、改善の姿勢が見られないのです。
 そのようなある日、通勤の電車内で読書をすることが日課になっているIさんは、登場人物の発していた次の言葉に目を留めました。「どんなに理屈や道理が通っていても、そこに思いやりの心がなければ正義とはいえない」
 この文章から、後輩に対する接し方を振り返ったIさん。正論を押し付けるのみで、思いやりの心で後輩の話を聞いていなかったことを反省したのです。
 それからIさんは、積極的に後輩に話しかけたり、後輩の話に耳を傾けました。すると、家庭の事情で遅刻せざるを得ない状況であったことを知ったのです。
 その後、会社のサポートもあり、後輩の遅刻は徐々に改善していきました。以降、Iさんは、思いやりの心を持って業務にあたるようになったのです。
 恩師、上司からの励ましの言葉、書籍の一文など、これまでの人生で大きな影響を受けた言葉を人生の指針として、日々を充実させていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月15日(日)「言葉との出会い」より

<今日の心がけ>
人生の指針となる言葉を持ちましょう

言葉との出会い 感想

人は、言葉を通してしか意思を伝えたり聞いたりできません。
そして、この言葉というのは、一方通行ではなく双方向で通い合うようにしないと意思の疎通はできないのだと思います。

言えば伝わったと勘違いせず、伝わったかどうかの確認する意味でも、常に意思の疎通を図りましょう。そういう意味でも、職場では仕事の話以外の雑談が必要だと思います。

雑談は無駄という考え方の人も多いですが、意思の疎通を図るための「必要無駄」と認識することが大切だと思います。

仲間からの刺激

おはようございます。@ukara91です。
3月14日(土)の職場の教養は「仲間からの刺激」です。

仲間からの刺激

 Sさんがパティシエとして勤めている洋菓子店には、姉妹店が複数あります。
年に一度、全店舗のスタッフが集まり、新商品のコンテストを行います。
 普段は顔を合わせることのないパティシエ同士ですが、この時はそれぞれに新作のケーキを作り、審査を受けます。
 初めてそのコンテストに参加するSさんは、人と競うのが苦手で、<一人で黙々と仕事をしていたい>と思っていました。コンテストには同僚に薦められて参加したものの、積極的な気持ちになれずにいました。
 しかし、コンテスト当日、他店の仲間の技術や姿勢を目の当たりにして、大いに刺激を受けました。<お客様に喜んでもらえるケーキを作りたい>という、仲間の熱意を感じたことで、創作のアイデアが湧いてきたのです。
 仕事は自分一人でするだけでは、限界があるものです。Sさんは仲間と切磋琢磨することによって、より美味しい商品を作ることができるのだと気づきました。
 そして、<来年は、前向きにコンテストに参加しよう>と決意したのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月14日(土)「仲間からの刺激」より

<今日の心がけ>
互いに切磋琢磨しましょう

仲間からの刺激 感想

コンピューターに評価される仕事と違い、パティシエの作品(商品)は人の共感により評価されるのでしょう。

こういった仕事は、時代や流行りや周囲のパティシエの実力と比較さらながら、より感情が共振するものが評価が高くなるのだと思います。

そんな中、周りに目もくれず独自性を追求し評価を浴びる天才の作品もあると思いますが、我々凡人は、他者の作品も見ながら、コンテスト等で比較されることで切磋琢磨していくのが、成長の近道と言えるのでしょう。

十三参り(じゅうさんまいり)

おはようございます。@ukara91です。
3月13日(金)の職場の教養は「十三参り」です。

十三参り

 「十三参り」という風習をご存じでしょうか。
 旧暦の三月十三日(現在は四月十三日)に、数え年で十三歳を迎える男子と女子が、氏神や寺に参拝する行事です。
 十三歳という年齢は、自分の干支がちょうど一巡りし、元の干支に戻る歳であり、最初の厄年に当たります。関西地方では七五三と共に、子供の健やかな成長のために盛んに行われています。
 十三参りの発祥は京都の嵐山にある法輪寺です。厄落としや開運、知恵授かり、丈夫な身体になるよう祈願するためにお参りしました。
 その帰り道にある渡月橋(とげつきょう)を渡る際には、「授けていただいたものが元に戻ってなくならないように、橋を渡り終えるまでは決して振り返ってはいけない」と伝えられています。
 私たちが体感する文化は、先人が一つひとつ大切に守り受け継いできたものです。これからも伝えられたよきものを、後世に残す努力をしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月13日(金)「十三参り」より

<今日の心がけ>
日本の文化を次の世代に伝えましょう

十三参り 感想

 日本人の考え方や心は美しいと思います。
 歳を重ねる毎にそう感じるようになってきました。

 この美しい文化は、親の教育だけで育まれるものではなさそうです。
たとえば、子供が小さいころから家族でアメリカへ移住したとします。日本人らしい考え方はある程度子供に受け継がれると思いますが、日本でずっと暮らしてた家族と比べると、少し洋風に変化していると思います。

違いは、地域や地元神社の行事。年配者の昔話や線香の香り。ちょっとした気遣いや言葉の美しさ。

日本に住んでるからこそ受け継ぐ事のできる「マインド」があるのだと思います。

この美しい文化を後世に伝えていくためには、自身がしっかりと文化を理解し、どっぷり浸かる事が必要です。

なんだか今日は抹茶でも飲みに行きたいですね。

念には念を入れる

おはようございます。@ukara91です。
3月12日(木)の職場の教養は「念には念を入れる」です。

念には念を入れる

 仕事を任された時に、物事が上手く進まないことがあります。要因は様々でしょうが、準備不足が一つとして挙げられます。
 ある地方都市では、花火大会の前夜祭において、著名な歌手を招き、コンサートが毎年開催されています。コンサートを主管している団体のスタッフがリハーサルに立ち会っている時の出来事です。
 スタッフのTさんは、リハーサルをする歌手の姿勢に驚きを隠せませんでした。
真夏の太陽が照りつける中、ビニールシートでステージを覆い、本番の倍の時間をかけて、汗だくで入念にリハーサルをしていたのです。
 念には念を入れて確認を行うという意の「万全を期す」という言葉があります。確認には、やり過ぎるということはないでしょう。Tさんは、本番同様に、リハーサルに重点を置いているプロの姿勢に感銘を受けました。
 日常の業務においても、目標や共有事項を確認しましょう。リハーサルや準備が必要な場合には、その大切さを認識し繰り返し行なっていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月12日(木)「念には念を入れる」より

<今日の心がけ>
準備を万全に行いましょう

念には念を入れる 感想

段取り8割といいます。成功にはまぐれ当たりなど無く、しっかりと準備することで成功を引き寄せているという事なのでしょう。

そして、しっかりと準備をすることで心に余裕が生まれ、その余裕があることで自分の行動や他人の行動にも目を配ることができ、より良い仕事にしていくためのヒントを得る事ができます。

準備は成功の潤滑油と言えますね。

これからやるべきこと

おはようございます。@ukara91です。
3月11日(水)の職場の教養は「これからやるべきこと」です。

これからやるべきこと

 東日本大震災から丸九年を迎えます。震災直後、自分にできる支援を模索したり、無駄なエネルギーや資源の浪費を抑えようと、ライフスタイルの改善に取り組んだ人も多いでしょう。ところで、現在ではどうでしょうか。
 当時、Aさんは仕事が多忙で、被災地に直接赴いての支援ができませんでした。
そのため、教育支援金の寄付を少額ながら、毎月続けてきました。当初から<支援は十年続けよう>と決めていて、現在も支援を継続しています。
 全国でも著名なある神社では、毎朝、「大祓詞(おおはらえのことば)」という祝詞(のりと)を三度唱え、被災地への祈りも捧げてきました。これからも同様に取り組み続けるそうです。
 ある家庭では、災害に備えて、自分たちの身を守る最低限の備蓄として、二週間分の食糧・燃料・水などを保管しています。
 被災地へ思いを馳せつつ、爪痕を風化させることのないよう意識を持ち続けましょう。また、自然災害は必ず起こるものであるとの認識に立ち、フットワークよくあらゆる手が講じられるよう、日頃から防災への意識を高めたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月11日(水)「これからやるべきこと」より

<今日の心がけ>
自然災害への意識を高めましょう

これからやるべきこと 感想

もう九年も経過したのですね。
震災当時はまず人命救助。その後生活の為の食料や必需品が被災地に向けて全国からあつまり、日本中が一体となって災害に対応しているように感じました。

しかし、震災から数日しか経過していないのに、被災地には水やパンは大量に運ばれたけど、女性用生理用品や、赤ちゃん向けのオムツやミルク等がまったく来ないという情報がツイッター等で多数見られて、被災地の情報が正確に吸い取られていないのも浮き彫りとなりました。

今、当時とまったく同じ事が起きたら、ドローンを駆使して現地の状況を正確に把握したり、困ってる人に必要な物資やサービスを的確に届けることはできるのでしょうか?

きっと九年前よりも格段に復興を早めることができるのだと思います。

名奉行の決め台詞

おはようございます。@ukara91です。
3月10日(火)の職場の教養は「名奉行の決め台詞」より

名奉行の決め台詞

 「これにて、一件落着」とは時代劇での名奉行の決め台詞です。
 「一件落着」とは、事件などの解決を表わす言葉ですが、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。なぜ解決したのか、どこがうまく運べたポイントだったのかと、研究、検討、反省を重ねることは、大切な後始末といえるでしょう。
 こうした後始末は、決して事件などの特別なことに限ったものではありません。思いのほかスムーズに運んだ仕事にも、また想定外のアクシデントから失敗してしまった仕事にも、「その要因は?」と検討することが肝要なのです。
 特に失敗した仕事ほど、ただの失敗で終わらせずに、こうした後始末をきちんとすることで、次の課題が見えてくるのです。
 目まぐるしい時代であっても、心置きなく、一つひとつ丁寧に仕事をしめくくりましょう。それが、次の機会に万全の状態で、目前の業務に臨むことのできる姿勢となります。
 名奉行のごとく、「これにて、一件落着」と仕事を締めくくりたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月10日(火)「名奉行の決め台詞」より

<今日の心がけ>
一歩踏み込んだ後始末をしましょう

名奉行の決め台詞 感想

 「これにて、一件落着」これは、江戸の町奉行を題材にした「遠山の金さん」の決め台詞ですね。

金さんは「町奉行」という要職にありながら、普段は「町人」として町をふらふら。このふらふらしている時に事件に遭遇して、町人として事件に関わりながら登場人物の様々な面から多角的に事件を考察していくんです。

町奉行という高い立場に居ては見えない部分も、低い位置からみることで、事件の全体像を把握することができるんですよね。そして、把握した事実をもとに町奉行として裁き、解決に導き「これにて、一件落着」となる。
気持ちいいですね。

どんな事件にも必ず原因がありますが、原因にたどり着けないと感じる時でも、仮説と検証の反復運動をしていると、徐々に見え方が変わってきて徐々に真実に近づいていきます。

日常生活に置き換えると、「失敗は成功の肥やし」に近いかもしれませんね。

双方向の視点

おはようございます。@ukara91です。
3月9日(月)の職場の教養は「双方向の視点」です。

双方向の視点

 囲碁や将棋のタイトル戦が、テレビで放映されています。
 対局者が記録係に「棋譜(きふ)」(対局の手順を示した記録)を求め、それを逆さにして相手側からの戦況を見つめることがあります。
 自分の方向からの視点と、相手からの視点という双方向の見方を感じ取ることで、客観力を高めているように見えます。
 仕事でも商品やサービスを提供する側の思いと、それに共感し購入して使用する側の双方向の視点があるでしょう。
 また、人と人とのコミュニケーションでも、自分の意見や思いを的確に伝える発信力と、相手の思いを感じ取る受信力が双方向の力としてあります。
 このような違う方向の力を調和させ、感じ取ることで、新たな気づきや発見をすることができるようになるのではないでしょうか。
 それを培う最適の場が、身近な家庭でしょう。一方的な思い込みはないか、自分の意見を押し通していないかなど、客観的に見る力を養いましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月9日(月)「双方向の視点」より

<今日の心がけ>
双方向の調和を保ちましょう

双方向の視点 感想

囲碁や将棋は確かに双方向から戦況を確認することがあるようですね。

同じコマ、同じ台の上で行う囲碁や将棋でさえ、それぞれの視点からで見え方や思考が異なるのですから、生まれた環境が違う中で育った人間が、考え方や意見が異なるのは当たり前ですよね。

なかなか相手の立場にたつのは難しいですが、自分の言った事が相手に伝わったかどうか確認することで、違いを感じ取る事はできます。

人と人とのコミュニケーションはすべて「言葉」で行います。
まずは、自分の言葉の圧力が強くないか?弱すぎないか?相手に伝わる言葉でつたわっているか?相手に確認しながら、適切な言葉を選択できる力を身につけることが重要だと思います。

「言った言わない」の問題が発生しているうちは、言葉の使い方が身に付いていないと自覚したいですね。

同僚からの声かけ

おはようございます。@ukara91です。
3月8日(日)の職場の教養は「同僚からの声かけ」です。

同僚からの声かけ

 長年にわたって営業部の第一線で活躍してきたSさんは、新年度から人事・労務部門に異動となりました。
 これまでは、直接顧客と接しながら商品の紹介や説明をし、たわいもない世間話が仕事の受注につながり、成果として実感できました。しかし、内勤になってから、持ち前の明るさが発揮できない日々を送っていました。
 ある日、社内で営業部門の同僚とすれ違い、「久しぶりに君の顔が見られてうれしいよ」と、声をかけられました。
 Sさんは、その一言で元気を取り戻し、入社した頃の前向きで、エネルギッシュな気持ちを思い出したのです。
 さらに、<これまで何不自由なく元気に働けたのは、会社を守る今の部署があるからだ>と考え直し、以前のように元気な挨拶を始めました。
 やがてSさんは、現在の部署でも厚い信頼を得て、社内の他部署とのパイプ役を担うようになったのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月8日(日)「同僚からの声かけ」より

<今日の心がけ>
自ら進んで声をかけましょう

同僚からの声かけ

 営業は外から新しい売上や顧客をとってくるので、会社の中では華やかな存在です。しかし、会社は営業だけでは成り立ちません。様々な部署の協業で顧客にサービスを提供することができるので、互いの仕事を理解しあい、感謝し合う事が大切だと思います。

でも、質の違う仕事をしている部門間は、どうしても他部門の仕事が把握できずに、他部門に不満を持ってしまいがちです。

Sさんのように、営業から社内部門に異動したりする人が、部門間の考え方やクセの差を埋めてくれる重要な役割を担う事が多いのでしょう。

だから部署間の異動というのは組織にとって重要です。

そして、それぞれを理解しあうには、仕事の話だけではなく、私語や雑談が潤滑油になります。世の中が拡大している時代は、「私語をするな!仕事に集中しろ!」なんて上司に叱られたかもしれませんが、縮小の時代では積極的に雑談をした方が組織は上手く回ります。(しすぎは禁物ですが)

一人一人が自立した思考ができるように育てて行きながら、積極的な雑談を行うことで、新しいサービスが誕生する風土が生まれてくるものと思います。