おはようございます。@ukara91です。
4月16日(日)の職場の教養は「犬のお参り」です。
犬のお参り
明和8年(1771年)4月16日に、飼い主が連れて行ったわけではなく、犬が単独で伊勢参りをする犬が数多く目撃されました。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養4月16日(日)「犬のお参り」より
「お墓参り」を記した木札と、銭を紐に通して犬の首に巻き付けておくと、道行く人々がリレー方式で誘導してくれたのです。途中、餌などの世話を受けながら、犬は伊勢まで行き、また飼い主の元に戻っていくのです。
犬が伊勢参りをした多くの理由として、飼い主が様々な事情によりお参りすることができず、代わりに犬に行ってもらったようです。帰ってきた犬の中には、お金がまったく使われず、そのままの状態だったものもあるようです。
今から200年以上前の出来事で、当時は食うや食わずの人々もいたはずです。そのような中、犬のお金をとりもせず、犬に施しをする人もいたりと、日本人の信心深さ、心優しさが垣間見える、エピソードではないでしょうか。
先人の培ってきたより良い精神を受け継ぎ、恥じぬ生き方をしたいものです。
<今日の心がけ>
より良いものを受け継ぎましょう
犬のお参り 感想
犬のお参りは、送り出す人にとってとても良い効果があります。
送り出す人は「今頃犬はどのあたりを歩いているかな?」「そろそろお伊勢さんに着いた頃かな?」など、楽しい想像をすることができます。
人は、こうやってよい想像をすることで人生が好転します。犬は一人旅で飼い主の役にたっていたのでしょうね。
そのような犬に施してくれる人々は、施すことで犬や飼い主の幸せに貢献することができ、自分も幸せになることをよく知っていたのだと思います。
我々の祖先は心が綺麗だったのでしょう。