鍋を囲む
鍋料理といえば、冬の風物詩の1つでしょう。食卓を囲み、煮炊きしながら鍋をつつくのが、今日まで確立されたスタイルとなっています。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月22日(土)「鍋を囲む」より
鍋料理の歴史は古く、縄文時代には食べ物を入れた土器を火にかけて煮炊きする習慣があったそうです。さらに時代が進むにつれて「石狩鍋」「土手鍋」「水炊き」など、地域ならではの食材や特色を持った鍋料理が作られていきました。
古くは調理後に1人ひとりに運ばれるスタイルで鍋料理を食していましたが、明治時代頃から1つの大きな鍋を家族で囲む今日のスタイルになったようです。
鍋料理に限らず、家族で食卓を囲むことは互いの心と体を思いやる大切な時間といえます。その日の出来事を家族で共有することで、食卓は家族のコミュニケーションが深まる場となることでしょう。
職場においても仲間と食事をすることで、その人の新たな一面を発見することができ、信頼関係を強める効果が期待できます。
食事を通して、コミュニケーションを図ってみてはいかがでしょう。
<今日の心がけ>
家族で共有する時間を持ちましょう
鍋を囲む 感想
鍋料理は料理の基本です。
採れた野菜等をお湯で煮て、基礎調味料を加えるだけで美味しい鍋ができあがります。
近年は、「鍋の素」というものが沢山の種類売られていますが、それらの素を使うと逆に野菜の繊細な味が解りづらくなるので、基礎調味料だけの味付けをおすすめします。
鍋は多種類の具材を加えるため、それぞれからでる出汁の複合作用でおいしいスープができあがります。だから基礎調味料だけでもおいしいんです。
鍋を囲んで家族で食事をすると、それぞれの価値観や話題を共有できて、とても一体感がでてくるような気がします。これも鍋の効果ですね。