職場の教養 感想「仕事の学び方」

おはようございます。@ukara91です。
2020年5月26日(火)の職場の教養は「仕事の学び方」です。

仕事の学び方

 入社間もないEさんが、得意先のT社への送付状を作成しました。
 先輩にチェックをお願いすると、「以前作成したものや、他社への送付状を参考にして、作成し直すように」と、指導されました。
 Eさんは、社内で保管されている記録を見ながら、内容の一部を修正して、もう一度送付状を作成しました。その後、先輩から「今度は、よくできているよ」と太鼓判を押されたのです。
 それからのEさんは、依頼された仕事に対して、できる範囲で事前に下調べを行い、<何が必要か、何が求められているか>を考えるようになりました。判断に迷う時には、直ちに先輩や上司に相談しました。
 そのEさんの仕事ぶりは、職場で信頼を集めるようになったのです。
 手取り足取り教えてもらえる間は、年齢に関係なく素直に学び、仕事の技術や知識をしっかりと吸収したいものです。
 自ら考え、動ける人材へとレベルアップしていきましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月26日(火)「仕事の学び方」より

<今日の心がけ>
仕事力を高めましょう

「仕事の学び方」 感想

 送付状の文章だけで、これだけ学び合える先輩後輩はすごいですね。


自分の行う仕事は、必ず誰かにバトンタッチして受け渡します。バトンを受け取る人にどのような渡し方をすれば受け取りやすいか?を常に考えることは仕事の本質です。自分の走るスピードと、受け取る人のスピードを合わせてバトンを落とさないように受け渡すのはリレーのポイントで、受け渡しがうまくいったら、最高速を維持しつつ、確実に受け渡す方法の確立を目指すのが選手の役割です。

仕事においても同じです。受け渡す相手が同僚の場合もあれば顧客の場合もありますが、必ず誰かに「渡す」のですから、自分のことだけではなく、相手の動きや考え方をしっかりと見て、動きを最適化しなければなりません。

こうやって、相手のことを考えるだけで仕事力は高まって行きます。
いろんな組織で仕事力が高まっていけば、社会力も高まっていきます。

そうやって、他人に気を使い合いながら、支え合う自律社会へと前進していきたいものです。

職場の教養 感想「色々な色」

おはようございます。@ukara91です。
5月25日(月)の職場の教養の本文と感想をお届けいたします。

色々な色

 世の中には多くの色があります。日本の伝統色だけでも400を越え、パソコンでは約1700万の色を表現できるといいます。
 以前、オーストラリア政府が市場調査会社と協力して、色に対するイメージの研究を行い「最も醜い色」というものを発表しました。
 それは「パントーン448C」と呼ばれる「ダークブラウン」系の色で、禁煙を促進するために、タバコのパッケージに使用したことで話題となりました。
 人は、色に様々な印象を抱くものです。日本では、喪服の色は「黒色(こくしょく)」という認識で、悲しみの色であり、静かに慎むイメージが大きいといわれています。一方、黒は高級感や格調高いというイメージも持ち合わせています。
 故に日常的に使用している物の色によって、周囲に与える印象も変れば、自分の気分に影響を与えることもあるでしょう。
 時には、普段とは違う色味のネクタイを着用する、机の上に花を添えるなど、色から明るいイメージを演出し、気分転換を図ってみてはいかがでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月25日(月)「色々な色」より

<今日の心がけ>
職場環境のイメージを変えましょう

職場の教養 感想「色々な色」

色はとても大切な自分表現のツールだと思います。
遊園地に遊びに行くときには、黄色やショッキングピンクの服を着ると、自分の気分も高まり、遊ぶ気まんまんな気分も周囲に伝わりますよね。

反面、葬儀の際にショッキングピンクを着ていたら非常識な人だと思われますよね。それだけ色が人に与える影響は大事です。

生活する中で、好んで身につける色には限りがあるかもしれません。日本の伝統色だけでも400を越えるというのですから、今まで身につけたことの無い色にも挑戦してみてはいかがでしょうか?

自分を高めてくれる色がまだまだあるかもしれません。

職場の教養 感想「英断」

おはようございます。@ukara91です。
2020年5月24日(日)の職場の教養は「英断」です。
本文と感想をお届けいたします。

英断

 進学、就職、結婚など、私たちは「人生の岐路に立つ」ことがあります。
 社会人として仕事上の岐路に立った時、状況を見極め、最善の策を講じていけるかどうかが大切です。その際、本人の判断力や直感力も重要となります。
 建設会社を経営するY氏は、会社の命運をかけての大きなプロジェクトに挑むことになりました。長年、受け継がれてきた会社のさらなる発展のために、全社員を奮起させながら、プロジェクトは進行していきました。
 ところが、必要人員の確保や資材調達などの疑問が山積し、いよいよ着工という段階で、プロジェクト継続が困難な状況になったのです。
 Y氏は躊躇しましたが、心を切り替えて撤退することにしました。苦渋の決断でしたが、今、全社員でできることに専念しようと思い留まったのです。
 会社が岐路に立たされた時、その時の決断によって、方向性が変わっていきます。プロジェクトの撤退は、会社存続の英断だったに違いありません。
 岐路に立った時、それは自分を成長させるチャンスだと捉えたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月24日(日)「英断」より

<今日の心がけ>
何が最善か見極めましょう

職場の教養 感想「英断」

 誰の人生にも岐路に立つ瞬間は訪れます。
本当に、迷い苦しむ瞬間ですよね。今もコロナの影響で、岐路に立たされている人が多いのではないかと思います。こういった時の決断で、社員を露頭に迷わせてしまったり、順調にいっていたことを中断しなければならなかったり、または廃業を余儀なくされたりと、決断によって自分や他人に大きな影響を与えてしまいます。

岐路に立つ時は、自分の人生で前例が無い時です。だから決断するための参考例がありません。こんな時は、創業した時の気持ちや目的、喜びを思い出し、無理してでも存続した方がよいのか?一旦撤退して体力を取り戻し、また再起した方が、創業当時の目的を継続し続けることができるのか?原点にもどって考えてみる視点が必要だと思います。

どの選択肢を選んだとしても、それは「英断」です。
道は全てつながっていて、どの道も前につながっているものですので、決断して、そして決断したからには、一歩一歩自信をもって歩んで行きましょう。

職場の教養 感想「取り付く島もない」

おはようございます。@ukara91です。
5月23日(土)の職場の教養と感想をお届けいたします。

取り付く島もない

 Tさんが、昔からの友人と食事をした際の出来事です。仕事の近況を伝えつつ、「忙しくて、取り付く暇もないほどだよ」と、多忙な状況を説明しました。
 すると友人から「Tさん、語句の使い方が間違っているよ」と指摘されたのです。驚いて尋ねると、正しい表現は、「取り付く島もない」だったのです。
 辞書を見ると、その意味は、「たよりとしてすがる手がかりもない。また、つっけんどんで相手をかえりみる態度が見られない」ということでした。
 さらに、Tさんは「取り付く島もない」の語源を調べてみることにしました。すると「航海に出たのはよいものの、付近に立ち寄ることができるような島がなく、停船・休息することができない状況」ということがわかりました。
 いつも何気なく使っている日本語には、音(おん)や響きは似ていても意味が違う慣用表現が意外に多く存在しているものです。
 世界の言語の中でも、そうした特性を多く持つ日本語の魅力を享受しつつ、日本語の表現を正しく習得していきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月23日(土)取り付く島もない

<今日の心がけ>
正しい日本語表現を知りましょう

「取り付く島もない」感想

 「取り付く島もない」は間違えてる人が多いですよね。
それと、今日の職場の教養にでてきた「つっけんどん」も「つっけんどう」と言ってる人が多いです。

ちなみに「つっけんどん」の意味は、「無愛想なさま」「荒々しいさま」「無骨でとげとげしさを覚える」という意味です。

きっと、「つっけんどん」と「ぶっきらぼう」が混ざって「つっけんどう」になったのでしょうね。

この他日常会話でも、「早急(さっきゅう)」を(そうきゅう)と間違えたり、言葉の間違えは結構あります。

取り付く島もないの語源が紹介されましたが、語源を知ると、使い方のニュアンスが少し変わって来ませんか?
と言うことは、語源から意味を知っている人と、知らない人とでは、細かい認識のすれ違いが発生する可能性がありますよね。

人と人とは言葉でしかコミュニケーションがとれません。だからこそ、日本語の意味を正確に知らないと、細かいすれ違いを起こすかもしれません。

今は、みんなスマホを持っています。語句の意味がわからない時はすぐにググって、意味を把握して、正確に使いこなしましょう。

職場の教養 感想「お店のイメージ」

おはようございます。@ukara91です。
5月22日(金)の職場の教養と感想をお届けします。

お店のイメージ

 コンビニエンスストアやレストランなど、私たちは日々店員と接する機会が多くあります。その際、店員の態度が気になる人も多いのではないでしょうか。
 インターネットサイトのお店の口コミ欄には、店員の応対について書いてあるものが数多くあります。お店の評判は、立派な商品、メニューなどと共に、店員の接客の仕方によっても決まるといえるでしょう。
 そのため、店員の立場からすれば、少なくとも不愉快な思いをさせないような気配りするのが基本です。
 逆に、客側としてお店を訪れる際、<対価を払っているのだからサービスされるのは当然>という態度をとってはいないでしょうか。
 お店があり、店員のアシスタントのお陰で日々の需要を満たせるわけですから、過度なサービスの要求は慎みたいものです。
 自分自身の言動を振り返り、どのような立場の時にもお互いに、相手を思いやる気持ちでいたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月22日(金)「お店のイメージ」より

<今日の心がけ>
相手の立場に立って考えてみましょう

「お店のイメージ」の感想

 飲食店で、店員さんに向かって横柄な態度を取るお客さんを見たことある人はいると思います。あれって、見ているこちらまで食事を不味くさせるイヤな行為ですよね。店員さんもかわいそうになります。

 小売店でも飲食店でも、お客である僕たちが爽やかな態度で「ありがとう」「ごちそうさまでした」などと伝えると、店員さんも明るい応対で返してくれます。
店員さんが明るく返してくれると、こちらももっと気分がよくなり、食事や買い物が楽しくなってきますよね。

 人生のたった一瞬の出会いの場かもしれませんが、お客(僕たち)のちょっとした声かけで、買い物という行為が幸せになるのですから、さり気なく言葉をかけてやりたいです。

 店員さんから跳ね返ってくる明るい応対に接すると、食事もより美味しく感じます。これも調味料と言えるのではないでしょうか。

 お客様は神様ではありません。お客様を神様だとおもって接していこうという「心構え」を三波春夫さんは言っていたようです。
これは店員さんや舞台上の演者のことだけではなく、お店に買いに行くお客である我々もそういう心構えで接しましょうということでもあります。

 全て、お互い様ですよね。

職場の教養 感想「南アフリカの黒豹」

おはようございます。@ukara91です。
5月21日(木)の職場の教養と感想をお届けいたします。

南アフリカの黒豹

 往年のプロゴルファー、ゲーリー・プレーヤー選手は、南アフリカ共和国の出身です。これまで、メジャー大会9勝を始め、世界の様々な大会で通算165勝を挙げ、日本にも多くのファンがいます。
 試合の最終日には決まって、上下黒のウェアとスラックスを着用してプレーし、「南アフリカの黒豹」「ブラック・ナイト」という呼び名で親しまれました。
 ゲーリー選手はなぜ上下黒の衣装を纏っていたのでしょうか。それは、黒は太陽の熱を吸収し、エネルギーを与えてくれるからです。また、平和を尊ぶ強い意思の表れだったと言います。
 ゲーリー・プレーヤー選手の行動は、ゴルフに向き合う真摯な姿勢と相まって、世界中の人々の心に希望の光を届けてきました。
 世界には様々な職業・職種が存在し、それぞれにその意義と目的があります。
「何のために働いているのか」「商品・サービスはお客様にどう役立つのか」などを明確にすることで、仕事への原動力につなげたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月21日(木)「南アフリカの黒豹」より

<今日の心がけ>
仕事の意義を明確にしましょう

南アフリカの黒豹 職場の教養の感想

 世界には様々な職業・職種が存在し、それぞれにその意義と目的がありますと記されています。まったくその通りだと思います。
しかしその意義や目的は社会の変化とともに意義と目的を更新していかなければ、いつのまにか必要の意義と目的になってしまっているかもしれません。

 コロナの影響で、社会の変化が急加速しています。
自分の仕事は会社にとって必要なのか?
社会にとって自分の会社は必要なのか?
会社の規模で行うことが、必要とされる仕事の最適なサイズなのか?

など、この時期だからこそしっかりと確認し、明確にしていく必要があります。

ひょっとしたら、「自分が会社に必要とされてないかもしれない?」と感じてソワソワしている人が多いのではないかと思います。
それは、あなたが必要のない存在なのではなく、あなたの仕事が、社会に最適化していないということです。

今を不安に感じてる人は、逆にそれらの変化を感じるセンスがある。もしくは、もともと隠し持っていたセンスがコロナの影響で顕在化してきたのかもしれません。

ソワソワしながら周囲からの指示を待つのではなく、社会との最適化に向けて会社の中でやれることを探して動きましょう。
会社の中で動くことができないなら、会社から飛び出して、1から最適化を模索するのもよいでしょう。

これからますます社会の常識は変化していきます。
ソーシャルディスタンスやステイホームだけではなく、ステイポジティブで活動していきましょう。

職場の教養 感想「ビジネスマナー」

おはようございます。@ukara91です。
5月20日(水)の職場の教養は「ビジネスマナー」です。

ビジネスマナー

 新入社員のNさんは、先輩から言葉遣いや身だしなみについて注意を受けました。その後、ビジネスマナーについて教えられたのです。
 マナーは、ビジネスの場で信頼を得るために必要であること、企業のイメージにかかわるため、大切であることなどを説明されました。
 マナーに欠けた行動は、職場の人たちに不快感を与えるだけではありません。
お客様からの信用をなくし、仕事を失いかねない状況ともなりうるのです。
 第一印象から好感度を上げるように助言されたNさん。早速、マナーを心得、磨きをかけて、社会人として相応しい話し方や立ち居振る舞いができるように取り組みました。
 仕事をする上で、相手の心に寄り添い、相手が心地よく受け止めてくれる言動をすることは大切です。
 年齢や経験、価値観などの異なる人たちとやり取りをし、共通の空間を共にするからこそ、マナーを守って心地よく過ごしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月20日(水)「ビジネスマナー」より

<今日の心がけ>
マナーに磨きをかけましょう

職場の教養 感想「ビジネスマナー」

 社会には様々な価値観をもった人が共存しているので、服装や言葉の遣い方などそれぞれ違います。だからこそ、「マナー」という標準価値を設け、それを守っていれば、相手との最低限のコニュニケーションを取れるという「ツール」として運用されています。

 社会に出たばかりの新人さんは、触れ合う方々の価値観が解らないのですから、このツールをしっかり学び、活用するのが便利です。
徐々に慣れてきたら、周囲とのコミュニケーションを深めるオリジナルのツールを身につけるのがお勧めします。

 例えば、顧客Aさんの建築中の住宅で、急な要望を受けたとします。いつもならビシッとネクタイとスーツで接していた新人さんでも、建築中の現場でAさんから直接要望を聞く場合、スーツの上着ではなく、ジャンパーとヘルメットの方が好感が持てると思います。靴も少し汚れたシューズの方が、「現場で声を聞く事に慣れている新人さんなんだな」と好印象を持つと思いますよ。
また、そんな靴や服装に個人的に好きな野球チームのロゴマークがついてたりすると、そのマークの話でAさんとお友達になったりできるかもしれません。

ビジネスマナーはあくまでも標準ツール。
ツールの遣い方に慣れてきたら、オリジナルのツールをつくり、磨き上げていきましょう。

職場の教養 感想「ユーモアの効用」

おはようございます。@ukara91です。
5月19日(火)の職場の教養は「ユーモアの効用」です。

ユーモアの効用

 講演会などでは、講話者が冒頭にユーモアを交えることがあります。すると、場が和み、聞き手と距離が近くなり、話しやすくなるようです。
 これは氷のような緊張をほぐすところから始める「アイスブレイク」という手法です。ユーモアは人と人との距離を縮め、人間関係を向上させてくれます。
 仕事の場面においても、ユーモアを取り入れることで、時には商談がスムーズに進んだり、職場でのコミュニケーションが深まるきっかけにもなるでしょう。
 とはいえ、<場の空気を壊したらどうしよう>と失敗を恐れて、ジョークを交えることをためらうことがあるかもしれません。大切なのは「場を和ませよう、相手に楽しんでほしい」という話し手の強い意思と姿勢です。
 間を外して一瞬、苦笑されたとしても、<話を成功させたい><自分の思いを伝えたい>と懸命に取り組む話し手の姿勢は、聞き手に届くはずです。すると、その場は和やかになることでしょう。
 適切な時や場を考慮し、話の合い間にユーモアを取り入れてはいかがでしょう。

<今日の心がけ>
円滑なコニュニケーションの工夫をしましょう

職場の教養 感想「ユーモアの効用」

 講演会の冒頭でユーモアを交えない人というのは、あまりいませんよね。

ギャグをかまして笑いをとるようなものではなく、自然に笑いが溢れるような話を冒頭にもってくる講話者が多いと思います。

これは、聞き手の心を和ませる効果があると同時に、話し手の緊張も和ませる効果があるのでしょう。だって、聞き手の表情が柔らかいと、なんだか自分の話を楽しみにしてくれているのがわかり、自然体で話せちゃいますよね。

「ギャグをかます」「ユーモアを出す」「笑わせる」ではなく、やはり「ユーモアを交える」がよいですね。

「交える」というのは、講話社と聞く人の心が交わる(つながる)という事です。
程よい笑いが、自然に話し手と聞き手の心を交わらせてくれるのですね。

職場の教養 感想「言葉の威力」

おはようございます。@ukara91です。
5月18日(月)の職場の教養は「言葉の威力」です。

言葉の威力

 普段何気なく発している言葉を、振り返ってみたことはあるでしょうか。
 私たちが会話をする相手は様々です。仕事の上では上司や同僚、部下、取引先などがいます。プライベートでは、家族や隣人、友人がいるでしょう。利用する店の従業員なども含めれば、切りがありません。
 人に想いを伝える場面は、多種多様です。感謝を述べる時があれば、謝罪をするべき場面もあります。時には感情のままに言葉をぶつけてしまうことがあるかもしれません。
 自分から発する時にはわかりにくいものですが、受ける側に立つとよくわかるのが、言葉の威力です。
 何気ない会話の中で、相手の言葉によって心に傷を負ったという事例は、多々あります。一方で、身近な人の温かい一言や偉人の名言に救われたという経験を持つ人も、多いのではないでしょうか。
 私たちの言葉は、人の心や環境を動かす大きな力を持っているのです。

<今日の心がけ>
伝え方に気を配りましょう

職場の教養 感想 「言葉の威力」

 言葉の使い方って本当に難しいですよね。
でも、人と人がコミュニケーションとる上では「言葉」を交わすしかありませんので、「言葉の使い方の学び」から逃げる訳にはいきません。

 では、相手にキチンと伝える言葉づかいはどうやって学べばよいのでしょうか?

 自分の発した言葉で相手を傷つけてしまった場合は、相手が表情や、言葉で言い返したり、反論や聞き直してくれないと気づけません。あ、それと、後から相手の友人から、「○○が傷ついていたよ」などと言われる事も気づけるキッカケになるでしょう。

相手からの指摘をキッカケに自分の言葉づかいに気をつける事ができるのは、ありがたい事です。しかし、これは若い頃に限定されがち。年を重ねてくると指摘してくれる人は少なくなります。
しかも、会社と家の往復のような生活が安定してくると、触れ合う人が固定化されてくるので、言葉遣いもそれぞれのクセを理解した中で交わるので、キチンと伝えようとしなくても、なんとかなるものです。
そういう生活の中で、組織を束ねる管理職になると、部下からみて「いやな上司」になっていくのかもしれません。

こうならない為には、自分に対して指摘してくれる人を作るのが効果的です。
家族や会社の人は、なかなか指摘してくれないので、何かを学び、その人から指導を受けるという関係を作るのがよいと思います。

例えば、大人になってから大型トラックの運転免許を取りに自動車学校へ行ったとします。現代では横柄な言葉づかいな教官はいないと思いますが、大人になったあなたに対しても「生徒」として接するので、教官の言葉づかいはとても刺激あると思いますよ。

僕は大人になってから、ピアノを習いにピアノ教室へ行きました。
先生に言われたとおりに楽譜が読めず、指もなかなか動かない時の先生の言葉はグサッと突き刺さりました。

大人になってから、他人の言葉が心に突き刺さる経験をすると、「自分の言葉づかいも、相手の心を傷つけていないか?」と考えて言葉を発するようになってきます。

言葉づかいのレベルを上げていくのは、結局学び続ける事と言えます。

やり直し

おはようございます。@ukara91です。
5月17日(日)の職場の教養は「やり直し」です。

やり直し

 運送会社で幹部のA氏は、すべての部署の仕事内容を掌握しています。
 ある日、部下のB氏から「多くの仕事を効率良く行なうにはどのようにしたらよいでしょうか」という質問を受けました。
 A氏は「自分ができる仕事を頼まれたなら、断らないことだよ」と回答しました。B氏は、可能な仕事を受け入れていくうちに、仕事の幅が広がっていき、今まではできなかった仕事も、こなせるまでに成長していったのです。
 しかし、自由に業務も進められるようになったことで、謙虚さを失い、いつの間にか自己の都合を優先して、仕事を取捨選択するようになっていました。やがて、仲間から孤立してしまい、仕事にも支障をきたすようになったのです。
 悩んだB氏が、その状況をA氏に相談すると、「自分も同じ経験をしたことがある。皆に謝罪して、謙虚な気持ちで、やり直しなさい」と告げられたのです。
 身勝手さを反省したB氏は、部署の皆に、自身の非を素直に詫ました。そして信頼回復のために、初心に戻り再出発を図っています。

<今日の心がけ>
自己の原点を見直しましょう

やり直し 感想

 多くの仕事をこなすには、多くの仕事に携わり、時間や経験を重ねる事が大切ですよね。周囲から聞いただけの情報では、仕事の辛さ、改善点など見えて来づらいので実際に自分である程度の体験してみる事が重要です。

 一般的には「課長」までは、その課の事だけに邁進すれば良い立場で、「部長」になると、他部署との連携や全体との調整を行う立場といわれます。
「部長」が、会社の中の数多い仕事のことを全く知らず、一つの部署の仕事しか従事した事がないと大変かもしれません。謙虚な人なら様々な部署から情報を吸い上げて全体の調整に活かせますが、そうでないなら、自分の経験した部署の仕事を優位に進めようとして、他部署に圧をかけがちです。これでは全体の運営に支障をきたしてしまうでしょう。

これからの時代でも、部署間の調整などはAIが苦手とする分野です。労働者として今後も働いていこうと考える人は、自ら率先して様々な仕事をこなし、人の心を前向きに誘導する「管理力」を身に着けていくとよいと思います。